
この成功は運や偶然??「インポスター症候群」の対処法
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]
「自分は本当にこのポジションにふさわしいのだろうか?」「もっと有能な人がいるはずだ」「いつか無能であることがバレてしまうのではないか?」
会社での昇進、プロジェクトでの成功、「おめでとう」と周りからは祝福されているのに、このように不安を感じることはありませんか? このような心理状態を「インポスター症候群(Impostor Syndrome)」といいます。
研究例:クルーガー&ダニングの実験
アメリカの心理学者、クルーガーとダニングが行った実験では、能力の高い人ほど自分の能力を過小評価し、能力の低い人ほど自分の能力を過大評価する傾向があるという結果がでています(Kruger & Dunning, 1999)。
出典:Kruger, J. and Dunning, D. (1999) Unskilled and Unaware of It: How Difficulties in Recognizing One’s Own Incompetence Lead to Inflated Self-Assessments. Journal of Personality and Social Psychology, 77, 1121-1134.
https://doi.org/10.1037/0022-3514.77.6.1121
これまでやってきたことと自己評価の認識のずれがおこれば、自分を過小評価してしまうインポスター症候群が引き起こされます。そこで、自分でできる対策ケアを見ていきましょう!
①自分の実績をリストアップしてみる
自分の成果を自己評価ではなく、客観的に見てみましょう。たとえばリストアップしたりというように書き出してみると、自分が達成したことが分かりやすくなります。
②他人と比べず、自分と比べる
人と比べるときりがありませんから、比べるのは他人ではなく、自分自身の成長に注目しましょう。過去の自分と比較してみれば、成長していることに気付くはずです。
③褒められた時には「ありがとう」と認める
周囲にほめられたときや賞賛されたときに「そんなはずはない」「たまたま運が良かっただけだ」などと否定せず、「ありがとう」と認めてみましょう。他人の意見は、自分を客観的に見るための貴重な手がかりです。
④完璧主義をやめる
完璧な人間なんていません。完璧を求めすぎず、ミスや失敗も「人間だから仕方がない」という気持ちでいることも大切です。失敗からはたくさんのことが学べるというメリットもあります。
⑤インポスター症候群を共有する
信頼できる友人や知人に悩みを話すことで、共感や励ましを得られるかもしれません。また、インポスター症候群は多くの人が経験するものです。周囲の人たちも同じように悩んでいることに気づいたり、言葉にすることで、気持ちが軽くなることがあります。
インポスター症候群から抜け出すには、客観的に自分をみつめてみること。過小評価するのでもなく、過大評価するのでもなく、あなたの成功を楽しんでくださいね!
#Voicy 【インポスター症候群】自分を過小評価していませんか??
https://r.voicy.jp/Gw9rxGbwKj3

NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら
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