
更年期からの高血圧!原因について
[ 女40代の体にミラクルが起こる!「ちぇぶらライフ」 ]
今回のテーマは、更年期からの高血圧についてです。
先日、このようなご相談が届きました。
「これまでは、低血圧が悩みだったのですが、50代になった途端に健康診断で高血圧と分かり驚いています。これは更年期によるものでしょうか。自分でできる対策があれば教えてほしいです」(50代、女性)。
今まで低血圧だったのに、または、血圧なんて気にしたこともなかったのに、更年期に入り急に血圧が高くなった! このように悩まれる方は多くいらっしゃいます。
厚生労働省の調査、平成30年の国民健康・栄養調査によると、高血圧の女性は40代では9.5%ですが、50代になると33.8%と急激に増加しています。
少しの環境変化やストレスで、大きく変動してしまうのが更年期の高血圧の特徴です。更年期の高血圧は、一過性で更年期が過ぎたら落ち着く人もいますが、一方で慢性的な高血圧になる場合もありますから、今から対策をしていきましょう!
高血圧とは??
更年期高血圧は、更年期から起こる高血圧のこと。ちなみに高血圧とは、最高血圧と最低血圧のどちらか一方、あるいは両方が140/90mmHg以上であることを指します。(※参考:日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン2019)。
更年期の影響で起こる高血圧は、ホルモンバランスの変化によるもの。ホルモンバランスの変化で体内の水分や塩分のバランスが崩れやすくなるため、血圧が安定しなかったり、少しのストレスで高血圧になることがあります。
高血圧の状態が続くと、血管に負担がかかります。すると、血管が狭くなったり固くなる、いわゆる「動脈硬化」が進むと言われています。「動脈硬化」は心筋梗塞や脳卒中などの怖い病気につながるので注意が必要です。
更年期からは、 食事、運動、そして睡眠といった生活習慣の見直しが大切。それらを実践し継続することは、私たちの健康を維持するキーポイントとなります。
次回は、更年期高血圧から慢性的な高血圧にならないための、最新の食べ方のコツと運動法、さらにはツボ押しケアについてご紹介します! 更年期を自分自身の健康と向き合うチャンスに変えていきましょう。

NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター。演劇活動後、ピラティスや整体・経絡、リフレクソロジーなどを学び、出産後の母子のサポートを8年行なう。その活動の中で、40代の女性たちの声や、自身の母が更年期障害でうつになった経験から、更年期を迎える女性の健康サポートを目的とした「ちぇぶら」を設立。永田京子さんの紹介ページは→こちら
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