もしも「ゴルゴ13」がプロ野球選手だったら!?

[ プロ野球選手 中道大波の「ビッグウェーブを乗りこなせ! ]

納得がいかなければ、従わなくていい

「ピッチャーだったら、低めに投げて、ゴロを打たせろ」
「バッターだったら、フライを打つな。ゴロを打て!」

僕は幼い頃から言われ続けていたこの言葉に、とても疑問を抱いていました。ピッチャーはゴロを打たせにいっているのにもかかわらず、バッターはゴロを打とうとしていることですから。これではピッチャーの思う壺ではないかと思うのです。

先の言葉が推奨され理由は恐らくですが、「フライを打つほうが難しいので、フライを狙って空振りするくらいだったら、ゴロでもいいからバットをボールに当てにいけ。バットに当たれば内野ゴロでアウトになることもあるけど、ヒットになる場合だってあるから。三振でゼロの結果を出してしまうよりも、ゼロではない結果にしてセーフになる確率を少しでも上げるということが大事」。かなり詳しく理屈だって説明すれば、このようになるのかと思います。

一方で、今の日本プロ野球、さらには野球の本場・アメリカの大リーグというプロ中のプロの世界では、「フライボール革命」っていうものが流行っています。

「フライボール革命」とは、ゴロよりもフライを打ったほうが、安打や長打が増えやすいことを推奨した理論です。一定のスピード以上でバットを振りつつも、打ち上げるようにボールを打ち返します。ですから、結果的にホームランが増えるのは嬉しいのですが、バットでボールを充てることが難しくなりますから、空振り三振にもなりやすくなるというマイナス面も持っています。

そして僕は結局どうしたのかといえば、「フライボール革命」派です! 別の記事で書かせていただきましたが、僕はホームラン狙いなので。

どれが正解、なんてありません。野球選手でなくても、どの仕事だってそうだと思います。結果を出せばいいのですから、納得のいく方法を選べばいいだけです。

寝る姿勢に、爪の手入れ方法に。大事だと思えば、細部にもとことんこだわれ

「フライボール革命」派以外にも、僕にはルーティンのような自分の中での決まりが、幾つかあります。その一つは、寝る姿勢。

皆さんはどのように寝ています? 普通は仰向きだったり横を向いたりと色々あると思います。しかし僕の場合は、絶対に右肩を下にして寝ないということです。その理由は単純明快。利き腕の右を下にして寝てしまうと、ボールを投げる時にダルくなったり重たく感じたりしてしまうからです。

もう一つは、爪を切るタイミング。普通なら爪は伸びたら切る。それが当たり前だと思いますが、僕は爪を爪切りでは絶対に切りません。爪を切る際は必ず、爪やすりで一本一本、手の力がよく入る長さに整えていきます。「切る」というよりも「整える」と言った方が正しいかもしれません。

僕は、爪は「切る」というよりも「整える」という考えなので、手入れする時間まで決めています。午後の21時というように決めた時間に爪を整え、必ずバットを持って力が入る感覚を調整しています。なぜ21時かといいますと、好きなテレビが始まる時間だからではありません(笑)。

体調って、1日のうちにだいぶ変わります。例えば、起きたばかりは頭がすっきりするものの少しダルかったり、ランチの後は眠くなったり、夕方は頭は疲れているけど体は軽くて運動しやすかったり、夜は足がむくんでいたり。バットを持った時の感覚だって、朝と昼と夜とでは、違うのです。

そこで僕は、毎回同じ時間にバットを持つことによって、いつもと同じ体の感覚でバットを握ることができますから、これに合わせるように爪を整えていきます。

整える作業にしても、かなり時間に正確に行っています。毎回同じ時間に同じ指から順番に、爪を削り、バットを握り、削り加減・力の入り具合を確かめています。たまにうっかり深爪になってしまった時は、気分が失せてやる気がなくなってしまいます(涙)。

最後に、今回の記事のタイトルにある「ゴルゴ13」について。知っている人には説明は不要ですが、『ゴルゴ13』とはさいとう・たかを先生による国民的漫画。「ゴルゴ13」ことデューク東郷という名の暗殺者が主人公です。このゴルゴ13は、どんなに困難な仕事でも完遂するのですが、己の独特なルールを持っていてかたくなに守るのです。

マイルールにこだわる自分は、もしかしたら「ゴルゴ13」に似ているのかも?と思って、こんなタイトルにしちゃいました。とはいっても僕はまだ20代ですから、1968年から連載開始の『ゴルゴ13』にドンピシャの世代ではないのかもしれませんけどね(笑)。

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