心と体の処方箋:やる気が出ないとき

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冬が終わって木々が芽吹く3~4月を木の芽時といいます。季節の変わり目であり、漢方では「心と体の衣替え」というくらいで、体調を崩しやすく、精神も不安定になりがち。寒暖差がストレスになって自律神経がバランス崩すことが原因といわれます。

あなたもやる気が出ない、疲れがとれない、体がだるいといった不調はありませんか? わたしはいつも、この時期になると胃が悪くなる上に、今年はやたら眠くて困っています。 周りの人に聞いても、眠いとかだるい人がたくさん!

せっかく暖かくなってきたのに、もっと元気で春を満喫したいですね~。そこで、今回はやる気が出ないとき、だるいとき、疲れたときにお勧めの簡単なリセット法をご紹介します!

体の処方箋

1. 休む

当たり前ですが、だるいとき、疲れているとき、体調が悪いときは休むこと。熱があっても会社に行く、みたいな風潮は薄れてきたものの、休むことに罪悪感を持つ人は少なくありません。でも、調子が悪いのは「休みたい」という体からのサインですから、疲れたときやだるいとき、眠いときには、遠慮なく体を休めてください。昼寝をするのもいいですね。

2. 早寝早起き

2000年前の中国の医学書「素問」には春の養生法が記されていますが、そこで勧められているのが早寝早起きです。どの季節でも早寝早起きは良いのですが、とりわけ冬のリズムになじんだ体を春のリズムに合わせるのに効果的だそうです。

3. ぼ~っとする

普通に暮らしていると、なにもしない時間はほとんどないと思います。でも、ただただぼ~っとしてなにもしない時間は、心と体のガス抜きになる貴重な時間。一日に5分でいいから、なにもせず、なにも考えない、頭を休める時間をとってみませんか? わたしは少しでも時間があると、頭を休めるようにしています。プチ瞑想効果があって、意外にすっきりしますよ。

4. 上を向く

上を向いていると、暗い気分ではいられません。これは実験でも証明されているのですが、体と心は一体なんですね。やる気が出ないときや暗い気分のときには、上を向いてください。晴れた日は青空を見上げると、気持ちも明るくなります。パワーポーズといって、両手を腰にあてて胸を張るのも効果的です。

5. ストレッチをする

背伸びをしたり、足首を回したり、簡単なストレッチをすると、凝った体がほぐれるだけでなく、氣の巡りが良くなります。手足をぶらぶらさせたり、体を揺するだけでもOK。散歩もお勧めです。氣がとどこおると、体がだるい、やる気が出ないなど不調につながりますから、すきま時間にぜひやってみてください。

6. 目を温める

骨盤が固まっていると血流が悪くなって、イライラしたり集中力が続かなくなります。そういうときには、目を温めましょう。目と骨盤はつながっているので、蒸しタオルなどで目を温めると骨盤が動きます。スマホやパソコンで疲れた目も休まるので、一石二鳥ですね。

7. 旬のものを食べる

アスパラガスや春キャベツ、サワラ、アサリなど、春が旬のものや、たらの芽、にんにくの芽、タケノコ、ふきのとうなど、芽の食材がお勧めです。旬の食材、芽の食材はエネルギーも栄養も豊富で、元気をもらえますよ。

8. 自然に触れる

近くの公園や並木など植物の多いところに行って、自然に触れましょう。この時期はいろいろな花も咲くので心も和みます。自然に触れると「気持ちがいい」と思うのは、自然の整った波動に共鳴して自分の乱れた波動が整うから。気持ちがいいのは心身からのOKサインです。わかりやすいでしょう?! 身近に自然を感じられるので、お部屋や玄関に季節の花を飾るのもいいですね。

心の処方箋

1. 好きな物に囲まれる

自分が好きな物、見たり使ったりすると嬉しくなったり、ほっとする物を身の回りにおきましょう。それだけで良い気分になれます。可愛い子どもやペットの写真、お気に入りのカップなど、なんでも構いません。香りは気持ちに直結するので、好きなアロマや香水、お香などを上手に使うのもお勧めです。

2. 無理をしない

辛いのにそれを隠して笑ったり、嫌なのにお付き合いで出かけたりしていませんか? 自分の気持ちに反することをしていると、一度なら大丈夫でも、だんだん無理が積み重なってきます。そうなってからでは大変なので、心身ともに無理をしない生活を心がけましょう。といっても、自分の気持ちを大切にする余り、相手を不快にするのでは本末転倒。お互いに気持ちよくいられるように、相手の感情も傷つけない工夫をしてください。

3. 自分を責めない

思うようにいかなかったり失敗したときも、自分を責めるのはやめましょう。自分を責めるのは心をムチ打っているのと同じで、傷つきます。起きたことは「仕方ない」と割り切って、なるべくはやく気持ちを切り替えて、精一杯のことをすれば大丈夫。失敗しても誠心誠意対応することで、かえって良い結果になることもありますよ。

4. 気分の上がることをする

落ち込んでいるとき、やる気が出ないときには、自分がほっとすること、気分の上がることをしましょう。美味しいものを食べたり、ゲームをしたり、良い香りの入浴剤を使ってバスタイムを楽しんだり、ごろごろしたり、なんでもOK! 周りの目を気にすることなく、遠慮せずに、自分の心が喜ぶことをしてくださいね。

5. 自分をねぎらう

ほとんどの人は自分をほめたり、「頑張ったね」とねぎらう習慣がありません。でも、いつも頑張るばかりでは心が枯れてしまいます。植物に水をあげるように、「よくやってるね」「偉いね」などと声をかけて、自分の心に潤いや栄養をあげてくださいね。自分を認めることにもなり、自己肯定感も上がってきます。

6. ゆったり延び延び過ごす

体の処方箋でも紹介した中国の医学書「素問」によれば、陽気が発生する春の精神の養生法は、心を広く持ち、人を誉めて怒らないようにして、すべてをゆったりとのびのびさせておくこと。これに逆らって心身を緊張させたり、根をつめて仕事をすると、体調を崩すこともあるので注意してくださいね。

今の時期は陽気も良くなって、昼間でも眠くなることがあります。寝不足だからという訳ではなく、冬から春に体が変わろうとしているときなので、眠ることで春のエネルギーをなじませる意味があるのです。体の声を無視せず、眠いときには眠り、疲れたときには休みましょう。

春になると花が開くように、この季節の人間の心と体は「開く」「解放する」がキーワードになります。固くならず、無理をせず、自然の流れに心身を順応させて、のびのびと過ごしてくださいね。

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