【自分基準】で生きよう! ③  
~やりたいことがわからない~

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「やりたいことがわからない」と悩む人が増えて、やりたいことの見つけ方を書いた本が売れています。

わたしが若いころは皆それほど「やりたいこと」を意識していなかったような気がするのですが、自己啓発的な考えが広まって「好きなことをしたい」「夢を叶えたい」「やりたいことを仕事にしたい」と思う人が増えてきたからかもしれません。

本当に好きなことややりたいことが見つかれば、日々が充実して楽しいし、心が満たされますね。「やりたい」という気持ちこそ、【自己基準】の基本です。今回は【自己基準】からやりたいことを見つけてみましょう。

自分の気持ちを見つめよう

子どものころは「遊びたい」「おもちゃが欲しい」「ゲームがしたい」など、やりたいことがはっきりしていたと思います。それが、先生や親の言うことに従ったり友達の目を気にして自分の気持ちを抑えることが多くなると「~したい」という気持ちが後回しになって、いつの間にか自分の気持ちがわからなくなってしまいます。

本当に大事にすべき自分の気持ちがわからないなんて、人生損していると思いませんか? その状態から脱するには、日ごろから「~したい」「~が好き」を無視しないことです。これは【自己基準】で生きるときの基本ですね。

惰性で動くのではなく、少しでも気になったり「やりたい」と思ったことは行動に移しましょう。「お茶を飲む」「昼寝をする」など、小さいことから始めるのがお勧めです。プライベートな時間だけでも、思ったことを行動に移すことを習慣にしてください。

自分の気持ちに従って動けば心が満たされます。さらに「~したい」の中から繰り返し出てきたり夢中になれることがあれば、そこにやりたいことがあるかもしれません。

潜在意識のサインを見逃さない

やりたいことのヒントは、ふと思いついたこと、なんとなく気になること、心惹かれること、目についたこと、耳にしたことの中にあるかもしれません。それは潜在意識が「これだよ」と知らせてくれているサインです。

人から言われたことや、目にとまった広告のフレーズ、ドラマの台詞、CMの言葉、本の中の文章など、潜在意識のサインはどこでどんな風に来るかわからないので「気のせい」と無視してはいけません。少しでも心にひっかかったことがあれば、忘れないようにメモしておくといいですね。

わたしはパッチワークが好きですが、始めたきっかけはふと目にした雑誌の記事でした。
当初は「これ、好き」というごく軽い気持ちだったのに、今では40年近く続いていて、趣味兼仕事になっています。

頭であれこれ考えない

やりたいことを見つけたいと思うのなら、頭であれこれ考えないことです。
「役立つのかな」「向いているかな」「今からじゃ無理」「どう思われるだろう」などと考えず、「~したい」という心の声や、潜在意識のサインを大切にしましょう。やってみる前から「できるかどうか」や損得を考えていたら、せっかくのサインを活かせなくなってしまいます。

やりたいことには大きいも小さいもありませんし、世間体も関係ありません。仕事になったり、実用性があったりするとも限りません。
このことを知らないと「収入にならない」「時間の無駄だ」と本当にやりたいことを見逃してしまうかもしれませんし、「家族を大切にする」「日々をていねいに生きる」などの一見当たり前のようなやりたいことに気づかないことがあります。

とりあえずやってみる

気になることが見つかったら、とりあえずやってみましょう。準備万端整えてからと思っているとタイミングを逃すことがあり、結局できないままで終わるかもしれません。ただ、いきなり大金を投資するより、まずはお試し感覚でやってみるのがお勧めです。本格的に始める前に、体験したり見学する機会があれば参加するといいですね。

とりあえずやってみることをお勧めするのは、実際にやらないとわからないことがあるからです。やってみて、思っていたのと違ったり違和感があったらやめればいいだけです。そのときは「すぐにやめるのは恥ずかしい」「せっかく始めたから」「習うのにお金をかけたから」などと考えずに本音で決めましょう。

一方で、自分には「向いていない」とすぐに決めつけるのもNGです。初めてのことは誰でもうまくいかないのが当たり前です。下手でも夢中になれるものなら続ければ良いですし、何度失敗しても繰り返し挑戦しているうちにうまくいくこともあります。

この判別には、「上手にできる」という外の基準でなく「楽しい」「やりたい」「夢中になれる」といった【自分基準】を優先させてくださいね。

それでもわからないときには

いろいろやったけれどわからない、ということもあるでしょう。そういうときは焦らないこと!
今はまだタイミングが来ていないのかもしれないし、サインに気づいていないのかもしれないからです。日ごろから「~したい」という自分の気持ちを大切にして「気になったことはやってみる」を続けてみてください。

その一方で、今の仕事や趣味などに打ち込むのもお勧めです。今やっているということは、なんらかのご縁があってしている筈です。そこに全力を注ぐことで、さらなるご縁が生まれたり、やりたいことにつながる場合もあります。

「やりたいことをみつけよう」と意気込むあまり、一つに絞らなければと思う人もいますが、やりたいことは一つとは限りません。

わたしは好奇心旺盛なので、心の持ち方で幸せになれることを伝えたり文章を書くこと、翻訳、産土神社リサーチ、エネルギーを生活に活かすこと、パッチワーク、刺繍、読書など、仕事から趣味までやりたいこと、好きなことがたくさんあります。ですから、やりたいことを無理に一つに絞る必要はありませんよ。

誤解のないように言うと、やりたいことのない人が劣っている訳ではなく、やりたいことがなくてもいいし、必死になって見つけなくても構いません。

やりたいことを探してへとへとになるより、今やっていることに全力を注ぎながら、気になることが出てきたときにそれもやってみるくらいの気楽な気持ちでいるのがお勧めです。というのも、「見つけなければ」と必死になっているときよりも、気楽に自然体でいるときの方が、それにふさわしいものがやってくるからです。肩の力を抜いて、楽しみながら「やりたいこと」を探してみてくださいね。

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