氣を操って開運しよう

[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]

元気、気力、病気、気持ち、やる気、合気道など、日本語には「気」のつく言葉がたくさんあります。この気はエネルギーのこと。鳥山明の漫画『ドラゴンボール』でも、体内エネルギーのことを「気」と言っていますね。

昔は「氣」という字を使っていました。「米」は八方に広がることを意味しますが、新字体の気の「メ」は〆(しめる)になり、エネルギーが押さえ込まれている感じです。本来エネルギーは放出されるものなので、ここではそれにふさわしい「氣」を使って説明します。

良い氣の状態とは

人間の氣は常に全身を流れ、外に放たれるのが自然な状態です。逆に、中に閉じ込めようとすると氣がとどこおって、調子が悪くなります。空気でも淀んでいるのは良くありませんね。自然にあるものは循環し、流れているのが良い状態で、とどこおっている状態は望ましくありません。

元気なときは、氣がきちんと循環して本来の波動になっている状態。
本来の波動でいると宇宙の根源の波動と共振するので宇宙からのエネルギーをもらえて、ますますパワーが出ます。

調子が悪かったり病気のときは、体内の氣がとどこおって波動も落ちているので、気持ちも沈み、負のスパイラルに陥ってしまいます。

氣の状態を知るには

でも、体内の氣が循環しているのかとどこおっているのかは目に見えませんね。そういうときに誰でも簡単に状態を知ることのできるセンサーが「気持ちいい」「イライラする」などの感覚です。

たとえば「すっきりしている」「気持ちいい」「軽い」という感覚はOKサインです。逆に「だるい」「やる気が出ない」「イライラする」「重い」などと感じたら、氣がとどこおっているということです。

現代人は頭でばかり考えて感覚を軽視しがちですが、感覚を侮ってはいけません。お風呂上りに「さっぱりして気持ちいい」と思うのは、体の汚れがとれただけでなく、お湯につかって毛穴が開いて邪気が出たから。そういう風に感覚でしかわからないこともありますし、頭ではとらえられないような少しの不調でも、感覚なら「なんだかおかしい」と知らせてくれます。

こんなにわかりやすいのに使わないのはもったいない! これまで頭でばかり考えていた方は、日ごろから自分がどのように感じているのかを意識してみてください。慣れてくると、自然にわかるようになります。

氣を回す、整える

体内の氣がとどこおっていると感じたら、体を揺らしたり、ストレッチ、足首回し、散歩などで体を動かしましょう。人間も動物なので動いているのが自然な状態ですから、長い間じっとしているのは良くないのです。

なんだか上手くいかないときには、場所を変えたり、違うことをすることで、氣を変えることができます。集中がとぎれたら休むなど、上手に切り替えられるといいですね。

また、邪気がたまると氣の循環が妨げられます。邪気はネガティブな思いや怒り、悲しみ、嫉妬などの感情や体内のとどこおった氣、外からの悪い氣、人の念などさまざまなものがあり、普通に生活しているだけでも邪気がたまります。

六月と十二月に神社で行われる大祓(おおはらえ)や節季(せっき)などの年中行事で邪気を祓う、粗塩かお酒を入れたお風呂に入る、足の裏を丁寧に洗う、換気をする、水拭きする、柏手を打つ、小豆を食べるなどして、日ごろから邪気を祓いましょう。

体にはチャクラと呼ばれるエネルギーポイントが7つあります。氣がとどこおるとチャクラの回転が悪くなり、心身の不調として現れます。それぞれのチャクラには特性がありますが、ここでは難しく考えず、まずは全体がバランス良く整うようにしましょう。

おすすめはお風呂で心身をゆるめながら、「ドレミの歌」を歌うこと。
それぞれのチャクラの波動は音階とリンクしているので、ドレミの歌でその波動を体に響かせて整えるわけです。

このときはリラックスして、楽しくゆっくり歌うのがポイント。
歌が難しければ、「ド~」「レ~」と一音ずつ長くのばしても構いませんが、音程が狂わないようにしてくださいね。

運氣を活用する

氣の中でもよく聞く言葉が運氣。これはわたしたちの氣に影響を与える自然のリズムのことです。自然のリズムですから良いときもあれば悪いときもあり、個人の運氣はバイオリズムという形で知ることができます。

あらかじめ運氣がわかっているのですから、それを利用して、運氣が良い時期は積極的に動きましょう。低迷している時期のことを空亡(くうぼう)、大殺界(だいさっかい)などと呼びますが、悲観することはありません。この時期の過ごし方が大切といわれていて、運氣が悪いときには用心をしてむやみに動かず、来るべき時に備えて休みながら力を蓄えればいいのです。

また、日々の行動でも運氣を上げることができます。
朝日を浴びる、感謝をする、ほめる、親切にする、運の良い人に会う、花を飾る、請求書はすぐに支払う、幸せ気分で眠る、人の見ていないところで善行をする、寄付をするなど、ちょっとしたことであなたの運氣を上げられるので、ぜひやってみてください。

運氣取りという言葉を聞いたことがありますか? これは吉方位(きっぽうい)というエネルギーの良い方位に行くことで、その場の氣をもらうというもの。吉方位旅行、方位取り、祐気取り(ゆうきとり)とも呼ばれ、自分で簡単に良い氣をためられる開運法です。

運氣取りの効果を高めるためにはできるだけその土地の氣を取り入れたいので、遠くに長時間行く(効果は時間と距離に比例します)、現地で眠る、現地の水や食べ物をとる、温泉に入る、神社にお参りする、日光を浴びる、深呼吸をするのがお勧めです。吉方位は年、月、日によって、その人の生まれた年によって異なります。今はネットでも調べられるので活用するといいですね。

今回は、氣の観点からエネルギーの活用法をご紹介しました。簡単にできることが多いので、無理のない範囲でやってみてください。

運氣をためるときには一気にたくさんためようとせず、少しずつ何度も繰り返してためると大きな反動がありません。
次回は宇宙の法則に焦点を当てて書きますので、お楽しみに!

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