時間に追われない生活

[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]

いつも時計を見て「何時までに~をしなければ」とか、なるべく早く目的地に着こうとか、エレベーターがなかなか来ないとイライラしていませんか? わたしたち現代人は知らない間に時間に追われて、せかせかしています。でも、これは本来の生き方なのでしょうか?

今回は、効率を追い求める、無駄を省く、速いことが良いなどという常識を捨てて、もっと自由にのびのびと生きてみませんか、というご提案です。

価値観とライフスタイルの変化

こんなにも時間に追われるようになったのは、高度経済成長期からではないかと思います。当時を知らない人も増えていますが、「もっと、もっと」と追い立てられるように働き、社会全体に活気があった半面、自然や環境、心の充実、人間的な生活は軽視されてきました。

時代は変わり、特に風の時代になって、物質よりも精神面を大切にする人が増えてきましたね。また、コロナの流行でテレワークが進んだりライフスタイルが変わることで、仕事第一で時間に追われる生活よりも、プライベートや家庭を大切にする人間らしい生活が見直されるようになりました。

若いころはわたしも勤めていましたが、働き方を変えて個人事業主として自宅で仕事をするようになってから、心にも体にもゆとりができました。それまでは、スケジュールがぎっしり埋まっていて丸一日家にいるのは月に数日だったのに、自由時間がぐんと増えて出かける予定のある日はごくわずかという真逆の生活に! ステイホームが推奨されるようになる前からそうだったので、いまでも外出は必要最小限でもストレスがありません。家にいられるのが嬉しいというのが本音です。

わたしの周りにも、コロナ流行の前は仕事が忙しくて休みもままならなかったのに、出張や夜のお付き合いがなくなり、会議もオンラインになったお陰で早目に帰宅できるようになって、体も楽だし気持ちにも余裕ができて嬉しいと言っている人が何人もいます。

忙しすぎて自分の心と体を二の次にして、多少具合が悪くても仕事にいくのが当たり前、みたいなライフスタイルが見直されてきたのは、良いことですね。

意識して余裕を作るには

ゆとりある生活ができるようになったのは嬉しいことですが、そういう人ばかりではありません。そこで、忙しい中でも余裕を作る方法をご紹介しましょう。

〇深呼吸をする

簡単で、いつでもどこでもできることですが、何度か深い呼吸をするだけで体がゆるみ、落ち着いてきます。カーッとしたり、イライラしたり、なんだかモヤモヤするときには、ぜひやってみてください。ゆっくり呼吸をしながら10まで数えるのも効果的です。

〇わざとゆっくり行動する
いつもよりゆっくり歩く、信号が変わりそうなときには敢えて待つ、エレベーターの開くボタンを押して他の人が出るのを待つ、人に道を譲るなど、意識して余裕ある行動をすると、心にもゆとりが生まれます。よほどのことがない限り、そんなに急ぐ必要はありませんよ。実際にやってみても、特に困らないことがわかると思います。

〇ていねいに暮らす
ゆっくり行動すると似ていますが、素材を活かして食事を作る、ペットボトルでなく葉からお茶を淹れる、きれいに服をたたむ、靴をそろえて脱ぐ、ゆっくりお風呂に入る、といった日々の暮らしを一つずつていねいにすると、時間の流れがゆっくり感じます。これを基本にしていけば、ゆとりのある暮らしができますね。

〇ぼーっとする時間をもつ
時間に追われていると、いつも何かしていると思います。そういうときには、3分でも5分でもいいので、何もしない時間、ぼーっとする時間をとりましょう。頭で考えるのを止めるのがポイント。思考と行動を止めると心の中にスペースができて、ゆとりが生まれますよ。スマホを見るのをやめて、電車の中や待ち時間、昼休みにやってみてください。リラックスできたり、すっきりする筈です。

〇自分のペースを乱さない
これが一番大事といえるかもしれません。一人一人、自分のペースをもっているので、人に合わせて無理に速くしたり遅くすると、それだけでストレスになってしまいます。何をするときでも、自分が心地よくいられるペースを乱さないようにするだけで余裕がもてます。仕事でも速く仕上げようと焦るよりも、自分のペースでていねいに進める方がミスもなく、良い結果になります。

「心地よい」というのは潜在意識のOKサインであり、波動も良い状態ですから、そういう状態をなるべく長い時間もてるようにしましょう。時間に追われているときは、せかせかして心地よくはいられません。心地よくない状態は「違う」「NG」という潜在意識のサインなので、なるべく避けたいですね。

時間に追われないということは、他のことに引きずられず、自分のペースを守ってていねいに暮らすこと。つまり、自分を大切にすることにつながります。

周りの人や環境、自然、地球を大切にしながら自分らしく生きることが、一番の幸せなのではないでしょうか。今回紹介したことで少しでも共感できる部分があれば、あなたもやってみてくださいね。

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