辛(つら)くならないおまじない① 心と体編

[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]

12月にはクリスマスや忘年会といったイベントがあって心うきたつ反面、年末で仕事の締め切りが早まったり、お正月の準備や大掃除など、いつもより忙しくなりますね。することが増える上に気持ちも慌ただしくなるので、焦ったりストレスがたまって辛(つら)くなる人も出てきます。今回は、そんな時期に心身共に余裕をもって過ごせるコツをお届けします。

まず することは

まずは、今わかっている範囲ですることを書き出しましょう。やらなければならないことを見える化するだけで、すっきりします。「あれもこれも」と頭の中で考えるより、いったん頭の外に出すのがポイント。それをカレンダーに割り振って、仕事を持っている方なら休みの日にやることを書き入れてもいいし、専業主婦の方なら〇日までにクリスマスの準備をする、▽日までに年賀状を書く、◇日から大掃除を始める、□日までにお正月の買い出しを済ませる、△日からお節料理を作るなど、具体的に計画しておくとわかりやすいと思います。

12月13日は正月事始めといってお正月の準備を始める日なので、この日から大掃除やお正月の準備を始めるのもいいと思います。ただし、これにこだわる必要はないので、自分にとって一番楽なスケジュールを組みましょう。普段よりもすることが増えている筈なので、スケジュールは敢えてゆるめにするのがポイントです。できれば、予備日として一日あいている日を何日かとれれば理想的ですが、一日あけるのがむずかしければ夕食後は何もしない日をとるなど、体を休める時間を確保してください。

おまじない① 【完璧を求めない】

真面目な人ほど「きちん」としようと頑張ってしまいますが、これが曲者です。余裕があるのならそれもいいのですが、余裕がないときにたくさんのことを「きちん」としよう、完璧にしようとすると、自分を追い込んで辛(つら)くなります。人間だから疲れるし抜けたところもあって当たり前くらいの気持ちを持てるといいですね。

まずするべきことを書き出して計画を立てようと書きましたが、計画はあくまで予定であり目安です。完璧を求めない第一歩として、その計画通りに進まなくてもOKと思ってください。予定がずれてきたら調整しつつ、最後に帳尻が合えばいいくらいのゆるい気持ちでいるのがお勧めです。

計画だけでなく、やろうと思ったことが100%できなくても構いません。頑張りすぎて体調を崩しては困るので、無理しない程度にできるだけのことをすれば大丈夫です。

おまじない② 【一人で頑張らない】

年末の家事やお正月の準備は、どうしても主婦(主夫)の負担が大きくなってしまいます。一人暮らしの場合は自分ですべてしなければならないし、帰省するのなら、その前に済ませる必要がありますね。でも、一人でできることは限られていますから、何でもかんでも一人で抱え込まないでください。

ご家族のいる方は、休日を上手に使って家事や大掃除を分担して協力してもらいましょう。大掃除には力仕事もあり、照明器具など高いところの作業もありますから、それは力のある人や背の高い人に頼むなど、それぞれがやりやすいことを担当すれば負担になりません。

家族に手伝ってもらったときには、大げさなくらいお礼を言うのをお忘れなく! 家族なのだから分担するのは当たり前などと思わず、「ありがとう」と笑顔でねぎらうと、相手の慣れない掃除の疲れも報われますし、自分も気持ちよくなりますよ。

いまは家事代行サービスもあるので、自分で大変なことは専門家に頼むのもいいですね。重い物やかさばる物は宅配にしてもらえば楽ですし、買い物にいく時間を家での作業にあてられます。我が家では台所と換気扇、お風呂、トイレなど水回りをセットにして、一年に一度お掃除サービスにお願いしています。プロは使う洗剤も違い、素人とは違うテクニックもあるので、普段の掃除よりもさらにピカピカになって気持ちよく新年を迎えられます。

おまじない③ 【頑張っている自分をねぎらう】

これは心のケアになりますが、毎日頑張っている自分をねぎらうことも大事です。休憩時間に好きなお茶を飲むとか、一日の終わりにへとへとになったときに「よく頑張ったね」と自分に言ってあげて、ゆっくりお風呂に入るとか寝室に好きなアロマを炊くなど、リラックスする時間をもてれば癒されます。

自分をねぎらい大切にすることを怠っていると、心がすり減ってきます。「今日もよく働いたね」と自分に声をかけたり、体を休ませたり、リラックスすることは、植物に水をあげるように心に栄養をあげることになるので、ぜひ忘れずにやってくださいね。

自分をねぎらうことを習慣にしていつもできれば理想的ですが、慌ただしい師走だからこそ普段よりもそれが必要になります。忙しいときほど自分をねぎらってホッとした時間を持つことで、体の疲れもとれますよ。

12月はクリスマスや忘年会などで、人と会う機会も増えます。そういう時は雑事を忘れて楽しく過ごしましょう。ストレスが発散できて、良い気晴らしになります。やらなければならないことが続く中で気分転換ができると、仕事や家事もはかどりますね。ただし、羽目をはずしすぎず、次の日に響かない程度にするのがポイント! 上手にメリハリをつけて、慌ただしい時期を元気で乗り切ってください。以前に書いた「時間に追われない生活」の記事も参考になると思うので、余裕があればお読みくださいね。


開運幸せトレーナー。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。認定産土カウンセラー、開運カウンセラー協会会員。英日・日英翻訳家、パッチワークキルト作家。大田亜侑さんの紹介ページは→こちら

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