立春から始まる2022年の運氣とは

[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]

1月も終わりに近づいてお正月気分も抜けたと思いますが、実は、新年の運氣に切り替わるのは立春からです。意外だという方が多いかもしれませんね。今回は、本格的に新年の運氣になるとはどういうことなのか、何をすればいいのかについてご紹介します。

暦の上での新年

現在一般に使われている太陽暦、グレゴリオ暦では12月31日に古い年が終わり、1月1日から新年がはじまりますが、伝統的には2月の節分に前の年が終わり、立春から新しい年が始まるとされていて、新年の運氣もそのころから本格的になります。新年に限らず運氣の切り替わりは一日で起きるものではなく、新しい運氣がじわじわと入ってきて、節目になるときから徐々にそれが強まります。それを考えても、立春から新年の運氣になるというのは理にかなっているといえるでしょう。

ちなみに、2022年の立春は2月4日、節分は2月3日ですが、これは毎年同じではありません。昨年は立春が2月3日、節分は2月2日でした。うるう年の関係で日にちが変わるのですが、節分の日が変わるのは28年ぶり、2月2日になるのは124年ぶりだったそうです。間違えないように、立春と節分の日にちは毎年確認してくださいね。

節分の意味

節分というと豆まきのイメージが強く、子どものものだと思っていませんか? 節分は季節を分けることを意味していて、各季節の始まり(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことです。江戸時代以降は、特に立春の前の日をさすようになりました。

昔から季節の変わり目は邪気が入りやすいと考えられ、そのため、お節句には邪気を祓う行事が行われてきました。また、この時期は寒くて体調を崩しやすいため、新年を迎えるにあたって、宮中では厄や災難を祓い清める追儺ついなという儀式が行われました。現在の豆まきはこれを元にして、鬼(=邪気)を払い無病息災を願う行事になったのです。ですから、大人だけの家でも豆まきは行ってくださいね。

2022年の運氣

今年は五黄土星が中宮する五黄の寅年。毎年九つの星が順番に中宮に入ってその年に大きな影響を与えますが、五黄土星は五行では土に属し、なにしろパワーが強烈! 非常に強い氣を持つ帝王の星であり、破壊と再生をつかさどるとされています。

2022年の年盤

この「破壊と再生」が大きなテーマで、世界中で広まっているコロナの感染にも表れていますね。さまざまな面で、これまでの価値観がくつがえされています。社会的にも個人的にも大きな変化の年であり、自分の意志とは関係なくリセットさせられるようなことが起きるかもしれません。ただ、悪いことばかりではなくこれまでの古い価値観が変わったり、なかなか変えられなかった悪習から抜け出すこともできます。

破壊の後には再生が起こりますから、そこで自分を失わず、これを乗り越えられれば人生のステージが上がるような運氣といえるでしょう。土がテーマなので、うわべにまどわされず、地道に目の前のこと、やりたいことに取り組んで、来るべき新しい世界に備えて土壌づくりをするのがお勧めです。

また、今年は36年に一度の五黄の壬寅みずのえとらです。寅は金運、財運に関係が深く、その中でも五黄の寅はエネルギーが強いとされています。お金の面でも大きな変化が起きる可能性があるので、無茶はせず、賢くお金を扱って増やしていくにも適したとき。壬寅には、冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれる年になるという意味があります。いまは厳しい状況が続いていますが、そこから新しいものが出てくると思うと希望がもてますね。本格的な新しいスタートの一歩手前といえます。

わたしたちがすべきこと

これまで書いてきたように、良くも悪くもパワーが強い変動の年ですから、自分軸をしっかりすることが大切です。これからは、「皆がしている」ではなく「自分が~したい」に価値観が移ってきます。世間や人のいうことを鵜呑みにせず、自分で考えて決める。これが基本です。あなた自身が主役ですから、自分は何が好きなのか、何をしたいのかを自問して、それに従って日々選択していきましょう。

開運するためには、運氣に流されるのではなくその流れに乗ることが必須です。そのためには、依存から自立へと舵を切り替えることが何より大切! それが自分軸になって新たな道を切り開いていく基礎になり、次へとつながっていきます。

運氣の流れに乗るには

大きな変化のときには、古いものに固執しないことが大事です! 川の流れと同じで、岸につかまっていては流れに乗れませんね。コロナ以前の働き方や生活に戻ろうとせず、目の前にきたものを受け入れて、抵抗するのはやめましょう。これまでと同じような思考や行動は時代の波に逆行することになり、無駄なエネルギーを使うだけです。過去に固執するのは重いエネルギーなので、新しいものに抵抗せず、いらないものは手放して、心軽やかにいくのがお勧めです。

良いところは活かしつつも、新しいことを取り入れる柔軟性が必要になります。そもそも判断基準が変わっていくので、これまでのように正しいかどうかで判断するのではなく、自分が心地よくいられるもの、良い気分になるものを選んでください。心地いい状態は波動が良く、運氣とも同調しますから、常識や価値観が変わっていっても周囲に惑わされずにすみますよ。

「大きな変化」「パワーが強い」などのキーワードが何度も出てきて、怖いとか不安に感じた方がいるかもしれません。そんな必要はないので、安心していてくださいね。慣れ親しんだものが変わるのには抵抗がありますが、それはより良いものへの道ですから、むしろ歓迎すべきことです。悪いことが起きるのではないかと恐れるのではなく、変化を楽しむくらいの気持ちでど~んと構えているのが吉。周りに振り回されず、自分はどうしたいのかを最優先にしていってくださいね。


開運幸せトレーナー。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。認定産土カウンセラー、開運カウンセラー協会会員。英日・日英翻訳家、パッチワークキルト作家。大田亜侑さんの紹介ページは→こちら

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