
運が良くなる7つの習慣
[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]
運の良い悪いは生まれつきだと思っていませんか? 生まれたときの環境や遺伝子などで恵まれているかどうかはあるでしょうが、後から運を良くすることは可能です。あなたがもし、自分は運が悪いと信じ込んでいるとしたら、もったいない。わたしの本にも書いていますが、今回は科学的な根拠に基づいた運の良くなる習慣をご紹介します。なるほど! と思うものがあったら、ぜひやってみてくださいね。
早寝早起き
昔から早寝早起きがいいといわれていますが、これには根拠があります。電気のない時代は暗くなったら活動ができないので早めに眠り、朝日が昇ると起きる生活をしていました。この自然にそった生活が、実は人間の体のリズムにとって理想的なのです。電気はとても便利ですが、この文明の利器が不規則な生活を助長してしまったともいえますね。

目覚めたら、まず朝日を浴びましょう。なぜかというと、目の網膜が朝日を認識すると、セロトニンというホルモンが分泌されます。このセロトニンは感情をコントロールして心身を安定させ、幸せを感じやすくするので、幸せホルモンともいわれるもの。セロトニンには覚醒の調整という働きもあるので、朝すっきり目覚めるためにも欠かせません。だから、朝日をあびてセロトニンを分泌するのは大事なのです。
また、セロトニンからは良質な睡眠に導くメラトニンが作られます。メラトニンは活性酸素を分解したり、免疫に作用するなど重要な働きをするホルモンなので、どちらもしっかり分泌されないと困りますね。
不規則な生活をしたりストレスが多くなると、セロトニンが出にくくなってしまいます。心が安定して幸せならば波動が高くなって運も良くなりますから、幸せホルモンであるセロトニンをしっかり出すためにも、早寝早起きをして規則正しい生活を心がけてください。
食べ物
セロトニンはトリプトファンという必須アミノ酸から出来ています。必須アミノ酸は体内では作れないので、外からとらなければいけません。つまり、セロトニンを増やしたければ必須アミノ酸を含む食べ物が必要です。それには、卵、ごま、米、赤身の魚や肉、大豆製品、乳製品、バナナ、アーモンドなどがお勧め。セロトニンを生成するときに働くビタミンB6もいりますから、ニンニク、ごま、唐辛子、鶏胸肉などの油の少ない肉や鮭、さば、さんま、酒粕なども一緒にとるといいですね。

セロトニンを出やすくするには、朝食で卵などのたんぱく質と野菜を、パンなどの炭水化物の前にとると効果的です。一日の活動に影響してくるので、しっかり食べましょう。
また、セロトニンの90%は腸で作られるため、腸内環境を整えることも大切です。発酵食品や食物繊維を積極的にとって、腸に良い食事を心がけてください。
体を動かす
「運動」という言葉があるように、体を動かすことが運を動かすことにつながります。人間も動物なので、本来、動いているのが自然な状態ですが、日本人は世界一座っている時間が長いという統計があるほど。意識して体を動かしたいですね。
ここでお勧めなのが歩くことです。歩くと足の裏や第二の脳といわれるふくらはぎ、太ももの血流が良くなって、脳が活性化してセロトニン、オキシトシン、ドーパミンなどのホルモンが出ます。散歩中にアイディアがひらめいたり、頭がすっきりするのは、そのためなのです。氣の巡りも良くなりますから、ぜひ歩くことを日常に取り入れてください。

パワーポーズをとる
体と心は一体なので、落ち込んでいるときはうなだれるし、空を見上げると心が上向きになります。上を向いて「気持ちがいい」と思うのは、ポジティブになるベータエンドルフィンやドーパミンが出るからなのでしょう。運を良くするには空を見上げる、上を向くことを習慣にしましょう。
また、背筋を伸ばしたり胸を張ると、しゃきっとします。パワーポーズといわれる自信満々のポーズを毎日2分とると本当に自信がつく、というハーバード大学の実験結果もあります。行動を変えることで気持ちも変わり、ひいては運も上がるなんて嬉しいですね。

ほめ上手になる
ほめられると、良い気持ちになりますね。ほめ上手な人は、自然に人間関係が良くなります。ただし、ほめるのとお世辞は違うので要注意。心にもないお世辞はかえって相手を不快にさせることもあるので、本当に良いと思ったことをほめましょう。
ほめるときにはその人や物の良い点を見ています。ほめ上手は、言い換えれば相手の良いところを見つけるのが上手な人。これは心の癖のようなもので、良い点に目がいく人と悪い点ばかりに目がいく人がいます。どちらが好かれるかは一目瞭然ですね。意識を向けたことが拡大するというのが宇宙の法則なので、良い点に意識を向けると良いスパイラルが起こり、ますます運も上向きます。
しかも、良い点に目がいくようになると自己評価も高まり、自分が恵まれていることにも気づいて自然に感謝が生まれるから一石二鳥。慣れないうちは、意識して良いところを見つけるようにしてください。それを続けていると、いつの間にか出来るようになってきます。
運がいいと信じ込む
運がいい人は、「自分は運がいい」と思っています。良いことが起きるから「運がいい」と思い、そこでまた良いことが起きる。コロンブスの卵のようなもので、どちらが先かわかりませんが、それなら「自分は運がいい」と決めてしまえばいい訳です。根拠なんていらないので、勝手に思い込むだけ。決めると物事が動きますよ。
実は、運が良いと思っても悪いと思っても、起きることは大差ないという統計があります。同じことが起きても、どう捉えるかで「運がいい」とか「運が悪い」と思うのです。捉え方が違うと行動も変わり、それが積み重なっていくと、出発点は同じでも「運がいい」と思っている人はさらに運が良くなっていくのですね。

運の良い人のそばにいる
長年連れ添った夫婦はずっとそばにいるので、なぜか似てきます。お金持ちになりたければ、お金持ちのそばにいなさいともいいますね。なぜならば、脳にはミラーニューロンという神経細胞があり、それは他人の行動や意図を理解して活性化します。やがて相手と同じような行動や考え方をするようになるから、その人に似てくるのです。運の良い人のそばにいるときも同じですから、そばにいるとその人の考えや行動パターンが自然と身につきますよ。
これまでのことをまとめると、考え方や行動を変えることで運が良くなるといえますね。しかも、誰にでもできることばかり! 全部しようと頑張らなくていいので、やりやすいことから取り入れてみてはいかがですか? そのときに大事なのは、続けられるものにすること。一度や二度では効果は期待できません。ずっと続けることで少しずつ運の良い体質に変わっていきますから、気長に楽しみながらやってみてください。

開運幸せトレーナー。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。認定産土カウンセラー、開運カウンセラー協会会員。英日・日英翻訳家、パッチワークキルト作家。大田亜侑さんの紹介ページは→こちら
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