魂を解放して自分らしく生きる②-究極の癒しを求めて-

[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]

前回は心のブロックがあなたの足を引っ張っていると書きましたが、もっと深いところであなたに影響しているものがあります。自覚していないことがほとんどですが、ブロックよりも根深く心の中に刻み込まれているものがあなたのことを強く縛りつけていることがあり、これを解かない限りは本当に解放されることはありません。その中には魂の契約と呼ぶ人がいるほど根深いものも…。今回はそれを解く方法をご紹介します。

自分を縛っているものとは

なにが自分を縛っているのかは普通わからないものですが、目に見える形で出てくることがあります。それは、繰り返し現れること。いつも詰めが甘くて同じような失敗を繰り返すとか、取り組んでいることがあっても途中で困難なことに出くわすと止めてしまうとか、お付き合いするのはなぜかいつもダメな男性だとか、やめようと思っているのにお酒を飲んでしまうとか… 

また、自由にふるまっている人にイライラする、派手な格好をしている人を見ると不快だなど、客観的に見ればなんともないことに反応する場合は、「自由に振る舞ってはいけない」「年相応にすべきだ」などそれに反する制限を心の中に抱えているのかもしれません。

繰り返し出てくることは、心に刻み込まれた思いが原因になっている可能性が高いといえます。自分の意志ではないのに、なぜか繰り返してしまうことがあったら、「この原因となっているものは何だろう」と考えてみてください。自覚していなくても、薄々わかっていることはよくあるので、怖がらずに自分の中を見つめてください。

親に対して、子どもの頃の体験で恨んでいる、許せないと思っている人もいることでしょう。親との確執が心の深い傷になっているとさまざまな現象になって現れるので、ぜひとも解決したいですね。

どうすればいいのか?

まず、覚えておいて欲しいのは、自分に厳しくしないこと。自分を責めないこと。どんな思い込みや制限をもっていても、悪いことととらえず、そういうものを持っているんだと客観的に受け止めてくださいね。また、自分の心の中を見ることを怖れないことも大切です。誰も何も言いませんから、怖がらずに本当の自分を見つめてください。

「~しなければいけない」「~すべきだ」などの思いに気づいたら、「そうしなくてもいい」と自分に許可をしてください。「良い人でなければならない」「幸せになってはいけない」「成功してはいけない」「お金には縁がない」など、いろいろあると思いますが、その都度「幸せになっていいよ」「お金を持ってもいいよ」と許可してあげましょう。

「わたしには価値がない」「わたしは愛されない」「わたしには~が足りない」「わたしはダメな人間だ」「できる筈がない」などの思いが出てきたら、「それは間違い」と自分に言ってあげてください。深く傷ついたときにトラウマとなって心に残ることがありますが、実は、トラウマは脳の誤作動に過ぎません。本来なら徐々に忘れていくはずのことが、誤作動が起きてずっと残ってしまうのです。だから、自分で思い込んでいても、その思いを「間違ってる」と否定すればいい訳です。トラウマだからなかなか抜け出せないと悲観するよりも、脳の誤作動にすぎないと思う方が、気持ちも楽になりますね。

究極の癒しとは

許せないという気持ちは大変強いもので、心がぎゅっと縮んでしまいます。逆に、許すことができれば心がゆるんで、なにより自分がとても楽になります。小さいことから大きなことまで、すべて許すと決めることができれば、究極の癒し、心の平安が訪れます。

許すと聞くと、おこがましいような気がするかもしれません。でも、子どもの頃からいままで、あなたが失敗してもおかしなことをしても、周りの人が許してくれたからこそ、いまがあるのではないでしょうか。「お互い様」の気持ちで、あなたも同じことをすればいいだけです。

他人を許すと、自分のことも許せます。そうすると、他人にも自分にも優しくなれるので良いこと尽くめ。許すということは、自分が握りしめていた心の中のわだかまりを手放し、過去を手放し、身軽になることでもあります。許せるようになると、自分を好きになれて、世界が変わります。一気にそこに行くのは大変でしょうが、「許す」という意識をもって実践し続けて、あなたも解放されて心軽く、楽に生きられるようになりますよう願っています。


開運幸せトレーナー。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。認定産土カウンセラー、開運カウンセラー協会会員。英日・日英翻訳家、パッチワークキルト作家。大田亜侑さんの紹介ページは→こちら

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