
自分を大切にするとは? ①~体 編~
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近年、「自分を大切にしよう」と言われるようになりました。とても大事なことなのですが、それと共に「自分を大切にするって、どういうこと?」という質問も受けます。具体的なイメージが浮かばない人も多いようですね。ということで、改めて自分を大切にすることについて書いてみたいと思います。まずは、体からはじめましょう。
無理をしていませんか?
元気な人ほど「このくらい大丈夫」と無理をしがちですが、これは自分を大切にすることの真逆です。自分を作っているのは心と体なので、そのひとつである体に負荷をかけすぎないようにしましょう。無理をしない、頑張りすぎない、疲れすぎない。大雑把にいうとこの3点を守れば、基本は大丈夫です。
仕事などでやむを得ないこともあるでしょうが、忙しいときには休日にゆっくり休むとか、飲み会は断って早目に寝るとか、できるなら5分でも昼寝をするとか、なんとか疲れすぎないように工夫をしましょう。これに限らず、できる範囲で工夫をすることは、自分を大切にする上で欠かせません。

体調がおかしい、具合が悪いと気づいたら、休養をとるのはもちろんのこと、必要であれば病院に行くことも考えてください。薬は嫌だとか時間がないなどと先延ばしにして、悪化したら困りますね。早めに対処するのが一番です。
危険を避けることも大事
赤信号なのに道を渡ったり、かけこみ乗車をしたり、治安の悪い地区を通ったり、暗い道を歩いたり、とよく考えたら危ないことをしていませんか? そのほかにも、踏み台にのって高い所にある物をとったり、雨上がりや雪の後のすべりやすい道を普通の靴で歩くなど、日常生活には一歩間違えば怪我につながることがたくさんあります。この夏、いつも頼んでいる植木屋さんが作業中に梯子から落ちて大けがをして、廃業に追い込まれてしまいました。専門家が仕事をしているときでさえ、危ないことがあるのです。
怪我をしたり事故にあわないように気を付けることも、自分を大切にすることになります。それと共に、ほかのことを考えながら作業をしたり、「このくらい大丈夫だろう」と過信したり油断をしないようにしましょう。そういうときほど、思わぬ怪我や事故につながりやすいからです。いましていることに集中する癖をつけておくといいですね。
健康な体を維持しよう
なにをするにも、健康な体がなければできません。その健康を保つのも、自分を大切にすることの大きな要素です。体は食べるもので出来ますから、バランスの良い食事をとることは基本ですし、旬のものを食べてエネルギーを補給するのもお勧めです。水分をしっかりとり、添加物は避ける、良い素材を自分で料理するなどもいいですね。腹八分目といいますが、食べ過ぎ飲み過ぎにも注意しましょう。

健康を維持するには、よく眠ることも欠かせません。温度や明るさに気を配ったり、電磁波を出すスマホなどを持ち込まないとか、眠りやすいように寝室の環境を整えることも大切です。眠る数時間前に入浴して眠るころに深部体温を下げておくと、自然に眠れるようになります。
入浴もそうですが、体を清潔にしたり、心地よくすることも大事です。肌ざわりのよいタオルや下着を選んだり、こまめに洗濯をして「さっぱりした」「気持ちいい」という感覚でいれば大丈夫。人間の感覚は思っているよりもずっと大事なことを伝えてくれますから、その感覚を目安にしてくださいね。感染予防の意味でも、帰宅したら手洗いとうがいをする、体調が悪いときは無理をしないなど、病気にならない工夫もお忘れなく。
適度に体を動かすことも、忘れてはいけません。使わない機能は、若い人でも衰えてきますから、具合が悪くない限りは、散歩などの軽い運動をするといいですね。じっとしていると氣がとどこおってしまうので、それを巡らせる意味でも体を動かしましょう。ただし、無理は禁物です。スポーツをするときも、準備運動をきちんとする、水分を補給するなど、体に負荷がかかりすぎないようにしてください。
環境を整える
健康に気を配っていても、環境が劣悪では困ります。心地よくいられる空間に身をおけるようにしましょう。温度や湿度の調節、換気、気候に適した服装はもちろんのこと、こまめに掃除や片付けをして快適な空間を保ってください。大掛かりな掃除でなくても、目についたところを拭く、ついでにゴミを拾う、一日の終わりにはテーブルを片付けるなど、少しずつきれいにする習慣を身につければ、いつも快適な状態でいられます。自宅であればお気に入りの物に囲まれるのもいいですね。
仕事場でも、デスク周りをきちんと片付ける、ハンカチに好きな香りのアロマをたらしておく、寒いときにはひざ掛けを使う、食後に好きなお茶を飲む、休憩時間に伸びをするなど、心地よくいられるように許される範囲で工夫をしてください。ストレスをためこまないためにも役立ちます。

自分を大切にするというと大層なことのように思うかもしれませんが、体に関していえばきちんと管理をして良い状態にしておくこと、自分をいたわって優しくすることです。記事を読んで「な~んだ」「知っている」ということばかりだったかもしれませんが、知っているのと実践するのは別ものです。当たり前のことだからこそ、しっかり行動するのが大切なのです。一番のポイントは「やりすぎない」「ほどほどに」。自分をいたわることは怠けることとは違いますから、体の声をよく聞いて無理をせず、必要なら休んで、いつも元気でいてくださいね。次回は、自分を大切にする「心編」をお送りしますので、お楽しみに。

開運幸せトレーナー。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。認定産土カウンセラー、開運カウンセラー協会会員。英日・日英翻訳家、パッチワークキルト作家。大田亜侑さんの紹介ページは→こちら
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