年末の開運アクション

[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]

12月も押し詰まってきましたが、新年を迎える準備はおすみですか? 今回は、大掃除の合間にできる、年末の開運アクションをご紹介します。来たる年に良い運氣にのれるよう、やってみてくださいね。

一年の終わりの開運アクションとは

家の大掃除をするように、自分の身の周りや心身のデトックスをすることが、年末の開運アクションになります。神道では祓いにはじまり祓いに終るというように、悪い物を祓うことや清めることが何より大事だと教えていますが、エネルギーの観点からもまさにその通りで、とどこおっているものや古いものをいつまでも抱え込んでいては新しいものの入る余地がありません。だから、新しい年に開運したければ、いらないものを捨ててスペースを作っておきましょうという訳です。

古くなったものを手放そう

気に入っている物でも、ずっと使っているとくたびれてきたり、傷がついたりします。身の回りを見渡して、そういう物があったら年末に手放しましょう。たとえば、塗りが一部はげかけた箸や欠けたお皿、ゴムがゆるんできた靴下、くたびれてきたタオルなど、まだ使えると思っても、それを使うことで無意識にストレスを感じるくらいなら、思い切って処分してすっきりするといいですね。

どうしても捨てるにしのびない物があるときには、リサイクルに出したり、フリマで売ったりして、使ってくれる人に渡すという手もあります。コレクションしていた物や気に入っていた物は捨てられないこともあるでしょうが、誰かに使ってもらえると思えば手放しやすくなりますよ。

古いものを手放したら、新年には新しい物を使いはじめましょう。特に、下着や歯ブラシ、台所のふきん、スポンジなどを新調すると、新しい運を呼び込むきっかけになります。新年から使いはじめるために、年末に買っておくといいですね。


年末に買っておきたい物のひとつに、来年の干支の置き物があります。さまざまなデザインのものがありますが、高価なものでなくても自分が「好き」と思うものがお勧めです。それを、大掃除が終わってから28日までに玄関に飾ってください。

手放すといい意外なもの

いらない持ち物を捨てるだけでなく、頭の中のいらない思考もどんどん捨てましょう! いつも自分が正しいと思っているとか、自分の考えを押し付ける傾向があるとか、誰にでも心の癖がいろいろあると思います。「これはいらない」と気づいたら、その都度、「もういりません、さようなら」と言いながら(心の中でもOKです)、その考えを心の中から取り出して宇宙に投げ返すイメージをしましょう。その後「これでなくなった」と言えば、終了です。イメージしにくい方は、紙に書き出して、それを焼いたりびりびりに引き裂いて捨ててください。いらない考えを、自分の中から外に出して捨てるのがポイントです。

もうひとつお勧めなのが、髪を切ること。髪の毛には念が入るとされ、毛先には邪気がたまるといわれています。だから、髪を切るとすっきりするんですね! わたしたちの五感は、自覚している以上に鋭く、無意識に邪気がなくなったことを察知しているのです。定期的に毛先だけでも切るのがいいのですが、12月の慌ただしい時期には美容院どころではないという人もいることでしょう。でも、一年の終わりの開運アクションだと思って、12月中に髪を切りにいってくださいね。

縁起がいい年末詣で

初詣に行く方は多いと思いますが、新年を迎える準備を早目にすませて、年末にお参りしませんか? 年末にお参りするのを年末詣でといいます。そのころは神社も大掃除の後なので清々しく、お参りしても気持ちがいいですよ。しかも、初詣よりも参拝者が少ないので、神様とゆっくりお話ができます。冬至の直後はエネルギーが強いので、それも年末詣でが縁起が良いといわれる所以です。


年末詣での目的は、神様に一年の感謝を伝えること。一年間お守りいただいたことに感謝して、来年もよろしくお願いしますとご挨拶してください。やりたいことがあるときは、神様に後押しをお願いしましょう。「~を叶えてください」と丸投げするのではなく、自分もできるだけのことをするので後押しをしてくださいとお願いするのがポイントです。

お参りするときは、大きな神社や有名な神社ではなく、いつもお守りいただいている自分やご主人の産土神社か地元の氏神様に行ってください。身近な神様を大切にすることは、開運の大きな要です。

家に神棚のある方は、古いお札やしめ縄をお返しして新しいお札をいただきましょう。お札を年末に変えなければいけないという決まりはありませんが、年末詣でのときに新しいお札をいただくことに決めておくと、変えるのを忘れることがありませんし、古いお札もお焚き上げしていただけます。

年越の大祓

31日には各地の神社で大祓の儀式が行われます。半年間の罪穢れを祓ってもらえるありがたい行事です。その前から茅の輪が出ている神社も多いので、当日でなくても茅の輪をくぐって形代かたしろを納めましょう。年末詣でをすると、そのときに大祓もできて一石二鳥ですね。


28日までに大掃除をすませて、玄関をもう一度水拭きなどで清めてから松飾や鏡餅をおそなえすると、新年に家に来てくださる歳神様をお迎えする準備が整います。せっかく歳神様が来てくださるのですから、お正月の三が日はなるべく出かけずに、家でのんびりしたいですね。歳神様をおもてなしするためにも、良い一年にするためにも、家族そろって仲良く、良い雰囲気でお正月を過ごしましょう。2023年があなたにとって佳き年になりますようにお祈りしております。


開運幸せトレーナー。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。認定産土カウンセラー、開運カウンセラー協会会員。英日・日英翻訳家、パッチワークキルト作家。大田亜侑さんの紹介ページは→こちら

【大田亜侑さんの著書、そして最近ハマっているものをご紹介します!】

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。