
後回しをやめると良いこと尽くめ
[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]
仕事をしないといけないのに机を片付けたくなって、肝心の仕事を後回しにすることはありませんか? 大事な仕事があるのに雑用をしたくなるのは、仕事に取り掛かるのを少しでも先にのばしたいからです。わたしたちは、重要だけどやりたくないこと、頭を使わなくてはならないことから逃れるために、頭を使わない楽なことをしたくなるのです。でも、時間の流れが速くなっている今、そうしていると後手後手になって、取り残されてしまいますね。今回は、そんなことにならないよう、後回しをやめようという提案です。
なぜ後回しにするのか
後回しにしてしまう理由には、実際の作業が面倒だというものから、慣れないことなのでなかなか腰が上がらない、優先順位が低い、単にやる気がしないなど、さまざまなものがあります。また、後回しにすることが癖になっているのかもしれません。その裏にあるのが、逃げたいという気持ち。実は、これが曲者なのです。
逃げるということは、正面から向き合わない、受けとめないということです。そうすると、エネルギーが分散したり、無駄なことにエネルギーを使ったりして、肝心のやらなければいけないことに力を注げないのが困りもの。おまけに一番良い時を逃してしまうので、やっと取り組んだときにはいろいろなことがかみ合わなくなる可能性があります。
また、「なんとかなる」と勝手な楽観主義ですぐに手をつけない人もいます。いざ取り掛かってみたら思うように進まなくて、その結果締め切りに間に合わなくなることも… そんなことを続けていると無責任な人と思われてしまいますから、注意してください。

すぐに行動することの利点
1%の成功者と99%の凡人の違いは、行動力だといわれます。思っていても動かなければなにも成し遂げることはできませんね。成功する人の共通点は行動が速いこと。思い立ったが吉日というように、アイディアが浮かんだときは、それを実行するのにエネルギーが最適な状態です。だからこそ、「~しよう」と思いつくのです。思いついたときはやる気もありますから、ぐずぐずせずに行動しましょう。
すぐに行動するとエネルギーが停滞しないだけでなく、頭の隅に「やらなきゃいけない」というストレスや「まだやっていない」という後ろめたさを抱えずにすみます。このストレスは思っている以上に大きく、そのために後回しにするという悪循環が生れてしまいます。
また、今は昔よりも時間が速くなっているので、もたもたしていると、せっかくの好機を逃がしてしまいます。誰でも、「もっとはやくやれば良かった」と後悔したことがあるのではないでしょうか。後回しにすると思いついたときとは状況が変わってしまうので、すぐに行動すればうまくいくものも、うまくいかなくなる可能性があります。そんなことになったら、もったいないですね。

すぐに行動するためには
そんなことを言われても、すぐに行動するのはむずかしいと思っていませんか? 実は、この「むずかしい」という思い込みが行動を妨げる大きな原因になっています。まずは、「行動するのはむずかしい」という思い込みを捨てましょう。「行動するのは簡単だ」「わたしはすぐに行動できる」と口に出して言うのもいいし、紙に書いてもいいですね。または、「行動するのがむずかしい」という気持ちを胸の中から取り出して、宇宙に投げ返すイメージをしたり、実際に投げ返す動作をするのも効果的です。
この「むずかしい」という気持ちに代表されるように、行動をはばんでいるのはあなたの気持ちです。頭では「やらなければ」と思っているのに、「面倒だ」「やりたくない」「逃げたい」などの感情があると、ついつい後回しにしてしまうのです。
アイディアが浮かんだときや何かをしなければいけないときにすぐに行動するには、感情がわく前に動くのがポイントです。例えば、わたしは早起きが苦手なのですが、布団の中でぐずぐずしていると「起きるのが嫌だ」「もっと寝ていたい」など、起きたくない気持ちが出てくるので、それが出てくる前に体を起こします。いったん起き上がればそれほど苦ではないものです。やる気が出るまで待つ必要はありません。他のことでも、感情が出る前にとりあえず体を動かしましょう。立ち上がる、パソコンの電源を入れる、本を開くなど、簡単なことでいいんです。それがきっかけになって、次の行動につながりますよ。これも慣れですから、練習をしていれば自然にできるようになってきます。
完璧主義の人は、準備を完璧にしてから始めようとする傾向があります。でも、準備を完璧にするのはほぼ不可能だと思ってください。そんなことに時間をかけるよりも、最低限の準備をしたら動いてみるのがお勧めです。なぜなら、実際にやってみてはじめてわかることは意外と多く、事前に必要だと思って準備したものが無駄になることもあるからです。とりあえず動いてみて足りないものは足し、必要なら軌道修正をしながら進むのが一番効率的なやり方です。完璧主義はやめて、「良い加減」を身につけましょう。

今年になってから特に、ふと思いついたらすぐ行動した方がいいと感じています。この「ふと思いつく」のは潜在意識からのメッセージですから、それに従っていると潜在意識とのパイプが太くなってきて、メッセージをキャッチしやすくなります。逆に、メッセージを「気のせいにすぎない」と片付けたり、見て見ぬふりをしていると、メッセージがきても気づきにくくなってしまいうので要注意です。すぐにはわからなくても、潜在意識はわたしたちに必要なこと、ベストなことを教えてくれるので、自分の潜在意識と仲良くできれば人生がより良くなりますよ。その意味でも、すぐに行動しないのは自らチャンスを捨てているようなものです。これからは後回し癖を直して、すぐに行動できる人になって開運しましょう!

開運幸せトレーナー。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。認定産土カウンセラー、開運カウンセラー協会会員。英日・日英翻訳家、パッチワークキルト作家。大田亜侑さんの紹介ページは→こちら
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