あなた専属の神様、産土神とつながろう

[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]

あなたを守ってくださる神様のことをご存じですか? 日本人には、あなただけを専属で守ってくださる神様、産土(うぶすな)の大神様がいらっしゃいます。昔は、自分の産土神のことを知ることができるのは選ばれた人だけといわれていましたが、今は望めば誰でも産土の大神様とつながる神社を調べてもらうことができます。これまでそんなことは聞いたこともないという方も、この記事を目にした時点で、産土の大神様からの呼びかけがあるのかもしれません。今回は、あなたにとって一番大切な神様である産土神と産土神社について解説します。

産土の世界とは

人間を木に例えると、何かをしようとするときに枝葉ばかりつけ足しても、その土壌や根っこが弱いと足元がしっかりしませんね。この土の部分にあたるのが産土の世界であり、根にあたるのがご先祖様、仏様の世界です。


産土の うぶ は、産声や産湯の「うぶ」です。産土の世界は、あなたのルーツであり、魂のふるさと。産土神社にお参りすることで自分の産土神とつながり、魂のふるさととの絆を深めて足元をしっかり地固めできます。産土の世界と縁を深めることは開運の土台、といわれる所以はそこにあるのです。

わたしは2006年に産土様のことを知って自分の産土神社にお参りにいくようになりました。それまでは特に神社が好きということもなかったのに、初めて産土神社にお参りに行ったら不思議と懐かしい感じがして、とても居心地がよかったのを覚えています。そして、今ではお客様の産土神社を鑑定するまでになりました。導かれるように産土の世界とかかわるようになり、その後思いがけない方向に開運していったのは、本当にありがたいことだと感謝しています。

あなたを守ってくださる産土の大神様

産まれる前から死んだ後まで専属で守ってくださる、あなたの神様が産土の大神様。人間でいえば親のようなご存在であり、わたしたちは親しみを込めて産土様とお呼びしています。産土様は、あなたが産まれた土地に太古からいらっしゃる土地神様です。神社が創建されるよりもはるか昔からその土地に宿っておられる大自然神なので、人間が名前をつけた神様や神社のご祭神とは異なります。だからといって、名前のついた神様よりも力が劣るとかそういうことはないので、ご安心くださいね。

産土様は守護するだけでなく、あなたの願いを叶えるべく後押しをしてくださいます。縁結びも得意なので、産土様にお参りするようになって結婚が決まったという話はよく聞きます。産土様は生涯変わることのない一生の守り神ですから、あなたにとって一番大事な神様なのです。

守護といえば、東日本大震災のときは産土信仰をしている東北の仲間は、産土様や守護の神様のお陰で、皆さんご無事で大きな被害もなかったと聞いています。もちろん、わたしも家族も無事でした。

数年前、わたしが帰宅途中に青信号で横断歩道を渡っていたとき、右折してきたタクシーに接触されたことがあります。そのときは、体がふわっと浮いたような感覚で尻餅をつきましたが、怪我もなくすみました。こんな風に「いざ」というときには特にお守りいただいているのは、本当にありがたいですね。

産土神社とは

産土神社という名前を聞いたことがあるかもしれません。これは神社の名前ではなく、自分の産土の大神様とつながることのできる神社のことです。生まれた所の近くになりますが、産土様とのご神縁できまるため、家から一番近い神社とは限りません。特別な鑑定で調べると、あなたの産土神社はどこなのかがわかります。

ここで書いている産土神社は古神道の考えに基づいて、あなたの魂の神縁によって決まる神社なので、現在の神道でいう産土神社とは異なります。いまの神社庁が教えてくれる産土神社は人間の定めた地域ごとに決まるため、古神道の産土神社とは違うことをご了承ください。


自分の産土神社がわかったら、お参りにいきましょう。産土様は神社の社殿にいらっしゃるとは限らず、鎮守の森や川、石などに宿っていることもありますが、「わが産土の大神様」と呼びかければ、すぐに来てくださいます。産土様はあなた専属の神様ですから、感謝を伝えるだけでなく、近況をお話ししたり、困っていることや叶えてもらいたいことを話してください。そして「わたしも精一杯やりますので、後押しをお願いします」とお願いすれば、願いが叶うように後押ししてくださいます。そのお陰で、産土神社にお参りして産土様との絆が深まれば深まるほど、あなた一人の力ではむずかしいことでもうまくいき、開運していくのです。

産土神社が遠いとき

産まれた土地に住んでいないと、産土神社がわかってもなかなかお参りにいけませんね。でも、ご安心ください。いま住んでいる所の近くに、あなたの鎮守の大神様とつながれる鎮守神社があります。鎮守の大神様とは親戚の伯父様のようなご存在で、産土様とのご神縁で決まります。いまの家を起点にしているので、引っ越しをすると鎮守の大神様も鎮守神社も変わりますが、産土様のようにあなたの担当の神様であることには違いありません。産土神社が遠い場合は、普段は鎮守神社にお参りして、帰省したときなどに産土神社にお参りすれば大丈夫です。


大きな神社や有名な神社にお参りするのもいいのですが、それは大会社の社長さんにアポなしでいきなり会いにいくようなものです。日ごろの参拝も初詣も、自分にとって一番ご縁の深い産土神社や鎮守神社に行きましょう。その上で、他の神社にもお参りすればいいのです。

人間の社会でも親や親戚をないがしろにはしませんね。神様ならばなおさらです。あまりお参りしないからといって神様は怒ったりはしませんが、定期的にお参りすればそれだけご縁が深まり、後押しもいただけるようになります。そうしていると、他の神社にお参りするときにも、産土様からのつながりで歓迎していただけますよ。


この記事を読んで自分を守ってくださる神様がいることを知り、産土神社にお参りにいくきっかけになれば嬉しいです。産土神社を知ることは、あなたにとってかけがえのない生涯の宝となります。自分の産土様とのご縁を深め、ますます開運する人が増えることを願ってやみません。

※自分の産土神社の鑑定をご希望の方はこちらからどうぞ。


開運幸せトレーナー。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。認定産土カウンセラー、開運カウンセラー協会会員。英日・日英翻訳家、パッチワークキルト作家。大田亜侑さんの紹介ページは→こちら

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