成功したければ、独りで抱え込まない

[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]

人に頼らずに自力で頑張るのはすばらしいことですが、それをやりすぎると辛くなりますね。真面目な人ほど「手伝って」と言えずに、独りで抱え込む傾向があります。でも、独りでできることには限界がありますから、それを超えてしまうとどうにもならなくなってしまいます。そんなことにならないように、上手に助けをかりながら、自分も楽になるような方法をご紹介します。

独りで頑張るのをやめる

責任感の強い人や他人に弱みを見せなくない人は、与えられた仕事をきちんとやり遂げなければならないとか人に迷惑をかけてはいけないと思って、誰かに頼ったり助けてもらうのは悪いことだと感じています。これは受けてきた教育の影響も大きいので、その人を責めるのは筋違いですが、考え方を変えるとずいぶん楽になりますよ。

人に頼るのは悪いことではないと認識を変えましょう。仕事量が多すぎたり、スケジュールがいっぱいいっぱいだったり、体調が悪かったり、個人的な事情がある場合などは、独りで抱え込むよりも複数の人で手分けする方が効率も良く、あなたの心身の負担もぐんと減ります。

そのためには、日ごろから家族や友人、仕事関連の人、ママ友、近所の人などと良い人間関係を築いておくことが必要ですし、手伝ってほしいと頼むときのタイミングや頼み方などにも気を付けましょう。これは、安易に自分の仕事を人に押し付けるのとは違います。「困っているなら手伝うよ」と言ってもらえるような関係ができているといいですね。そしてお互い様の気持ちで、相手が困っているときには快く手を貸すこともお忘れなく。

他力を借りられる人になろう

どんなに優秀な人でも、体力や使える時間といった物理的なことはもちろん、能力や得意不得意、知識、人脈など、一人でできることには限りがあります。客観的に考えればわかりますが、苦手なことはそれが得意な人に頼むとか、大変なときは誰かの助けを借りる方が速く楽にできます。自分では苦手でもそれを得意な人にお願いすると、その人は難なく楽に作業できますし、相手の長所を生かすことにもなります。わたしの開運の師匠は、得意な人に頼むことは、相手のためにもなると仰っていました。「弱みを見せるのは嫌だ」「人に頼むのは苦手」「迷惑をかけたくない」「わたしさえ我慢すれば」などと考えるのはやめましょう。それよりも、やるべきことを期限内にきちんとやり遂げることの方が大切です。常々「大切なことを優先させる」と割り切っていれば、無駄に気をつかうことがなくなって、あなた自身の心も体も楽になります。


周りの人に手助けしてもらえればいいのですが、身近な人にはかえって頼みにくいこともあります。そういうときには、専門家や行政・民間のサービスを利用することも考えましょう。病気になったときにお医者さんにかかるのと同じで、知識も経験もある専門家に相談する方が良いこともたくさんあります。また、最近は行政にも民間にもさまざまなサービスがありますから、自分が使えそうなもの、困ったときに使うかもしれないものを調べておくといいですね。これは仕事に限らず、家族や子ども、家庭内のことなど、いろいろなことに応用できます。

わたしの母は背が低いので足も短く、年をとってからは深い浴槽に入るのが大変になり、お風呂に入るのが苦痛だと言っていました。そこで、高齢者でも入りやすい浴槽はないかとケアマネージャーさんに相談したところ、工事の会社を紹介してくれただけでなく、区の住宅改修費の補助や高齢者向けの住宅改造費の給付制度が受けられることがわかり、費用面でもずいぶん助かりました。これは専門の業者さんに工事を依頼し、行政のサービスも使った例ですが、自分では知らないことも専門家に相談すればわかることがたくさんあると実感した出来事でした。

見えない力も借りよう

力を貸してもらうのは、人だけとは限りません。前回の記事でご紹介したあなたの産土様や鎮守の神様、そのほかの守護のご存在、神仏の後押しをお願いすることもできます。丸投げでお願いするのはNGですが、できることを精一杯やった上で後押しをしていただければ、自分の力だけでは出来ないことも可能になりますよ。

この連載で毎月ご紹介している開運日は、新しいことをはじめたり、金運に良いなど、それぞれ特有のエネルギーをもっています。あなたのやりたいことを開運日に合わせて行うことで、見えない力を借りることができます。

吉方位という言葉を聞いたことがありますか? 吉方位は良いエネルギーが満ちているので、そこに行くことで自ら運をためることができます。細かい決まりはここでは省きますが、吉方位に行って良い運をためておくと何かをするときに上手くいきやすくなりますし、凶方位を避けることで危機回避になります。旅行だけでなく引っ越しのときに使うと、吉方位に住むことで運が良くなります。これも見えない力のひとつですね。


自分一人の力でなんとかしようとするのはやめませんか? 自力と他力の両輪でいく方が、ずっとパワーアップします。スポーツの世界でも、スター選手だけに頼るのではなく、スターを活かしながら各自が出来ることで活躍する方がチームとしてうまくいきますね。風の時代はコミュニケーションがとても大切です。これからは何事も、お互いに得意なことを活かしつつ、チーム感覚で力を合わせて取り組んでいきましょう。


開運幸せトレーナー。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。認定産土カウンセラー、開運カウンセラー協会会員。英日・日英翻訳家、パッチワークキルト作家。大田亜侑さんの紹介ページは→こちら

【大田亜侑さんの著書、そして最近ハマっているものをご紹介します!】

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。