心の拠り所があれば頑張れる

[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]

あなたには心の拠り所がありますか? 心の拠り所といわれても、よくわからない、考えたこともないという人が多いかもしれませんね。すべて順調にいっているときには忘れているかもしれませんが、失敗したとき、辛いときや状況が悪くなったときには、心の拠り所があると救われます。今回は、日ごろは意識することの少ない心の拠り所について、考えてみたいと思います。

心の拠り所とは

改めて、心の拠り所とはなんでしょうか? 辞書によれば『心の支えになるもの、癒しになるもの、生きがい』となっていて、気力を生みだす元であり、励みになるものでもあります。いざというときに頼れたり、「これがあるから頑張れる」と思えるものがあれば、それだけで安心できる上に充実感もあります。

心の拠り所は、心の安全地帯、避難所ともいわれます。辛いときに逃げ込める、安全な場所なのですね。困ったときほど真価を発揮するのが心の拠り所、といっても過言ではありません。だからこそ大切であり、少なくともひとつはもっておきたいものなのです。

心の拠り所の見つけ方

心の拠り所がわからないという人は、自分がなにを大切にしているかを考えてみましょう。仕事なのか、家族なのか、恋人なのか、趣味なのか… その他にもあるかもしれませんし、このうちいくつか、または全部でも構いません。

本を読んだり、映画を見たり、好きなことをリストにしたり、ペットや植物を育てるのも、心の拠り所を見つけるのに役立ちます。夢中になれるものや感動体験は心の支えになりますし、趣味の仲間から親しい友人ができることもありますね。

心の拠り所になるもの

家族や子ども、恋人、友達、先輩など、人が心の拠り所になっているケースが一番多いかもしれません。人であれば話を聞いてもらうだけでも心が楽になりますし、困ったときには助けてくれるかもしれません。とても心強い存在ですが、こちらは拠り所だと思っていても相手の気持ちが離れていてはまずいので、日ごろから人間関係を良くしておくことが大切です。この場合は一方通行ではなくお互い様の精神で、相手が悩んでいるとき、困っているときには、こちらも寄り添って、必要なときには手を貸してあげましょう。

打ち込めるものは、心の拠り所になります。その意味で仕事や趣味は心の支えや生きがいになると共に、達成感や人脈も得られていいですね。夢中になれるという意味では、夢や目標も心の拠り所になります。夢や目標があればやる気も出ますし、それを叶えたいという強い気持ちがあなたを支えてくれるからです。

癒されるといえば、ペットや植物も心の拠り所になります。心を込めてお世話をするのは楽しく嬉しいことですし、見たり触れたりすることで癒されたり心がなごみます。特に一人暮らしだと、ペットの存在が大きいですね。


楽しかった思い出も心の支えになります。写真を見ながらそのときのことを思い出すと、懐かしくて優しい気持ちになったり、やる気が出て頑張れたりします。ただし、現実逃避や思い出にしがみつくのとは違うので注意してくださいね。大変なときは心が暗くなりますが、「こんな楽しいときもあった」「辛いことばかりじゃない」と、人生悪いことばかりではないと思えると目の前のことも乗り切れます。

大好きで慕っている神様や仏様がいる場合は、いざというときに大きな支えになってくれます。宗教とは関係なく、日ごろからお参りしている神社やお寺がある人はそこが心の拠り所になり、困ったことがないときも行くだけで癒されます。ここにくると落ち着くという場所があれば、そこも拠り所といえますね。

オリンピックやスポーツの世界大会などで日本チームが良い成績を上げると、自分も頑張ろうという気持ちになりませんか? 直接知らない芸能人、スポーツ選手などでも、頑張っている人を見ると励まされます。大好きな「推し」を応援したり見ることで、元気をもらっている人も少なくありません。


本やマンガ、映画、ドラマを見ると、その主人公の生き様に感動したり、気づきがあったり、心に残る場面や台詞から勇気をもらうことがあります。好きな音楽や美術も、聞いたり見たりすることで元気が出ますし、心が和むこともあります。舞台やコンサートなど、生で触れるものならエネルギーが直接伝わって、体の充電にもなりますね。

たくさんあるほど良い

心の拠り所というと一つと思うかもしれませんが、心の支えであり、生きがいや励みになるのなら、あればあるほどいいと思いませんか? 長年の間には心の拠り所だった人やことがなくなることもありますから、拠り所はたくさんもつのがお勧めです。また、複数の拠り所をもつことで、ひとつにだけ依存しすぎることを予防できます。

仕事が生きがい、と仕事一筋に生きていた人が仕事で大きな失敗をしたり、最悪その仕事から離れなければならなくなったとき、ほかに拠り所がなければ心が折れてしまいます。立ち直るのも大変です。でも、家族や恋人、趣味など仕事とは別の拠り所があれば、そこで話を聞いてもらえたり、癒されたり、これがあるからいつまでも落ち込んでいられない、頑張ろうと思えるようにもなりますね。気持ちが揺らいだときに無条件で支えてくれるのが心の拠り所ですから、ひとつでなくたくさんある方がいいのです。


心の拠り所は、あなたにとってお守りのようなものです。とても大切で、いざというときには支えてくれるのですから、これほど心強いことはありませんね。いままで意識したことがなかったというあなたも、この機会に考えてみませんか? これがあれば大丈夫、という心の拠り所があれば、この先なにがあっても乗り越えていけます。


開運幸せトレーナー。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。認定産土カウンセラー、開運カウンセラー協会会員。英日・日英翻訳家、パッチワークキルト作家。大田亜侑さんの紹介ページは→こちら

【大田亜侑さんの著書、そして最近ハマっているものをご紹介します!】

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。