心が楽になる生き方のススメ

[ 「しなやかに生きるための開運幸せレッスン」 ~運気の上げ方、お教えします~ ]

なにかを見聞きしたときに、「そんなのあり得ない」とか「あの人はお化粧が濃すぎる」「離婚した人は負け組だ」などと思うことはありませんか? それによってイライラしたり不快になるのに、大半の人はなぜかこのようなジャッジ(=裁くこと)をしょっちゅうしています。今回は、このジャッジをやめて楽に生きませんかという提案です。

なぜジャッジをするのか

わたしたちはそれぞれ価値観が違うので、自分の価値観に合わないものを見ると「~はおかしい」とか「~は良くない」とジャッジをしてしまうのです。つつましいのが良いと思っていると好きなように振る舞う人にイライラしたり、派手な格好をしている人を見て「年甲斐もない」などと思ったり… 冷静に考えると大きなお世話です。

ジャッジをする理由のひとつは、自己肯定感の低さだといいます。自分に自信がないから人や物ごとの粗探しをしてマウントをとるというか、無意識に自分の劣等感をなぐさめている訳です。


また、考え方の癖として「良い」「悪い」、「好き」「嫌い」のように白か黒かのどちらかで考える人がいます。このような人は意外に多いのですが、常にジャッジをすることになり、自分にも他人にも厳しいために生きづらくなってしまいます。

ジャッジはお門違い?!

本来、物事そのものはニュートラルですが、人が勝手に「良い」「悪い」と意味付けをしているだけです。まずは、そのことを思い出してください。あなたは「悪い」と思っても、他の人はそう思わないかもしれません。「自分が正しいと思った瞬間から間違いが始まる」という言葉があるように、価値観は人それぞれなので、自分が正しいとは限らないことを忘れないようにしましょう。

また、人にはそれぞれ自由に好きなことをする権利があり、それは家族や自分の子どもであっても同じです。人のことをとやかく言うのはお門違い。勝手にジャッジをするなんて、おこがましいことなのです。


このことを肝に銘じたら、ジャッジをやめましょう! といっても、これまで無意識に繰り返しやってきたことなので、いきなり全部やめるのは難しいと思います。とりあえず、自分がジャッジをしたら、「いまジャッジをした」と気づくのが第一歩。気づいたら、その都度「取り消し」と思えば大丈夫です。それを繰り返していくと、ジャッジをするのが減ってきます。

ジャッジをやめると生きるのが楽になる

「良い」「悪い」、「正しい」「正しくない」で考えるのをやめてみませんか? 正義感が強いのは悪いことではありませんが、それが行き過ぎるとイライラしたり怒るだけでなく、人間関係も悪くなってしまいます。実際、世の中は白か黒かで割り切れるものは案外少なく、その中間のグレーゾーンに入るものがたくさんあります。その上、人間は感情の動物なので、正論で攻められるとかえって反発を招くことも少なくありません。あなたがいくらジャッジをしても、社会が良くなる訳ではないのです。「グレーゾーンもある」「曖昧なものもある」そういう風に考えられるようになると、寛容になれますね。

ジャッジをやめる大きな利点のひとつが、自分を責めなくなることです。ジャッジばかりしていると自分へのダメ出しも多くなります。ダメ出しは自分をムチ打っているようなものですから、それがなくなると縮こまっていた心がふんわりしてきますよ。自己肯定感も上がってきます。これこそ、自分を大切にすることなのです。


ジャッジをやめると、不必要にピリピリすることもなくなり、「そういう考えもあるのか」と自分の幅を広げることにもなります。嫌いな人もいなくなって、自分にも人にもやさしくなれます。良いこと尽くめだと思いませんか?

「~でなければならない」と決めつけず、人に迷惑をかけなければ「何でもあり」と広い心で受け入れましょう。人間関係も良くなり、心も穏やかで生きるのが楽になりますよ。あなたも今日からは、自分にやさしい生き方を始めてくださいね。


開運幸せトレーナー。
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。認定産土カウンセラー、開運カウンセラー協会会員。英日・日英翻訳家、パッチワークキルト作家。大田亜侑さんの紹介ページは→こちら

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