
オンライン上に誕生したダ・ヴィンチ美術館とは?
[ 天才ダ・ヴィンチに学ぶ人生の極意 ]
海外にあるダ・ヴィンチ博物館
イタリアのフィレンツェやミラノ、レオナルド・ダ・ヴィンチの生家があるヴィンチ村には、いくつかのダ・ヴィンチ博物館が点在しています。そこには、主に乗り物や軍事兵器、日用品などの、ダ・ヴィンチが構想した発明品の模型が展示されています。私も実際に訪れて写真を撮ってきました。
そのうちのいくつかは、直に触れて操作をすることができる体験型の施設になっています。



フィレンツェにあるダ・ヴィンチ博物館(Leonardo Interactive Museum)
https://leonardointeractivemuseum.com/en/
天才ダ・ヴィンチの発明に触れることは、きっと子供にも良い影響を与えるでしょう。学校の団体ツアーも受け入れているようです。私が行った時は、家族連れの入場者が多い印象でした。大人が行っても想像力が刺激される素敵な空間となっています。
ミラノやヴィンチ村にも、違った見せ方をしている発明品の展示がされていますので、もしご興味がある方はぜひ行ってみてください。
ダ・ヴィンチ博物館は世界に存在していますが、ダ・ヴィンチの絵画を集めた美術館は存在していません。たとえば、ピカソ美術館やダリ美術館など、芸術家の名前が美術館の名称になっている施設は多くありますが、なぜかダ・ヴィンチに関しては博物館こそあれ、美術館はないのです。
その理由は、真筆と認められているダ・ヴィンチ絵画は十数枚と非常に少なく、欧米を中心に各地に散らばっているためです。
実際に、私はスペインのバルセロナにあるピカソ美術館に行ったことがありますが、当然ながら本人の本物の作品が展示されていました。もしピカソ美術館といいながら、本物の作品がそこになかったら、きっと拍子抜けしてしまうでしょう。
しかし、世界に散らばるダ・ヴィンチ作品を一箇所に集め、体系的に作品の価値を伝えることは、意義のあることだと感じました。
リアルで本物を一箇所に結集させることは難しいため、画像の展示とはなりますが、オンライン上に立ち上げてみてはどうかと考えたのがダ・ヴィンチ美術館です。
では、ダ・ヴィンチ美術館では一体どんなことが学べるのでしょうか?

ダ・ヴィンチ美術館とは?
ダ・ヴィンチ美術館は、この記事を書いているダ・ヴィンチ研究者の桜川Daヴィんちが構想したオンライン上の美術館です。
https://davincist.com/
カテゴリーは、
- ダ・ヴィンチのすベて
- ダ・ヴィンチ思考
- シン・モナ・リザ
- シン・最後の晩餐
と、大きく4つあります。
ダ・ヴィンチ美術館を覗けば、レオナルド・ダ・ヴィンチの知られざる人物像や絵画作品についても学ことができ、天才の思考習慣にも触れて、私たちの生活にも役立つ情報が得られることを目指しています。

「シン・モナ・リザ」と「シン・最後の晩餐」は何かというと、AIを利用して生み出す新しい『モナ・リザ』と『最後の晩餐』です。
世界で最もよく知られているダ・ヴィンチの『モナ・リザ』と『最後の晩餐』の2つは、パロディ作品としてよく使用されています。
たとえば、コロナ禍ではマスクをしている『モナ・リザ』がフリー素材で提供されたり、ソーシャルディスタンスを訴求することを目的として、食堂の中央にキリストしかいない『最後の晩餐』の作品が創られています。名画を利用することで、コロナの拡散を防止することを目的としています。
参考URL 美術手帖
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21719/pictures/4

名画を利用した作品は多くの人を引きつけます。また、そこには今を生きる人たちの空気感が反映されています。
世界中の誰もが知る『モナ・リザ』と『最後の晩餐』を、AIの力によって再創造することで、新たに生まれる“美”を見つめ直し、想像力豊かな感性を育んでいける場を提供していきたいと考えています。
AIが生み出す多彩な『モナ・リザ』
以前、Midjourney(ミッドジャーニー)という、AI画像生成サービスについてご紹介しておりますが、「シン・モナ・リザ」と「シン・最後の晩餐」に掲載する作品も、Midjourneyを利用して作成しています。
【参考記事】
AI画像生成サービスMidjourneyのここがすごい!!
https://digi-den.net/sakuragawa-davinci/category-psychology/2023/04/10/15253/
AIが描く、超絶技巧の『モナ・リザ』とは?
https://digi-den.net/sakuragawa-davinci/category-psychology/2023/04/17/15365/
AIが生み出す『モナ・リザ』を象徴する作品として、『モナ・リザ』をロボット化させた作品がこちらです。

鋼鉄のアーマーを着ており、目も青色でちょっと不気味ですが、なかなか精巧にできています。
もし『モナ・リザ』が、着物を着た日本人女性だったらどんな感じか?
このような作品になりました。

いずれも、何度か試行錯誤して出来上がったものですが、自分の想像を超えるクオリティで、アウトプットできた時は、ちょっとした感動があります。
これらはリアルな表現ですが、アニメ調で作成した『モナ・リザ』がこちらです。

500年前に生み出されたダ・ヴィンチ作品についての理解も深めながら、新しいAIアート作品も鑑賞することで、過去と現在がつながります。
ダ・ヴィンチ美術館は、レオナルド・ダ・ヴィンチと桜川Daヴィんち、2人の作品を展示する場所にとどまらず、ゆくゆくはWEB上で一般公募をして、いろいろな方の作品を掲載する対話型の美術館にできればと思っています。
まだ立ち上がったばかりのサイトですので随時更新をしていきます。
今後にご期待ください。
ダ・ヴィンチ美術館 公式サイト
https://davincist.com/

『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』(飛鳥新社)を出版し、
発売2週間で重版。翌年の2020年には、韓国語版も出版される。桜川Daヴィンチさんの紹介ページは→こちら
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