35歳のビジネスマン「名刺の渡し方がわからない」その理由

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「えっ?名刺の渡し方も知らないの(笑)?」

こんにちは!
英語車掌SEKIDAIこと、関大地です。

この言葉は、社会人一年目の新入社員が言われたものではありません。なんと、社会人18年目の35歳の男性Sさんが、とある企業の社長さんから言われた言葉です。

普通、35歳のビジネスパーソンと聞くと、会社の中でも中堅的なポジションで、仕事もバリバリとこなして、上司や後輩からも一目置かれるような人がイメージとして浮かぶじゃないですか(笑)?

確かに、このときのSさんもビシッとスーツを着こなし、髪はオールバックで立派な企業の社長にさえ見えました。しかも、ちょっとは名の知れた人のようです。人って見かけによりませんね。

なぜ、このような事態になってしまったのでしょうか?そこには起こるべくして起きた理由がありました。

その世間知らずのビジネスマンの正体は!?

「えっ!?35歳になっても名刺交換のやり方を知らない人っているの?」

そう思いましたよね?

「はい、いますよ!ここに(笑)」

どうも、名刺の渡し方を35歳で知ったSさんこと、関大地です(笑)。ビジネスマンになったら最初に必ず覚えるマナーの一つとして名刺交換があると思いますが、それを僕は全く知りませんでした。
身体を鍛える前にビジネスマナーを鍛えろって話ですよね(笑)。

今まで名刺交換すらロクにしたことがないという事実をここで暴露するわけですが、JR社員って名刺交換なんて滅多にしないんですよ。確かに、必要なことであれば覚えるのは当たり前かもしれません。

しかし、必死に当時のことを思い返しても名刺交換をした場面を思い出せないのです(笑)。

まず僕は18歳で新幹線の保線社員としてJR東日本に入社しました。普段一緒に仕事をするのはベテラン社員ですし、工事を発注するのは「パートナー会社」と言って鉄道の仕事のみを請け負う会社です。

ヘルメットを被って線路に出て、線路の安全を確認しながら「私はこういう者です」なんて名刺交換なんてするはずもありません。

では、車掌はどうでしょうか?「車掌は接客業だし、たくさんの方と名刺交換するだろう?」と思うかもしれませんが、全くありません(笑)。車掌は、電車のアナウンスや駅に到着したときにドアを開けたりするのが代表的な仕事です。

「弊社の新商品のカタログをお持ちしました」などというシチュエーションはもちろん、契約書に印鑑を押すような対談はありません。そのため車掌も名刺を持つことはないのです。

はじめての名刺交換!?

JR東日本を退職し、35年もの間、名刺交換と無縁だった僕に遂にそのときが訪れます。ある日、渋谷にあるA社のN社長のところに、P社のH社長と伺うことになったのです。

実は、N社長とH社長ともに出版関係のイベントで知り合い、交流はあったのですが、ビジネスの話をするのは今回が初めてです。

訪問する数日の間、ウェブ上にある名刺交換の情報を調べ、実際に自分でセリフを口に出して何回もシミュレーションしました。菓子折りも事前に用意し、僕の中では準備万端です。

当日は訪問先の近くでH社長と待ち合わせ、一緒にA社に向かいました。到着すると、今回の案件を担当してくださるA社社員の方2名が僕たちをお出迎えしてくれました。

「そろそろ練習した名刺交換のときがきたぞ!」

と思った瞬間、あることに気が付いたのです。渡すタイミングがわからない。こちらから切り出していいものなの?二人のうちどちらの方からご挨拶したらよいの?菓子折りはどのタイミングで渡したらいいの?わからないことだらけじゃないか!?

「完全に終わりました」

身体全体から汗が噴き出し、脇をから腹にかけて汗が流れるのが自分でもわかりました。しかし、その場で固まっているわけにもいかず、その場の流れに身を任せるしかありません。

僕は、学生時代に空手をやっていたこともあり、「流水(りゅうすい)」という技を思いだしました。

「流水」とは川面に浮かんだ木の葉はその流れに身を任せ、大きな岩にぶつかりそうになっても、寸前のところでかわすのです。

「よし!なんとかなる!やってみれば上手くいくかもしれない!!」

と思い、A社のエントランス付近で案内してくれた社員さんに名刺交換実行!!

その結果、見事に撃沈……。

お出迎えしてくださった社員の方が、応接室に案内してくれるために「こちらにどうぞ」の言葉と見事に被り、そして持っていた資料やPCなどをテーブルに慌てて置いて対応してくださいました(すみません)。

加えて、「頂戴いたします」と言うべきところも「ありがとうございます」と言ってしまい、手が震えて、せっかくいただいた名刺を落としそうになったりと散々な始末。

そもそも、まずN社長にご挨拶するところなのに素人のすることは本当に怖い……。

しっかりと大きな岩にぶつかることができました(笑)

A社・P社の両社長は、僕の名刺交換の様子を見て苦笑いしていました。

まあ、名刺交換の失敗では命まで無くなることはないですから、今回は勉強だと思って良しとしましょう(笑)!!

今回学んだことは!?

「恥をかくと物事は忘れない」ということはよく言ったもので、もう二度と間違えるものか?と決心しました。

名刺交換時のマナーはたくさんありますが、特に今回学んだことの中で特に皆さんにお伝えしたいことは、

●メンタル面

  • 自分の想像していない出来事が必ず起こると想定して、心の準備をしておく。
  • やり方を順番通りに覚えるだけだと、一つが上手くいかないとその後もボロボロになる。

●技術面

  • テーブル越しに差し出してはいけない。
  • 名刺の渡し方は1対1のときと複数の場合では渡し方が異なる。
  • 役職の上の方から対応する。
  • 同時に名刺を出してしまった場合、相手が受け取った後に自分がいただく。

ということです。

いくら予習をしても、その場では予期せぬことが起こります。しかし、失敗を恐れてチャレンジをしないのは成長がありません。

今はどんなに優れた人でも、「オギャー!」って生まれたときは何も知らないわけです。ですから恥じることは何もありません。

僕自身、JR東日本を退職してから毎日が学びの場です。作家として、経営者として鉄道員時代には経験したことのないことばかりです。

そう考えてみると、気が付けば誰かに謝っている気がします(笑)。ただ、同じ過ちは繰り返さずに、同じ理由で謝るのは1回だけにしたいものです。

僕はこれからもチャレンジを続けますし、初めて知ったことはどんどんシェアしていきますので、これからも僕の挑戦を一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。

では、また♪

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