パソコンのタイピングが遅い僕に、社長が出したものとは?

[ WEB車掌SEKIDAIの「新たな世界に駆け込み乗車」 ~乗って気付いた異次元な世界!~ ]

あこがれのあの人…。

こんにちは!英語車掌SEKIDAIこと、関大地です。

正直にいいます。僕はカフェや電車の中で、いつも無意識的に熱視線を送ってしまう相手がいます。それは永遠の憧れ……。いや、いつかは同じ位置に立ちたいと切望している高みにいる人。

あの指の動きや視線の運び、どうしたらあんな風になれるのかと、毎回、出会うたびに狂おしく見つめてしまうのです。別に意識して見ようとしているわけではないのですが、「カタカタッ」という高速のタイプ音に脊髄反応してしまい、気づくとガン見しているわけなんです。
そうです。もうお判りでしょうけど。相手は物凄い速さでパソコンのキーを叩くビジネスマンです。

ほとんどの方が自分の手元を見ずに画面だけ見て打っています。やっぱり、仕事ができる方ってカッコいいです。そのような方は、どのくらいの期間でその速さを習得しているのでしょうか? どなたか教えてください! 切実です!

僕の両手は最近やっと全部の指が稼働し始めたばかりで…。親指と小指なんて、つい最近まで全く仕事をしない給料ドロボーでした。徐々にですが、最近やっと重い腰を上げて働いてくれるようになってきました。

それでも特に左手の小指は今でも僕の意思に反した動きをしてくれます。Aをタイピングしたいのに、「Caps Lock英数」を押していて、いつの間にか英語がズラーっと打たれていることもあります。僕がキーボードしか見てない証拠…(泣)。

早く、この状況を抜け出したいです。

実は、あまりパソコンに向き合ってこなかった「車掌」という仕事

僕は「英語車掌SEKIDAI」という名前で活動している通り、東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)で車掌をしていました。

車掌の仕事は皆さんもご存じのように、電車の一番後ろに乗って(JR高崎線の場合)、「次は東京、次は東京です、お出口は右側です」と車内アナウンスを行い、駅に到着したときにドアを開けたりするのが主な業務です。車掌が乗務員室で、ノート型パソコンを開いて仕事をしていることはまずありません。もしそんなことがあったら「ちゃんと安全確認してくれ!」と問題になるでしょう。

僕は、今では「作家」という仕事をしていますから、パソコンとにらめっこしている毎日ですが、車掌をしているときは、ほぼゼロに等しかったのです。そもそも自分自身のノートパソコンなど持っていませんでした。

パソコンの前に座るのは毎年1回と決まっていました。そう、年賀状作成シーズンです。年賀状ですからタイピングの速度はあまり関係ありません。マウスでイラストの位置を移動するくらいですし。
そして、年賀ハガキの裏面を印刷したら筆ペンを握って直筆で宛名やメッセージを書く。半分アナログです。

確かに車掌でも、人によってはホテルなどの会場でプレゼンをする場面もあるのですが、パワーポイントはマイペースに作っていましたし、別に速くタイピングしなくても全く問題ありません。
つまり、車掌だった僕にとってパソコンは必須アイテムではなかったのです。

タイピングが遅いことで、初めて味わった悔し涙

JR東日本を退職して、「作家としての道を歩み始めよう」と決意したときに、初めて自分のノートパソコンを購入しました。作家ですから原稿を書くのが仕事です。冒頭で説明した通り、「カフェや電車の中で物凄いスピードでタイピングする人のように僕もなる!」と気持ちを高めていました。

また、僕の中で仕事がデキる人のイメージが、なぜか「Apple社のMacBookを使っている人」だったので、迷わずMacBook Proを購入しました。だって、カッコいいじゃないですか(笑)!

おかげさまで現在『車内アナウンスに革命を起こした「英語車掌」の英語勉強法』(ベレ出版)と、『乗務員室からみたJR 英語車掌の本当にあった鉄道打ち明け話』(ユサブル)を出版させていただき、作家業に踏み出すことができました。

ところで、作家の仕事をしていると、出版関係のサポートを頼まれることがあります。
ある日、初めて議事録作成の仕事をいただいたときのことです。議事録ですから、打ち合わせた内容をその場でパソコンの中に記していかなくてはなりません。一緒にいた方も「初めてなんだから上手くできなくて当たり前だよ」なんて励ましてくれますが、僕はもう緊張でガッチガチです。

実際に打ち合わせが始まりました。

「えっ!」「ええっ!!」

会話の内容が速すぎて、ついていけません(泣)。
「議事録、オッケー!???」と大切な打ち合わせも、議事録の僕待ちという最悪の事態に…。

そこで、困惑顔の社長が出したものは・・・、ボイスレコーダーです。
僕のタイピングがあまりにも遅かったので、「後でボイスレコーダーを聞いて議事録をまとなさい」という配慮だったのです。僕は、昼休みになるとすぐにトイレに駆け込み、涙を洗い流しました。

何事も諦めないことが大事

これまで作家として執筆してきました。もちろん原稿の締め切りもありますから、ある程度スピード感を持ってタイプをします。しかし、自分のペースで進めることができたのでそこまでスピードには拘っていませんでした。

しかし、この時の議事録作成で僕の考えはガラリと変わりました。やっぱり、作家としてだけではなく、「ビジネスを進めていく上でタイピングスピードは速いに越したことはない」という結論が出たからです。この出来事を機に「タイピングスピードを速くする」という新たな目標ができました。
負け惜しみでもいい。「やったぜ!」と心から喜びたいと思います。

あなたも、これまでに何かを始めるときに、「嫌な思いをしたから」とか「二度と同じ過ちをしたくない」と強く思った出来事がキッカケとしてありませんでしたか?
チャレンジをして、失敗や成功があるから自分自身が成長できるのだと思います。
ジャンプするには、一旦、ヒザを曲げないと高く飛べません。次のステージに立つためにはこのような経験が付きものです。

僕はこれからもチャレンジを続けますし、初めて知ったことはどんどんシェアしていきますので、これからも僕の挑戦を一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。
え、タイプですか? まだ遅いです!

では、また♪

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