「初売りセール」にこそ、SNSでやりがちな凡ミスが隠されている

[ WEB車掌SEKIDAIの「新たな世界に駆け込み乗車」 ~乗って気付いた異次元な世界!~ ]

デパートで大安売りに群がる様子は、SNSでも同様に起こっている…

あなたはもう初売りセールにはいきましたか? 福袋や流行品に付けられた50%オフそれどころか80%オフという赤い値札まであって、すさまじい争奪戦になりますよね。そんなシーンが毎年、テレビで報道されますが。「商品がちぎれてしまうのではないか?」という勢いです。

「あれっ、関さんってここ最近は、TikTokとかSNSの話をする人だったよね? 今年から小売業の話をすることにしたの?」と思われたかもしれません(笑)。えっと、ご安心ください…!?(って言い方で正しいのか??)今回もTikTokをメインにSNSのお話ですから。

「だとしたら、この初売りセールとかのバーゲンの話、TikTokと何の関係があるの?」とも思われたかもしれません。もちろん、関係ありまくりです! 途中でわかりますから、しばらくお付き合いください。

ネズミがライオンに勝負を挑んでも勝てない…

例えば、あなたが何の気なしにTikTokを観ているとしましょう。動画をスクロールする度に同じBGMを使って同じようなダンスや振付けをしているような動画が次々と流れてくることも多いと思います。

そこで、「ふ~ん、最近の“流行り”はこの曲とこのダンスの組み合わせなのね」と考え、全く同じようなテイストの動画を作成して投稿したとします。すると、どうでしょう。そうです、さっきの初売りセールのように、みんなが同時に同じものを奪い合う形となります。この時の同じものとは、曲やダンスです。

結果、自分は悲しいほどバスらず、知名度のある人が独り勝ちになります。知名度やフォロワー数が大きく影響するからです。TikTokの“バズる”アルゴリズムは、最初の数百回の再生の間にどれだけ高評価やコメント、“いいね”がもらえたかによって、全く変わってきます。

「既にバズったから、その動画を見かけなくなっている」という当たり前の事実を知ろう

知名度のある人が牛耳っていない場合でも、油断できません。あなたのところにバズった動画が届いたときのことを考えてみてください。それは、「既にバズったから、あなたのところに届いた」わけです。ということは、今から同じような動画を投稿するとなると100%後発組になってしまうのです。

どの業界でも同じことがいえますが、“先行者優位”というのが世の常です。そうです、どのようなことでも先手を打った人が優位に立つわけです。

例えば、ビジネスでとても素晴らしい製品を開発したとしましょう。他の人に真似されたくないと思えば、商標登録をしたり特許を取得したりして、自分以外の人が真似できないように保護します。

TikTokの動画も同じです、最初にそのブームをつくり出した人がオリジナルですから、それを真似した分家が本家に勝つことは相当難しいのです。流行りの動画を真似しているだけでは、業界ナンバーワンの地位まで上り詰めることは99%無理でしょう。

これって、何かに似てませんか? そう、冒頭でお話しました初売りバーゲンです。同じものに群がるのは、さながらバーゲンと一緒でしょう。商品を手に入れることができるのは、一つは早い人、つまり先手必勝となります。

「真似する」のではなく「真似したくなる」を目指せ

では、バズるためにはどうしたらよいかと言いますと、結局は「自分のオリジナルコンテンツを作る」しかないのです。

家族みんなでドッキリを仕掛ける人、独自の恋愛理論を伝える人、メイクの仕方をアップする人、バズっている人は、他の人が簡単に真似できない、もしくは「すごいから真似してみよう」と思ってもらえるようなアカウントです。僕の場合は、鉄道の裏側を伝える人として独自性を出そうとしています。

このようなアカウントから発信される動画は結果的にシェアされ、初めての人にも観てもらえ、結果バズります。すると、様々な人のオススメ動画として現れる。これがTikTokの仕組みです。

偽物ブランドばかりを身に付けている人なんていませんよね?

ここまで「オリジナルにこだわったほうがいい」ということをお伝えしてきましたが、これは何もSNSの中だけに言えることではありません。

例えば、あなたは有名な高級バッグや財布がほしいとしましょう。それをいきなり「コピー品でよい品が入りましたよ」と言われたらどうでしょうか? 犯罪に加味するというところを今回は置いておきまして、本物とコピー品どちらがほしいでしょうか?

ここで「安いし、クオリティも大して変わらないからコピー品でいい」と考えた人は、悪いことは言いません。TikTokは投稿ではなく視聴をメインにしましょう。一時的にバズることはあるかもしれませんが、視聴者もバカではありません。すぐに離れて行ってしまいますし、イメージがただ悪くなるだけでフォロワーは急激に減るのがオチです。

やはり、視聴者が求めているのはオリジナルコンテンツですし、投稿者らしさです。動画をバズらせるためには、視聴者の心理をしっかりとつかんでおかなくてはなりません。自己満ではなく他己満を目指して、投稿してみてくださいね。

最後に、あけましておめでとうございます。昨年は様々な記事を読んでいただき、本当にありがとうございました。本年も皆様に喜んでいただけるよう、執筆していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。


関大地

「2007年にJR東日本の車掌となる。車掌による英語での車内アナウンスがなかった当時、独学で英語を学び、車内英語アナウンスを決行。すぐに動画サイトやSNS上で話題になり「英語車掌」と呼ばれるようになる。2019年に退社し、鉄道、英語にかかわる事業を立ち上げ活動中。
関大地さんの紹介ページは→こちら

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