
みんなを幸せにする仕事か、不幸にする仕事か。それは、たった一つのことで決まる。
[ WEB車掌SEKIDAIの「新たな世界に駆け込み乗車」 ~乗って気付いた異次元な世界!~ ]
電車で英語アナウンスをするのは、小学生の頃から予測できた!?
こんにちは!英語車掌SEKIDAIこと関大地です。
JR高崎線で英語アナウンスをしたことにより多くの方々に知っていただくことができた僕ですが、実は小学生からの行動を思い返してみると、これは必然的だったと感じています。
まず、幼少期から現在までを振り返ってみると、僕は様々な場面において目立つポジションにいました。小学生の頃に行った鼓笛隊(現在はマーチングと呼んでいるかも)では、大太鼓に立候補しましたし、部活動では小学生から高校生まで常に部長かキャプテンでした。
端から見ると目立ちたがり屋の少年ですが、目立つことが好きというよりは、「誰かに認められたい」という承認欲求が強く、何事にも積極的に取り組んでいたのです。同級生はもちろんですが、「両親に喜んでもらいたい」という気持ちが何よりも一番強かったのでした。
自分でもその点に気付いたのが、小学生の頃に行った持久走大会の時でした。僕は1年生の時に紙一重で2位だったのですが、トップになれなくて一番悲しい顔をしていたのは僕ではなく、僕の父親でした。勉強で一番を取れなかったことはそれほど悲しまないのに、スポーツのことになるとやけに熱心になる父親だったのです(笑)。

僕の父親は元々陸上部で、高校時代は駅伝大会で全国大会に出場するような強豪校に通っていましたから、自分の息子が活躍する姿を見たかったのでしょう。そのような父親の気持ちに気付いてからは「父親を喜ばせたい」という気持ちが産まれ、近所の友達といつも暗くなるまで走り回っていました。その結果、小学生の持久走は1位が4回、2位が2回という成績でした。
小学生の頃から、どういうことをすれば相手を喜ばすことができるのか?ということを自然に考えて実行していた僕だったからこそ、電車の英語アナウンスも気負いすることなく始められたのでしょう。
相手を喜ばせると、自分が犠牲になることもある…
僕は常に「相手に喜んでもらいたい」と思い、様々なことに取り組んでいます。しかし、サービス精神が旺盛な人ほど、“ある罠”にハマりやすいです。
その“ある罠”とは、クライアントや上司から「これをやっておいて」と頼まれた仕事に対して「わかりました」と安易に答えてしまうことです。起業したばかりの人や、企業に就職したばかりの人ほどやってしまう傾向があります。
できるかどうかなどはわからないけれど、自分を認めてもらうために何でも「イェス!」と答えたくなる気持ちもよくわかります。僕も正にその典型的な例の人物で、最初のうちは言われるがまま様々な仕事を受けていました。
もちろん、受けた仕事は指定された期日よりも早めに提出してポイントを稼ぐことは当たり前で、そこに何か付加価値を付けて提出するように心掛けていました。しかし、相手から要求されたことを鵜吞みにして、自分が望まない条件でも全て受けていたのも事実です。

やはり、仕事というものは需要と供給で成り立っているので、相手が望むような結果を出すことも大切です。しかし、例えば会社対会社の場合、自分や自社ブランドを傷つけるようなことは受ける必要はありません。
相手が求められていることを提供することは大切なことですが、自分の強みが活かすことができない条件での取引は断る勇気も必要なのです。
断ったほうがいい仕事とは?
これは自分のブランドを高めるためにも意識したことなのですが、「仕事が欲しい」といつも思っていると、自分に対して多少不利な状況の契約でも結んでしまうことが多くなります。
身近なところを例に挙げると、僕は様々なSNSでライブ配信をしていますが、視聴者からよくいただくリクエストがあります。それは「○○線の車掌のモノマネをしてください」というものです。もちろん元々車掌ですからできないことはありません。
現に最初のうちは「たくさんの方に観てもらいたい」という思いから、多少無理難題のリクエストにもお応えしてきました。確かに、その場では盛り上がるのですが、LIVEが終了するとものすごい後悔の念に襲われるのです。
やはり、自分のやりたくないことを続けようとしても長くは続きませんし、嫌々やっていることも視聴者にも伝わってしまいます。その点に気付いてからは、僕はそのようなリクエストが来ても敢えてお断りしています。
その理由は、僕が皆さんに提供したいのはリアルな話から生まれる感動であり、その場限りの笑いではないからです。僕は、「鉄道をネタにして笑いを取るのは、プロのお笑い芸人さんにお任せすればいい」と思っているのです(笑いをとる仕事もすごく立派だと思いますが、僕の役目ではないかと)。
一貫した考えを持ち行動することで、仕事は舞い込んでくる
僕はこれまでに培った知識や経験を活かし、鉄道員を目指す人や鉄道ファンに感動してもらえるようなお話をさせてもらっています。それは、鉄道会社にいたからこそできるリアルな話を期待して、僕のところに来てくれるからです。
メディアも同様にお呼びいただくときは、コメンテーターやリポーターのように比較的真面目な番組に出演させていただいております。そのような多くの場所で僕が求められていることは感動ですので、それを期待している方のためにも裏切ることはしたくないのです。
僕は現在も一貫した考えや、強い意志を持って行動するようにしています。このように自分が提供できることを相手に知ってもらうだけで、「今回は関さんにお願いしよう」とお声がけいただけます。
自分を売り込むことは大切ですが、安請負はしないということを思って行動していくと自分の価値がどんどん上がっていきます。これからも僕を必要としてくれる方のために、自分磨きをしていきたいと思います。
自分がしたいこと。案外忘れがちです。これを大事にしてください。
そのうえで、自分にしかできないことが提供できれば、最強となります。

また今後も成長した僕を見に来てくれると嬉しいです!
では、また♪
この記事へのコメントはありません。