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人気ライバーと、人が集まらないライバー。決定的な違いとは?

[ WEB車掌SEKIDAIの「新たな世界に駆け込み乗車」 ~乗って気付いた異次元な世界!~ ]

毎日増え続けているライブ配信者。しかし生き残れる人はごくわずか…

あなたは「ライバー(LIVER)」という言葉を知っていますか? ライバーとは、ネット上でライブ配信をして、それによって収益を得る人を指します。

ユーチューバー(YouTuber)も収益を得ている人がたくさんいますが、ユーチューバーの収入源は広告。それに対しライバーは、視聴者からの“投げ銭”が収益源となっています。ですから、ユーチューバーとライバーを両方こなしている人も珍しくありません。

このライバーですが、現在急増中。今では、ライブ配信だけで月に数十万円から数百万円稼ぐ高収入ライバーもいて、“専門の仕事”としている人もいるほどです。

かくいう僕自身も「TikTok」や「ふわっち」で配信するライバーの一人でありますが、ライブ配信というものは本当に奥が深いものであります。

やはり配信しているからには「たくさんの方に観てもらいたい」と気持ちはありますが、その気持ちばかり前のめりになったとしても、思うように視聴者やフォロワーは増えません。そのため、アプリをダウンロードして配信しても「こんなはずじゃなかった…」と、すぐに諦めてしまう人もいるのです。

現在、僕の「TikTok」のフォロワーは3万5千人、「ふわっち」のフォロワーは150人程度です。「TikTok」に関しては本格的に始めてから7カ月、「ふわっち」に関しては2週間経ちました。現在も毎日フォロワーの数は増え続けています。ありがたいことに、それに伴いライブによる収益も日に日に増え続けています。

実はライブの配信方法にもコツがあります。今回の記事は、毎日のように配信をしてわかったことがありますので、ここでシェアしたいと思います。これからの時代、“好きなことをして生きていきたい”と思っている人も多いでしょうから、これからお伝えすることは、そんな方々にきっとお役に立てると思います。

何を伝えたいのかよりも先に、視聴者のメリットを考えよう

唐突ですが、あなたはライブ配信で視聴者に何を提供していますか? 歌うことが得意であれば歌を披露する、占いが得意であれば占いをする。このように、自分の中でも配信スタイルを決めている人もいると思います。

その中で、ものすごく盛り上がっている配信ルームの特徴は、ライバーが視聴者に対して何かしらの“良いこと”をもたらしていることが多いのです。例えば、普段はテレビに出ている様子をただ観ることしかできなかった芸能人が、自分の質問に答えてくれたり、自分ではなかなか言えないようなことを大勢の前でズバッと代弁してくれたり。このような視聴者にとって嬉しいことがどんどん起きれば、常連がついてくれますし、投げ銭も次第に増えていきます。

僕自身の配信は、基本的には大きな2つの柱を設けています。一つ目は“雑談”です。「雑談なら、適当なことを話せばいいのだから簡単だよね」と思う人がいると思いますが、それは安易に考えすぎです。僕はこの“雑談”の中にも、毎回コンセプトを決めて配信しています。

例えば、鉄道会社の勤務経験から得た知識や考え方を伝えるという形で、多くの視聴者にとっては「新しい!」と思ってもらえるような内容です。もちろん守秘義務や常識は守りつつなので、何でもかんでもベラベラはしゃべりません。とはいえ、貴重な時間を割いてライブ配信に来てくれた視聴者が、誰一人損することがないように心がけています。

そして二つ目が、ギフト(投げ銭)を贈ってくれた人への鉄道英語アナウンスのプレゼント。これは、僕が車掌時代に実際に行っていた英語アナウンスの駅名部分を、その人の名前に変えて披露するのです。視聴者からしてみると、自分だけのオリジナルのアナウンスをゲットできるわけです。

このように、常に視聴者に喜んでもらうためには“どのような内容を配信すべきか”考えながら、今日もカメラの前で全力投球しています。

「お客様(視聴者)の立場で考える」ほど、難しいものはない

よく、様々な企業で「お客様の立場で…」という言葉を聞きますが、商品を提供する側からしてみたら本当に難しいことです。

これに疑問を感じた人は、その商品のカタログやウェブサイトにある商品案内を見てみてください。「この商品は、こういうことができます」「何人の人が愛用しています」というような説明になっていることが多くないでしょうか?

これは、お客様が主語ではなく、提供する「商品」が主語になっているのにとどまっています。「こういう商品だから、お客さまであるあなたはどう嬉しいのか」というところまで、しっかりと言及されているのをあまり見かけないのです。すると、お客さまが自分事として、その商品を手に入れた際のメリットを感じ取ることが難しくなります。

同様にライブ配信も、配信者が伝えたいことをひたすら話しているだけではフォロワーの心を掴むことができないのです。

僕はライブ配信では、そのことを肝に銘じていますから、

・何か嫌なことがあっても元気が湧くような一言をもらえる

・鉄道の知識を得られる

・フォロワー同士で仲良くなれる

・作家としての考え方や、文章を書く技術が身につく

など、視聴者にとって何かしらのメリットが得られるようにしています。ですから、そこに価値を見出してくれる人が、毎回のようにライブ配信に来てくれます。

投げ銭をもらうためのツールと考えているうちは、うまくいかない

これは何の業種でも同じことが言えますが、世の中のほとんどが「需要と供給」で成り立っています。

お店で提供している商品に魅力を感じれば、消費者はそれを購入します。逆に、店内をのぞき込んでも購入しないで店外に出る人もいます。本当にその人の考え方によって全く異なります。

ライブ配信も全く同じです。視聴者が配信者にギフトを贈るということは、そのライブに参加して満足してくれた、もしくは何かを期待しているということになります。

・自分の名前を呼んでくれたからお礼のために

・ギフトを贈って自分の存在を気付いてもらう

これらが、視聴者がライバーに対してギフトを贈る代表的な動機です。

ライバーからしてみると、これらの点を意識することで、ライブ配信自体のクオリティを上げることができるのです。

ライブ配信は、「最近やり始めている人が急増しているから」という安易な気持ちで始めると、本当にうまくいかずにモヤモヤしたまま挫折します。

そもそも、「視聴者からギフトをもらうためのツール」として考えるのではなく、「視聴者に喜んでもらえた結果として、いつの間にかギフトが増えている」と考える方が良いでしょう。その方がお互いに幸せで、その配信ルームが長続きしますよ。

では、また♪

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  1. どりしげ

    sekidai先生、今回も興味深いライバーの心構えを読ませて頂きました。

    ライバーである配信者が、視聴者の立場にたって常に心地よい空間をつくることを意識されているのは、この記事を読むまでもなく、sekidai先生のライバーとしての姿勢は(特にふわっち配信参加常連者になっている)私には、初めてyoutubeで拝見したときから、手にとるようにいい加減にされているのではないという確固たるものをもちつづけられていることは感じていました。だから、sekidai先生の「来てくれて有難う」の言葉にも魂があるしてノリで言っているだけではないことは明らか

  2. どりしげ

    sekidai先生、今回も興味深いライバーの心構えを読ませて頂きました。

    ライバーである配信者が、視聴者の立場にたって常に心地よい空間をつくることを意識されているのは、この記事を読むまでもなく、sekidai先生のライバーとしての姿勢は(特にふわっち配信参加常連者になっている)私には、初めてyoutubeで拝見したときから、手にとるようにいい加減にされているのではないという確固たるものをもちつづけられていることは感じていました。だから、sekidai先生の「来てくれて有難う」の言葉にも魂があり、ノリで適当には決して言っているわけではないことは明らかでした。それまで、私は配信といえば、ミュージシャンによる生歌や演奏による歌があるものばかりをみていましたが、一見単なる雑談に見えても、一旦そこにはいれば、いつのまにか居心地よくなっている。ときには昨晩のようなふわっち配信での討論っぽいシリアスなものになっても、むしろsekidai先生の本音を聞けて嬉しかったのは本当の気持ちです。 これからも私、作家見習いの目標でもあるのです。これからも宜しくお願いしますね(笑)🙆

  3. cecille

    SNSが発達して、誰でも気軽にLive配信ができるような気がする世の中ですが、フォロワーを増やし、長く続けていくには、コツがあるのですね。
    「需要と供給」
    私からは思いついたことを思いつくままにコメントすることしかできませんが、その何倍も元気や癒しをいただいています。
    これからもよろしくお願いします。