これからの動画は「無修正」に限る!

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SNS、とりわけ「ライブ配信」は、もはや生活の一部

突然ですが、今朝のことを思い出してみてください。

あなたは起きて、まず目をこすりながら枕元にあるスマホを手に取りました。そこで開いたアプリは何だったでしょうか? LINEやMessengerのようなアプリで、恋人や友人などのメッセージを確認したでしょうか? それとも、YouTubeやTikTokのような動画配信アプリでお気に入りの人の動画を観たでしょうか?

人それぞれ異なると思いますが、そのほとんどが「SNSアプリ」だったと思います。朝起きて家族に挨拶をするよりも先に、スマホを見る人も多いでしょう(笑)。SNSはもう既に、僕たちの生活の一部となっています。

このような中、さらに注目を集めてきているのが「ライブ配信」です。比較的人気を集めているのは「17Live」や「ポコチャ」「ふわっち」などでしょうか。僕自身も「ふわっち」のライバー(ライブを配信する人)ですが、ライバーである僕から見てもここ数か月間の盛り上がりはものすごいことになっています。

なぜ、今こんなにライブ配信が熱いのか? 様々な角度から考えてみたいと思います。

ライブ配信が人気な理由No.1は「無修正」

なぜ最近、ライブ配信が人気なのか一緒に考えてみましょう。

僕がライブ視聴者に直接教えてもらったことや、ネット上の口コミなどの様々な場所で言われていることを簡単にまとめてみました。
・好きなライバーとコミュニケーションが図れる(もしかしたら質問に答えてくれるかも?)
・仲間の輪に加わることができる(「好きなライバーが同じ」という共通点)
・外で配信をしているライブを観ることで「旅行気分」を味わえる(コロナ渦でなかなか旅行に行けない)
このような理由が挙がりました。

まだまだ、たくさんありましたが、その中でも一番興味深い回答が「無修正だから」というもの。この「無修正」というのは決してイヤらしい意味ではありません! もっとわかりやすく言えば「無編集」です。

例えば、よくドラマや映画の撮影でディレクターが「カット、カット! もう一回」などと言って、撮り直す場面をイメージしてみてください。撮影現場では頻繁にあることですが、セリフを間違えてしまったときはもちろん、無意識に発してしまった放送禁止用語などがあれば、ほぼ間違いなく撮り直しとなります。

こうしてうまく撮影できた映像をつなぎ合わせ、無駄な部分はカットして、場合によっては順番を入れ替えたりするのが編集作業。撮影時には誰も気づかなかった些細な訂正箇所をも、後の編集でカットすることができるのです。

しかし、ライブ配信ではどうでしょうか? テレビ番組の生放送と同じで、リアルタイムに配信していますから、編集をすることができません。不適切な発言をしてしまえば、炎上すらしてしまう可能性が多くあるのです。

編集ができないということは訂正もできません。例えば、「この○○を使えば誰でも必ず1回で成功することができます」というセールスポイントを謳っている商品をライブで紹介して、失敗してしまえば信用が失われてしまいます。そのため、ライバーは発言内容に、ものすごく気を使っています。

信用してくれるファンが多いことで得られるメリットとは?

YouTube動画のコメント欄のように、1時間前に投稿された質問に自分のタイミングでゆっくり返答する場合は、比較的リラックスした状態でコメントすることができます。

一方ライブ配信では、視聴者が投げかけた問いかけに対して、その場で返答しなくてはなりません。もしわからないことがあっても、なかなかその場ですぐに調べることはできませんから「すみません、わかりません」と素直に伝えるしかありません。

わからないことやできないことを素直に認め、それを相手に伝えることで信頼関係が生まれてきます。ライバーから心を開くと、視聴者も心を開いてくれるようになるのです。

やはり、相手を信用すると本音で話せるようになります。ライブ配信は本当にその部分がハッキリと見えるため、信用を得ていれば配信した際に必ず来てくれる人が出てくるのです。

嫌なことがあったから話を聞いてほしい人、嬉しいことがあったから報告に来てくれる人、本当に人それぞれです。理由は人それぞれですが、配信ルームの中で一体感が生まれるため、より仲が深まっていくのです。

仲がよくなっていくと、当然ライバーの夢を一緒に応援してくれます。「有名になって芸能界デビューをする」「自分プロデュースのブランドをつくる」というように、自分の目標のために応援してほしいことを伝えれば応援してくれる人も出てくるのです。

僕の場合ですと、「2021年9月25日に3冊目の書籍を出版する」と伝えれば、すぐにその場でAmazonで予約注文をしてくれる人もいますし、「映画を撮りたい」と言えば、「エキストラで出してください(笑)」などと一緒に成功を祈ってくれる人もいます。

しかもライブ配信は、日本全国すぐにコミュニケーションを図ることができます。なかなか自由に各地を飛び回れない現在において、最強ツールです。

結局、何をやるにも大切なのは“相手との距離感”

「自分のやっていることを知ってもらいたい」「自分のショップをオープンしたから来てもらいたい」などと思ったところで、興味を持ってくれる人は“距離感が近い人”です。

見ず知らずの人のサービスを、その場で即決する人はあまりいません。結局は毎日の信用の積み重ねで決まります。

僕もこれまでYouTubeやTikTokなどで動画を撮影して投稿していましたが、よくよく考えてみると一方通行のような感覚でした。そのためコアなファンが生まれにくかったのです。恋愛と同じで、一方通行では上手くいかないのです。

しかしライブ配信は、双方向コミュニケーションツール。しかも、スマホ1台だけでこの信用・信頼を築き上げられるのです。皆さんもこの時代の流れに身を任せて、ライブ配信の世界に入ってみてはいかがでしょうか?
では、また♪

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  1. cecille

    元々、音楽 Liveに行き、その「ぶっつけ本番」感を楽しむことが好きでした。
    コロナ禍で、 Live会場に足を運ぶことが少なくなり、TikTokで出会った英語車掌SEKIDAIさんの Live配信に参加してみたことが、SNSを活用するきっかけとなりました。

    動画を観るなど、受け身だったところから、
    Live配信では、配信者の想いを直に聴くことができ、時には、他の参加者の考え方なども知ることができます。
    質問したことに答えをもらえたり、逆に「どう思う?」と問われたことに自分の考えを伝えてみたり、会話が成り立ち、一緒に盛り上がれる一体感も魅力です。

    最初はちょっとした興味だけでも、何度も話を聞いているうちに、共感し、応援していこうという気持ちにもなります。
    配信者、視聴者、それぞれの楽しみ方ができる素敵な場所ですね!