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ライブ配信あるある「視聴者が全然集まらない問題」はサポーターの原理で解決可能

[ WEB車掌SEKIDAIの「新たな世界に駆け込み乗車」 ~乗って気付いた異次元な世界!~ ]

打開策のヒントは、別のジャンルにこそ眠っていることが多い

ライブ配信を始める人が増えてきている中、ほとんどの人が悩むことがあります。それは“自分の配信を始めたのに誰も遊びに来てくれない”ということです。

この問題は現在数百人、数千人フォロワーがいるライバーでも経験したことがあるかもしれません。このような状況が何日も続いていたら、やる気も失せてしまいますよね…。というか、自己嫌悪に陥る人もいるでしょう。

「あるある!! どうすればいいの!?」と思った人は、ぜひこの記事を最後まで読んでください。きっと、読み終わったときには少し光が見えてくるでしょう。

実はどのようなジャンルでも“上手くいかない”と感じたときは、一度その場で考えることを止め、別のジャンルからヒントになるようなことはないか?と考えることが非常に重要となります。

僕自身、JR東日本で車掌を務めていた頃に、高崎線や湘南新宿ライン、上野東京ラインで英語アナウンスを導入したときも、最初は挫折続きでした。

しかし、あるとき電撃が走ります。様々な国の鉄道アナウンスや、航空会社のアナウンスを参考にしながら学んでいくと、9か月後には自分だけのアナウンスができるようになったのです。

他ジャンルの中でもどのジャンルじゃないとという厳密なものはなく、自由で構いません。ただ、とっかかりがつかめないという場合は、僕の場合なら「アナウンス」など何か“共通項”があるところにあたってみると、やりやすいかと思います。

かなり似ているものを思い浮かべると、何をすべきかが見えてきやすい

では、“ライブ配信で上手くいかない”という問題点が浮き彫りになったときに、どのような分野に目を付けたらよいでしょうか?

ビビビッと来た人は、一度この記事を読むのを止めてシミュレーションしてみてください。先にあなた自身で考えることにものすごく意味があります。

全く思い浮かばない人は、このまま読み進めていってください。僕だったらこのようにするシミュレーションをコッソリと教えちゃいます。

まずは、非常に似ているものをピックアップしてみてください。僕はここでは「ストリートミュージシャン」を選びました。この「ストリートミュージシャン」から何が学べるのかを一緒に考えていきましょう。

では早速、あなたがストリートミュージシャンになって街頭で演奏するシーンをイメージしてみてください。具体的にどの駅で、何時ごろから始めて、何の曲をどのような順番で披露するのか?と言うところまで具体的にイメージしましょう。

ライブを行う駅前の広場に到着し、マイクや楽器の準備を行い、気合も十分です。自分の予定していた時間が近づき、どのくらいのギャラリーがいるのか気になり始めました。

顔を上げると、あなたは全身が硬直し、顔面蒼白(がんめんそうはく)になりました。そう、観客が“ゼロ”だったのです…。

このような状況を受け止めきれず、とてつもない不安に押しつぶされそうになる中、あなたは
「もしかしたら、交通機関に何かトラブルがあったのかな?」
「ライブ中に、きっと少しずつ来てくれるだろう…」
と観客がいない理由を考えたり、時間が経てば問題が解決するのではないかと考えたりし始めます。

5分経過し一人、二人と足を止めてくれる人が現れました。しかし、ずっと見てくれるわけでもなく、そのまま立ち去っていきます。結局その日は、ギャラリーは入れ替わり立ち替わりで、最初から最後まで通してみてくれる人は一人もいませんでした。

このような「ストリートライブ」と「ライブ配信」の状況は、とても似ていますね。ライブ配信も、「初見です」とコメントをくれて遊びに来てくれた人でも、そのときだけでもう見かけなくなる人も多いです。

では、ライブ配信をするときにどうしたら最初から最後まで、もしくは長時間観てもらえるのか考えてみましょう。

サポーターを作るのが最優先

サポーターというと、サッカーや野球などのスポーツが思い浮かぶかもしれませんが、まさにそのイメージです。

サッカーのサポーターは試合になると、一致団結してそのチームを応援しようとスタジアムに駆け付けます。チームの大きな旗を振ったり、ユニフォームのレプリカやマフラータオルなどを身に付け、ゲームが始まったら最後まで応援し続けます。

このようなサポーターは、ゲームが始まる前からいろいろと準備をしています。○月○日○時から、□□スタジアムで△△チームと対戦するという情報は確実につかんでいて、その時間になると応援に駆け付けます。これをライブ配信に応用すればいいのです。

まず、あなたも“いつ、どこで、どのような配信をするのか?”ということに関しては、TwitterなどのSNSで知らせることもできます。今すぐにでもできますね。

他にも、あなたのことを知らない人にあなたの存在を知ってもらうために、他の配信者のところに行き、自分の存在を知ってもらって仲良くなるというのも一つの手です。

しかし、ここはかなり慎重にならないといけないところであります。なぜなら、「他枠の宣伝・誘導は禁止」としているライバーが多いからです。あからさまに自分の枠に誘導するとブロックされるなど逆効果ですので、気を付けてください。

常連のサポーターができれば、人はどんどん集まってくる

「バンドワゴン効果」という言葉を聞いたことはあるでしょうか? バンドワゴン効果とは、消費者が他人に遅れないよう物を購入する現象。あるいは、選挙などで、優勢と報じられる候補者に対して有権者の支持や票が集まりがちになる現象を指します。

先ほど触れました常連のサポーターを付けるメリットは、ここにもあります。ライブ配信開始時にサポーターが常駐していれば、バンドワゴン効果によってサポーター以外の人たちがどんどん集まってくるのです。

ですからまずは「人をとにかくいっぱい集めなきゃ💦」と焦らず、常連のサポーターを1人ずつでもいいので、ちょっとずつ作っていくことを意識してみましょう。

では、また♪


関大地

「2007年にJR東日本の車掌となる。車掌による英語での車内アナウンスがなかった当時、独学で英語を学び、車内英語アナウンスを決行。すぐに動画サイトやSNS上で話題になり「英語車掌」と呼ばれるようになる。2019年に退社し、鉄道、英語にかかわる事業を立ち上げ活動中。
関大地さんの紹介ページは→こちら


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  1. cecille

    今回の記事は、ライブ配信において、「サポーターのいる強み」について書かれていました。
    そこに限らず、何かを成し遂げようと頑張っている人を応援するということは、サポートする側もパワーをもらったり、気持ちにハリが出たりすることもあり、お互いに「ステキなもの」を授け合っているのではないかと思っています。