
TikTokは、人件費0円で24時間365日、全世界で働きまくる超優秀な営業マン
[ WEB車掌SEKIDAIの「新たな世界に駆け込み乗車」 ~乗って気付いた異次元な世界!~ ]
仕事では名刺に凝るよりTikTokに凝ったほうがいい理由
社会人になったら作るべきものがありますね。それは名刺です。他企業に訪問するときに自分の名前と顔を覚えてもらうのは本当に重要です。何回か顔を合わせるうちに仲よくなって、ビジネスが進んでいくスピードが上がっていくのが当然の流れとなります。
僕は元々JRの社員でしたが、車掌ということで名刺の必要性はあまり感じませんでした(笑)。車掌はイメージしてもらったらわかると思いますが、名刺交換をする場面がありません。ずっと列車に乗っていてアナウンスをしたり、ドアを開けたりすることが仕事ですから。
しかし、独立してから名刺交換というか、相手に名前と顔を覚えてもらう重要性が身に染みるほどよくわかったのです。

特に起業したばかりでは、クライアントさんも一から構築していかなくてはならないわけですから、様々な企業にアタックしたり、知人に紹介してもらったりしなくてはなりません。この行動が、本当に骨が折れるのです。
今振り返ってみると、ビジネスを行っていく上で名刺交換よりももしかしたら大切ともいえそうなことがあることに気が付きました。それが、SNSで知名度を上げるということです。「SNSって遊びや自分の趣味の延長じゃないの?」と思っている方は、今すぐSNSに謝ってください(笑)。SNSは、広告費用ゼロの優秀な営業マンなのですから。
特に一人企業の人は、情報発信をするときに「どのようにして自分のサービスやコンテンツを知ってもらうのか?」「どこにプレスリリースを打とうか?」と迷うと思います。そんな悩みも、SNSがうまく活用できれば大きく解消してくれるのです。
そして、SNSといってもこの世の中にはたくさんのSNSが存在します。いま、何のSNSにしようか迷っている人は迷わずTikTokを選んでください。なぜTikTokなのかはこのあと説明しましょう。
TikTokの効果はTikTokの外に大きく飛び出す
世界的に見ても、TikTokユーザーがYouTubeユーザーを超えました。僕のアカウントのフォロワーもTikTokが3.5万人で、YouTubeが1.6万人ですからTikTokが上回り、その瞬間から「TikToker(ティックトッカー)」と名乗るようになりました。
このくらいのフォロワーの数になると、動画を一つアップすればコメント欄もかなり盛り上がります。僕の肌感覚で言いますと、フォロワーが1万人を超えたくらいから周りの反応が変わってきました。
ビジネスの場面で、知人から新しいクライアントを紹介してもらうときなど、相手に顔と名前を憶えてもらうスピードも速いですし、むしろ下話の段階で「TikTokで有名な」などと伝わっていて、実際の会合などでは打ち解けることが早く、スムーズに話が進むことも多いのです。

また、TikTokで有名になると「影響力がある人だ」と判断され、書籍を出版しやすくなります。書籍の著者になることによって、更に知名度が上がってWikipediaで誰かが自分のことを熱心に載せてくれることもあるので、全ての力がプラス方向に働くのです。
このような状態まで行けば、初対面にもかかわらず、アイスブレイクが終了したような状態で話を進めることができます。そうなれば、交渉も優位に進められること間違いなしです。
TikTokはYouTubeに比べて後発組ではあるものの、今や飛ぶ鳥を落とすかのような勢いで成長しています。流行り始めたときは、若者が水着で踊っているというようなイメージがありましたが、今では全く異なります。特に個人事業主や小企業の経営者はやらなきゃもったいないですよ。
パクリでもOK! 何もしないのが一番ダメ
当然のことながら、まずはアカウントを作るところからスタートします。これは、「いきなり動画投稿をしよう」ということではありません。
まずは、どのようなアカウントを自分自身が作りたいかリサーチから始めてください。そのためには目標となる人を探し、自分の中でメンターにしてしまうといいでしょう。
現在、ビジネス系TikTokerの数は激増しています。ボーッとおすすめ動画をスクロールしていくだけでも、1時間も観ていれば、何人か自分の興味を引く人が現れます。その中でも、自分が目指したいと思う人をまずはフォローしてみましょう。
その後は、フォローしたTikTokerがどのような動画をアップしているのか、ひたすら研究します。最初に投稿した動画から、最新の動画まで観ていくと、その方の転換点が見えてきます。現在のスタイルになるまでに試行錯誤してきた結果が動画として残っているわけですから、本当に学びしかありません。
その中でも自分自身のスタイルが決まらない場合は、そのメンターとなる人とものすごく似ている動画を上げてみればいいのです。
最初からオリジナルコンテンツを作ろうと張り切りすぎても、ハードルが上がりすぎて挫折しやすくなってしまいます。まずは、ハードルを下げて慣れてきて、自分のフィールドが決まってからオリジナルコンテンツをアップすればいいのです。
「ものすごく似ている動画って、パクれということ!?」と思った人もいるかもしれませんが、そのような意識でやった方が上手くいきます。一見丸パクリのように感じても、少しでもあなたのオリジナルコンテンツを入れれば丸パクリにはなりません。
まずは何でもスタートを切ってみることが大切です。最初の一歩を踏み出さない限り、現在見えている景色が変わることはありませんから。

成功している人ほど、やらない理由なんて考えていない
よくバンジージャンプなどの光景でよく見られますが、飛び終わった人は余裕な表情でこれから飛ぶ人に「はやく飛んじゃいなよ」と話し掛けています。
TikTokの世界も全く同じです。ガンガン伸びている人は、やらない理由など考えずに前進し続けています。やらない人が“なんだかんだ”理由を付けているだけです。
ほとんどの人が“失敗を恐れて石橋を叩きすぎて、渡る前に自分の進むべき道を壊してしまっている”のです。これは本当にもったいない話ですね。
特にビジネス戦略の中に“プロダクトローンチ”を導入しよう、もしくは導入していても上手くいかなく悩んでいる経営者の人は、TikTokをやらない手はありません。あっという間にリストを数百人分獲得することも可能です。
今は、TikTokでビジネスを大きく成功させている人も出てきていますから、ぜひあなたもそれに続いてください。
何かあったら、相談に乗りますからお気軽にお声がけください。では、また♪


「2007年にJR東日本の車掌となる。車掌による英語での車内アナウンスがなかった当時、独学で英語を学び、車内英語アナウンスを決行。すぐに動画サイトやSNS上で話題になり「英語車掌」と呼ばれるようになる。2019年に退社し、鉄道、英語にかかわる事業を立ち上げ活動中。
関大地さんの紹介ページは→こちら
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