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視聴者を“バカ”にする動画を作る“賢い”企業の企みとは!? ヒントは「損して得取れ」

[ WEB車掌SEKIDAIの「新たな世界に駆け込み乗車」 ~乗って気付いた異次元な世界!~ ]

TikTokの年齢層が上がった一番の理由

ひと昔前まではTikTokユーザーの平均年齢は10代後半でしたが、最近は30代前半だといわれています。年齢層がどんどん上がってきていますね。「最初は仲間内と楽しく盛り上がりたい」と考えていた若者が多かったのですが、今ではご年配の方でも投稿や配信をしています。

最近ではライブ配信だけでなく、アーカイブ(投稿してストックされている動画)にも投げ銭ができるようになりましたし、現在はYouTubeの広告収入のように、自分が寝ている間にも収益を上げる仕組みが徐々に構築されてきていることも関係していそうです。

このように、投げ銭機能が実装されてくるとやはり強いのが社会人。中高生が、ライブの度に“推し”にギフトを贈り続けるのは、小遣いやバイトの収入だけだとやはり厳しいですので…。

しかし、何の見返りもなく動画を投稿していくのはやはりモチベーションが上がりません。TikTokの動画は撮影してから編集して投稿するという一連の流れでは少ない人でも1時間、凝っている人で4~5時間と掛かる人もいます。そうなれば、やはり見返りを求めてしまう人も多くなるのはうなずけます。

めちゃくちゃ流行っている「社長」アカウント

日本人は本当に流行りに敏感で、すぐにその波に乗りたいと考えます。そして、TikTokが“稼げる”となって黙っていないのは企業。

それはそうですよね。現在のようなコロナ状況下で利益を少しでもアップさせたい企業は多いですし、稼げるとわかっている市場にわざわざ参入しない理由などどこにもありません。

この記事を執筆している、2021年12月の時点でTikTokの中でも力を伸ばしてきたのが、「ビジネス系TikToker」と呼ばれる人たち。彼らは、企業の売り上げアップや知名度を上げるために活動しているTikTokerで、最近多くの若者の心をつかんでいます。その中で多く見られるのが、「○○社長」というアカウントです。

このようなアカウントの特徴とすると、動画を再生すると、その会社のスタッフ(撮影者)が「社長、社長!」と声を掛けて動画が始まり、その会社の社長がその質問者の問いに答えたり、持論を展開していったりというスタイルです。

このように社長自らが動画の中に登場して、経営理念などを、動画を通して世界に発信しているのです。この方法は実に有効的であり、大企業でも、個人経営者でもどんどんやるべきだと思っています。なにせ、広告費を掛けずに自分たちのビジネスに集客ができるのですから。

TikTokは冷静に考えればリクルートに最適なSNS

もともと若い人をうまく取り囲めるのがTikTokの強みなので、最近ではリクルート目的のために投稿しているアカウントも多くなってきました。その中でも僕が面白いなと思ったのが、自分の会社の社長を“鬼のように”いじり倒すようなアカウント

そのようなアカウントは、「いじられすぎて心が痛い。大丈夫なのかな? 逆ブランディングにならない?」と、一見、視聴者の立場からしてみても不安になるほどの動画です。しかし“余計なお節介”のような考えとは裏腹に、どんどんフォロワーが増えていきます。

このようなアカウントが順調にフォロワー数を伸ばしている理由は、部下が社長をいじり倒し、「風通しのいい会社なんだ~」「話をちゃんと聞いてくれるような上司のいる会社で働きたい!」という感情に駆り立てられるのでしょう。

また、印象的なのがフォロワーをどのようにして獲得していくのか二極化しているということです。これは、人間性を前面に出しているアカウントと、視聴者をバカにするような発言が多いアカウントの2つにきれいに分かれます。

もちろん前者は、純粋に「この会社で働きたい!」という直接的にファンを作っています。確かに、僕が学生で就職活動をしている立場で動画を観ていたとしたら、採用の問い合わせをしたいくらいです。

視聴者攻撃型動画に隠された“真の目的”とは!?

そして後者ですが、これは動画が投稿される度にすさまじい数のアンチが出てきて、コメント欄が毎回荒れます。敵をワザワザつくりにいっている投稿ですから、一見「何のメリットがあって投稿しているの?」と思います。

時には辛すぎて観ていられずにスキップしたくなるほど、視聴者をあおっているものもあるくらいです。では、このような動画を何のために投稿しているかというと、顧客や入社希望者をふるいにかけているのです。

そのあおり方も絶妙で、しっかりとエビデンスがあり正論で攻めています。しかし、感情的になった視聴者は面白くありませんから、コメントで反論します。そうすると炎上のような形でバズり、たくさんの人も目に付くのです。

そこで、じっくり観た人の中で「厳しいことを言っているけれども正論だよな」という人が現れ始めます。するとそういう人たちがどんどんフォローしていくのです。

TTPはTikTok界でも有効。しからば僕なら…

ビジネスを行う上ではやはり敵は作りたくないですね。しかし、実際にこのスタイルを貫き通している投稿者が言っていたのですが「この方法をとると確かにアンチも来るけれども、自分の意見に賛同してくれる人材も来てくれる。“損して得取れ”ですよ」と。このコメントに、全てが集約されていると感じました。

確かに「なるほど」と納得はできるのですが、僕は敢えて敵は作りたくはないですね(笑)。正解は一つだけではありませんし、人には人のやり方がありますので、どのようにブランディングするかは、あなたが決めてください。

こんなに「社長、社長」が流行っているなら、僕も「車掌、車掌」という感じにしてみようかな(笑)。なんてことを考えながらも、日々SNSで知名度を上げるためにはどうしていくのか考えている僕でした。

上手くいくためには、上手くいっている人の方法をTTP(徹底的にパクる)することも大切です。僕はこれからも試行錯誤を繰り返しながら、皆さんに有益な情報をお伝えできるように活動していきます。

あっ、もう年末ですね。あっという間の一年でした。皆さん、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

では、また♪ 良いお年を♬


関大地

「2007年にJR東日本の車掌となる。車掌による英語での車内アナウンスがなかった当時、独学で英語を学び、車内英語アナウンスを決行。すぐに動画サイトやSNS上で話題になり「英語車掌」と呼ばれるようになる。2019年に退社し、鉄道、英語にかかわる事業を立ち上げ活動中。
関大地さんの紹介ページは→こちら

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