
「TikTokは何を投稿したらいいの?」 必ず見つかる完全マニュアル、作りました。
[ WEB車掌SEKIDAIの「新たな世界に駆け込み乗車」 ~乗って気付いた異次元な世界!~ ]
深刻に考えず、好きなことや熱中していることから、ひとまずやってみよう
よく僕のところには「TikTokを始めたいのだけれど、どのような動画を投稿したらよいのかわからない」という声が多く寄せられます。特に、今から始めようと考えている人は、自分がどこのジャンルやポジションを狙っていけばいいのかわからなくなる人が多くいるようです。
確かに、急激にTikTok人口が増えてきましたから、その気持ちはわからなくはありません。しかし、もっと肩の力を抜いて簡単に考えてみてください。
“あなたの得意なことから始めればよい”のです。
「いや、そのジャンルは既にライバルがたくさんいて、レッドオーシャン化してるよ」と感じた人も安心してください。まだまだ参入する場所は多く残っています。
では、具体的にどうしたらよいのか?と言いますと、まずは大きなジャンルを決めてください。
やはり、これから継続的に動画を投稿していくわけですから、あなたが好きなことや熱中できることでなくては続きません。ですから例えば、「野球」「ドラマ」「料理」「販売の仕事」といったように、それくらいざっくりでいいので、まずは大きなジャンルから決めていきましょう。
ライバルがいない場所の見つけ方、教えます。
僕を例にしますと、大きなジャンルとしては「鉄道」にしました。ただし、鉄道のジャンルと一言で表しても、いろんな人がいます。電車に乗るのが好きな人、撮影をするのが好きな人、駅弁好きの人、僕のように鉄道員だった人もいます。
さらに細分化してみましょう。元鉄道員という配信者は何人かいますが、駅員、運転士、設備関係者などが出てきます。

すると、「車掌」という枠が意外にもポッカリと開いていましたから、元車掌でもある僕は、すかさずそのポジションを確保しました。「運がいいよね」と思う人もいるかもしれませんが、もし先に「車掌」としてやっている人がいたら、「英語車掌」としてその人と差別化を図るだけです。
そのように、ターゲットにしたジャンルを細分化していって、自分のベストな立ち位置を見つけてください。
僕の場合、車掌として投稿を続けていたら、TBS系のテレビ番組に鉄道のコメンテーターとして呼ばれました。
このように、自分の強みとライバルが少ない場所を探していくと、「ここで勝負しよう!」という場所は、思ったよりも簡単に見つけることができるものです。
「おいおい、鉄道なんてジャンルは誰でも参入できるところじゃないじゃないか? 参考にならない!」と思った人も、少し落ち着いてみてくださいね。
もし、あなたが「営業」という、あたかもライバルが多そうなジャンルの人だったとしましょう。でも、ガッカリしないでください。同じ営業といっても、自動車販売の営業なのか、食品関係なのか、それとも健康器具なのか…、というように、業界だけで区切っても実に多岐にわたりますよね?
それでも見つからなければ、どんどん細分化する、ないし、細分化のやり方を変えていきます。活動場所、販売している商品、異業種からの転職など、あらゆる角度から観察していきます。この作業を続けていくことで、必ず自分ならではのポジションは取れるのです。
「腰痛のシゲさん」と呼ばれるようになったら勝ち
ポジションが決まったら、次に決めることがあります。それは“コンセプト”。今後も継続的に動画を投稿していくにあたり「ブレてはいけない主軸」のことです。
まだ、イメージがあんまりわかない人のためにもう一つ助け舟を出しますと、「あなたは何のスペシャリストとして見られたいか?」ということです。これが非常に大切なポイントとなります。
僕は「英語車掌」ですから、英語アナウンスや車掌業務について、ドラマ形式にして投稿することが多いです。このようにコンセプトを一貫して投稿していくことにより、自然とフォロワーも増えていきます。

例えば、あなたが整体師であれば、その中でも最も専門分野は「肩なのか」「腰なのか」というように探していき、「腰痛なら○○さん」とか呼ばれるように徹底的にこだわってくださいね。
ここで一つ注意点です。このときに「何でもできます!」ということだけは避けてください。例えば、恋人に「今日の夕飯は何にする?」と聞かれて「何でもいいよ」と答えたらめちゃくちゃ冷めますよね?
こんな感覚と同じようなもので、「イタリアンなら任せておけ!」と決め打ちして言うほうが、信頼感が高まります。そして、イタリアンの美味しいお店を次から次へと100軒リポートしたとしましょう。それを動画にまとめTikTokに投稿すれば、あなたは、もうその界隈のイタリアンのスペシャリストとなれます。
ここで、コンセプトがバラバラになってしまうと、「えっ? こういう動画を観たいんじゃないんだよな…」という人が離脱してしまうのです。
フォローしてくれるまでには時間がかかったのに、アンフォローやブロックされるのは本当に一瞬です…。気を付けてくださいね。
やりがちなミス。「いろんな商品を紹介する」。もう一つは…?
もし、あなたが情報コンテンツをバックエンド商品としている場合、ひたすら一つの商品に絞って投稿していきましょう。
「本当は商品がいくつもあるから、あれもこれも…」となる気持ちは、よ~くわかります。しかし、これをやってしまうと、せっかく継続して観てくれていた人の熱が冷めてきてしまうのです。
「でも一つの商品だけで、動画のネタなんてそんなにたくさん思いつかないよ…」。そんな声が多く聞こえてきそうです。でもご安心を! 商品を考えるのではなく、視聴者の悩みを解決してあげるように動画を投稿していけばいいですし、視聴者はむしろ、解決を求めています。
商品のよいところを紹介する動画は一見すると理想ですが、セールス感が強すぎて視聴者は引いてしまうものなのです。しかし、「こんな悩みがありますよね? 私も本当にわかります!」「なるほど、こうなったら生活が楽になりますよねえ」と、まるで自分も視聴者になったかのように寄り添って、悩みを解決していってください。
あと、せっかく悩み解決に向かったのに、ついついやりがちなミスがあります。よく、「続きはコメント欄で」と言う人がいますが、一瞬で視聴者の熱は冷めてしまいます。
例えるならば、アーティストのライブのように、アンコールに応えるくらいの勢いで、惜しみなく全て出し切ってください。すると、「実物の歌声を生で聞きたい!」というくらいの熱心なファンが必ず現れます。
歌詞を完璧に知っていても、「ライブバージョンが聞きたい」、「直接会いたい」と別の感情で必ず来てくれる人がいます。このようなコアなファンだけに、あなたのコンテンツを届けるイメージで動画制作をすると大成功します。
では、また♪


「2007年にJR東日本の車掌となる。車掌による英語での車内アナウンスがなかった当時、独学で英語を学び、車内英語アナウンスを決行。すぐに動画サイトやSNS上で話題になり「英語車掌」と呼ばれるようになる。2019年に退社し、鉄道、英語にかかわる事業を立ち上げ活動中。
関大地さんの紹介ページは→こちら
この記事へのコメントはありません。