
メロン、イチゴ、ライチ…、珍しいフルーツの缶詰を全部食べてみた【完全版】
[ 変わっているけど実はイケる食べ物&飲み物たち ]

大人になったらやってみたいことって、ありませんでしたか? ただ現代社会では、「ネットで見かけた気になる商品を一度買ってみたい!」という憧れのほうが、日常的かもしれません。
1つはヘッドホンアンプで2機種買うも、某大手比較サイトで1番人気の中国ブランド(2020年発売/1万2000円くらい)よりも、オーディオテクニカ製のAT-PHA10(2009年発売/5000円くらい)のほうが、操作性も音の滑らかさも軍配が上がりました。日本ブランドの技術の高さを再認識した次第です。

それと、自宅にパソコンが導入されてネットに触れ始めた頃に見つけて以来、ずっと食べてみたかった「メロンの缶詰」。長年の夢が叶い、ついに購入🍈
店頭では見かけずネットショップにはあるもののかなり高いので、ずっと躊躇しつつ何十年もの歳月を経て、今に至ってしまいました…。コロナで休みの日もお出かけが自在にしにくくなったので、おうち時間をちょっとでも楽しくしようと思って、踏み切ったのです。
ネット上のレビューからマンゴーに近いと思ったので、せっかくだからマンゴーをはじめ珍しいフルーツの缶詰を一挙に食べてみることにします。そのレポートがこちらです。二木の菓子、ベルクスなど普段あまり行かない店でも買いました。
ただ、妻はフルーツがほとんど嫌いだし、子供にあまり甘いものを与えるのもどうかと思ったので、全部1人で食べることに。最近糖質オフを頑張っていたから、かなり帳消しにしてしまったかも…。
🍈メロン 4号缶(サンヨー)
466円(税込)
※価格は著者が実際に購入した際のもの。以下同
https://is.gd/Nh3qjU




赤肉系クインシーメロンが5切れ入っています。
「かなり甘くて柔らかい」というレビューが多かったものの、フルーツの缶詰全体で平均以上程度といったくらいでした。思ったよりもあっさり和風系の清涼感のある味。黄桃缶の果実を柔らかくして、果実の味自体は薄くして、シロップは少しあっさりさせた感じかなあ。メロンというのも、言われないとすぐに気づかないかもしれません。
ネットでしか見つけられず、希少がゆえにいい値段しました💦 「囚人への差し入れは生ものはNGなので、フルーツの場合は缶詰に限る。ゆえにリアル店舗だと、差入店で扱うケースが多い」とも聞くので、また東京拘置所か府中刑務所の周辺の街歩きをして確認してこようと思っています。
●マンゴダイスカット F2号缶(谷尾食糧工業)
99円+税
https://is.gd/sXFE6I




マンゴーをサイコロ状にカットしたものがたくさん入っています。メロン缶と味も食感も近いのでは?と思い、ほぼ同時に食べるも、このマンゴー缶のほうが甘くて柔らかく、マンゴーとすぐにわかりました。
箸で持ち上げる際に、最もズブっと箸が刺さったのがこちらでした。
国産 厚切り洋梨EO M2号缶(加藤産業)
239円+税
https://is.gd/LtR5t1





5切入り。周囲はシロップがかなり染みていて柔らかく、中が繊維質と梨ならではのザラつき感がしっかり残っていて、不思議な食感 でした。
シロップ漬けなのに、果実をそのまま食べるよりも甘さがあっさりとしていました。「4つ割り」とありますが、“4切入り”とは限りませんので、あしからず。
🍏にっぽんの果実 栃木県産 和梨(K&K)
356円(税込)
https://is.gd/1HBMMp





豊水を使用した贅沢な缶詰。洋梨缶よりも希少度はかなり高く、K&Kの公式サイト上では見つからなかったのでもしや現在は生産中止? マルエツで買いました。
洋梨よりも硬く、硬さは周辺部も内部もほぼ均一。洋梨より甘さは控えめだが、ザラつき感はこちらでも健在。
果実のサイズも見た目もリンゴとだいぶ近いものの、リンゴ缶よりも缶がはるかに小さいのですが、細かく切って収納されていました。
🍎国産 りんご4つ割(はごろもフーズ)
379円+税
https://is.gd/dUvbZo





ネットショップでは「4切入り」と名付けられたものも多いけど、自分が買ったのは3切入り。1切というか元のリンゴのサイズがかなり大きかったと予測されます。
実はこれが今回の一番の当たり。リンゴをそのまま食べるのは、他のフルーツと比べてしまうと、正直好きでも嫌いでもありません。リンゴは歯ごたえの悪いものや酸っぱすぎるものも多く、季節問わず売られていることで有難みがないからかなあ。
ただ、シロップ漬けの缶詰にすることで、甘みの増強、滑らかな食感と歯ごたえが手に入るので、その恩恵を最も受けるのはリンゴなのかと。あくまで私なりの仮説ですが。
アップルパイを作る際にも重宝しそうです。
🍓フォーシーズンチョイス いちごシラップ缶 295g(ファーストプロスパー)
108円+税
https://is.gd/C4ypl6





シロップがとにかく赤い。コップあければ子供に喜ばれ、カクテルグラスに入れてジンと炭酸水を入れるとシャレオツなカクテルに変身しそう。
「いちごジャムを作ろうと思います」のレビューも散見されるだけあって、かなり柔らかくてなっており押しつぶしやすい状態。
ちなみにイチゴ、今知ったのですが、赤い部分は、花托(かたく)または花床(かしょう)といって、花の付け根の部分が発達して食用部となったもの。表面にたくさん貼り付いているツブツブこそ、果実とのこと。その果実の中に種がはいっているというややこしい構造になっています。
https://is.gd/qt9hpl
https://is.gd/botCSC
以上を踏まえて缶詰に話を戻すと、赤い部分(花托)の甘みはあっさりめにまとまっていますが、表面のツブツブの部分(果実)の粒感はしっかりと残っています。粒を噛んだ際の酸味は残っていました。
自分が買ったいちご缶は希少性が高いらしく、ネットショップでも見つかりませんでした。二木の菓子で偶然見かけたのですが。
ストー製のほうがよく見かけ、ネットショップでも多く見つかりました。
https://is.gd/paw7lv
🍇国産 ブルーベリーc
260円+税
https://is.gd/1COaHO





こちらもイチゴ缶と同様にシロップが赤い、というか紫っ。
全体的にイチゴ缶と、次のようにかなり共通しています。
・実(厳密にはイチゴの場合は種付きの花托)が柔らかくて、少しの力で押しつぶせばジャムになりそうなこと
・酸味が全体でほぼ解消されている一方で、種の粒感と酸味は割と残っていること
・先述の通り、シロップに色が浸透していること(他の果実では、そこまで浸透しない。黄桃だって、シロップが黄色くなっていませんよね?)
面白いのは、3つや4つ、くっついていること。お菓子などでは全部1つ1つバラバラにしているんですね。イクラのように思っていたものが、本来の姿は筋子だと知った瞬間でした。
味はイチゴよりもあっさりしていました。
◎グレープフルーツ エスワティニ産 4号(ホテイフーズ)
199円+税
https://is.gd/cgYY02





みかんの缶詰と近いですが、こっちのほうが果実の硬さも酸味も残っていて、食べ応えがありました。
ゼリーをはじめ加工品のデザートでもよく入っているので、そこまで珍しくはないかもしれません。
○ライチ缶詰 5号缶 EO缶(天長食品工業)
69円+税
https://tencho.co.jp/product/1361/





ライチ自体元々、果実の中では薄めの味のせいか、シロップ漬けでもそこまで甘さがありませんでした。
硬さもあるため、シロップに浸してもそこまで柔らかくもなっていません。
種をくりぬいた後が目立つ果実と目立たない果実がありました。
今回買った中では、最もあっさり味&硬めでした。
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以上、9缶の精鋭たちによる夢の競演(?)でした。全部食べてみたくなったこと請け合いでしょう。もし好評なら、またこんな研究にいそしみたいと思ふ今日この頃です。
一つ考えたのが、今なぜか流行りの「レモンサワー」の飲み比べ(なんでこんなにブームなんだろう…)。ただ、フルーツの缶詰だったら2日間で1人でもこのようにできたのですが、レモンサワーだと10種以上は軽く発売されているので、一部でも1人で全部こなすのは相当難しく…。こんなことでアル中や痛風になんてなりたくないので💦
せっかくだから、デジタル デンの作家&スタッフの忘年会なり暑気払いと称して、『シティハンター』でお馴染みの新宿中央公園あたりで、野外利き酒大会をしたかったんですよね。こういう機会でもないと、リアルで集まって親睦が深まらないと思いますから。
1人2口ずつくらいで済んで、一晩で取材が終わりますので。集合はもちろん、新宿駅の黒板に「XYZ」と書いて。でも、比較的強めのカクテルのXYZじゃなくて、レモンサワーを飲むというオチ付き!
コロナ禍じゃなかったら、決行できたのに…。コロナのバカヤロー!!!
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