
その不調、好きな食べものが原因かも?
[ 身体はうそをつけない ]

こんにちはボディーワーカーのAKIです。
前回はお金の不安が首まわりの痛みの原因かも?ということについてお話しました。
今回は、好きな食べ物が不調の原因かも?ということについてお話したいと思います。
実は、私自身、7年前に突然、仕事中に肘の関節が腫れて痛くて曲がらなくなりました。そのまま、足の指、足首、中指、膝、手首と身体のあちこちの関節がムクムク腫れて動かなくなり、痛みと戦いながら憂鬱な日々を過ごしたという経験があります。
大学病院の膠原病内科で検査をした結果、回帰性リウマチと診断されました。この関節の腫れは、常に腫れているわけではなく、何かきっかけがあると発作的に起こります。症状が出ているときは猛烈な痛みで、痛み止めや腫れ止めを飲んでも全く効きません。発作が出て腫れと痛みのピークが過ぎる1週間くらいはこの痛みとつきあっていくしかないのです。
この回帰性リウマチの話は、また別の機会にゆずるとして、この病気にかかっていたとき、私は、自分の身体がどういうときにこの発作が起こるかということを注意深く観察しました。
お化けに呪われたかと思ったらまさかの大好きな食べ物?!
最初は、腫れと痛みが襲ってくるのはいつも突然なので、何か目に見えない悪い物が憑依したのかと思ってバリ島まで行って祈祷師に身体を清めてもらったり、鍼治療を受けたり、マッサージに行ったり、あらゆることを試してみましたが、全く改善が見られませんでした。
でも私は人の心と身体を扱う事を仕事としているボディーワーカーです。
自分の身体は、自分ではなかなか客観的には見られないものですが、それでも数年にわたって、この病気と付き合っていくうちに、自分がどういう状態のときに腫れが起こるかが分かってきたのです。
その決定的な原因の一つが遅延型フードアレルギーでした。フードアレルギーというと卵、大豆、牛乳、そば、えび・かになどを食べた時に出るかゆみやじんましん、呼吸困難などをさすことが多いですが、この遅延型フードアレルギーというのは、摂取してから数時間後~数週間後にその人の弱い部分に症状として現れることが多いのです。
ですからなかなかフードアレルギーの原因になるものと結びつけにくく、原因がわからないことが多いのです。でも、この遅延型フードアレルギーは、私のように自己免疫疾患のような解明されずらい病気で現れたり、うつや、頭痛めまい、肩こり、慢性疲労などアレルギーとは一見関係のないような症状の原因になっていたりするのです。
人が感じるなんとなく不調の原因ってこれ?
よくよく観察していると、普段好きでよく食べている物を摂取してから5時間~9時間程度で私の関節がムクムク腫れあがる、つまりアレルギー反応が出ることがわかったのです。
細胞の一つ一つが震えながら、微細に反応して爆発していく感じです。
このことは、じんましんやかゆみや呼吸困難といった症状がアレルギーの症状だと思っていた私には衝撃すぎる事実でした。
さらに、この遅延型アレルギーというのは、この世の中の不調といわれる原因のすべてに不随しているのではないかと思っています。
日々、みなさんの身体を見ていても不眠症、高血圧、過敏性大腸炎、関節炎、うつなどの症状の影に隠れているのがこの遅延型フードアレルギーだと感じています。
私のセッションでは、注意深くみなさんの食べている物と身体の反応をチェックするようにしていますが、自分自身ではこのフードアレルギーは気が付きにくいものです。
この遅延型フードアレルギーは、小さい子供に出るより、大人になってからそれまで食べてきたものに影響されて出てくるとも言われています。
遅延型フードアレルギーは、ある一定年数の量に達すると生活習慣病のような症状として、病という形で襲ってきます。対アレルギーというよりも、その時出ている病気に対する薬を使うことで紛らわせるため、根本的に治療に至らず、見逃す人が多いフードアレルギーです。
そして、よくよく見れば自分の大好きでよく食べているものが原因だったりすることが多いのです。

無意識に見過ごしている事、そこに身体や心は沢山のメッセージを発しています。
今こそ、そこに耳を傾けしっかり聞いてあげるべきなのです。
もしかしたら、あなたのその不調の原因も、あなたの好きな食べ物が原因かもしれません。
次回はこの遅延型アレルギーについてもう少し詳しくお話したいと思います。
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