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遅延型アレルギーの原因はリーキーガット症候群!

[ 身体はうそをつけない ]

こんにちはボディーワーカーのAKIです。

今回は遅延型アレルギーの原因になると言われているリーキーガット症候群についてお話したいと思います。このリーキーガット症候群と聞いて、ピンとくる人はあまりいないのではないでしょうか。

とはいえ、今や、日本人の2人~3人に1人はアレルギーを持っていると言われ、アレルギー症状に悩まされている方が多くいます。
その中でも、大人になってから発祥するのが遅延型アレルギーというアレルギーで、その原因になっているのが、リーキーガット症候群という症状です。日本ではまだ「病気」としては認められていませんが、海外では医師たちによる論文も多く発表されています。

食事に気をつけている人ほど要注意!

リーキーガット症候群のリーキーガットとは、リーキー=漏れる、ガット=腸の2つの言葉を掛け合わせたもの。
ご存知のように、腸は、口を通って胃を通過した栄養分を身体の中に取り込み、不要なものを外に出す助けをする器官です。その腸がうまく働かず、腸で本来「外に出されるべき不要なもの」や腸にとって「余計なもの」が、腸の細胞を通して体内に取りこまれることによっておこるのがリーキーガット症候群です。

この身体にとって不要なものや余計なものとは、例えば「食べ物のカス」や「腸の中の悪玉菌が出した有害物」などです。さらに「カビ」「歯周病菌」「細菌」「ウイルス」「化学物質」「重金属」などなど、本来であれば体内に吸収されないよう腸がブロックしているものも、リーキーガット症候群ではそのまま体内に入ってくるようになります。

つまり、本来入り込んではいけないものを取り込んでしまうことになるので、体のあちこちに不調が現れてしまうというわけです。

よくある症状として、アレルギー症状はもちろんのこと

・肌荒れ
・花粉症
・便秘
・肥満
・生活習慣病
・精神病
・過敏性大腸炎
・うつ病、不眠症
・自己免疫疾患

なども引き起こすと言われています。

とにかく腸内を整えて!

リーキーガット症候群についてはまだまだわからないことも多いのですが、とにかく腸の中の状態を整えることが何より有効です。腸のバリア機能は、細胞同士を閉じる接着剤のような役割の”タイトジャンクション”と、腸管を覆う粘膜である”ムチン”から形成されています。

そして以下のような食生活がこのムチンを減らしてしまい、リーキーガット症候群を引き起こします。

<ムチンを減らしてしまう食材や薬など>

・高脂肪ジャンクフードな食事
・清涼飲料水に入っている果糖ブドウ糖液糖など
・鎮痛剤

予防としては、加工食品や薬剤の摂取を減らし、なるべくグルテン、カゼイン、白砂糖、甘味料を減らしてみましょう。私のクライアントさんでも、グルテンを排除するだけでお肌が2週間で蘇るほど改善した方が沢山います。

さらにストレスを減らし、腸内環境を整えることも有効です。善玉菌を増やし活性化するために乳酸菌や食物繊維やオリゴ糖などを摂取しましょう。とにかく「外からどんどん善玉菌を入れること!!」が大切です。乳酸菌のサプリなどを活用してもいいと思います。
善玉菌を増やすためには、緑茶カテキン、ブドウのポリフェノール、クランベリーのポリフェノールの成分も効果的です。

このようにまだまだ知られていないリーキーガット症候群ですが、自分の好きな食べ物が原因で不調になってしまうというのは、とても残念なことです。しかし原因がわかれば恐れることはありません。
原因不明の不調がある人は、もしかしたらリーキーガット症候群を疑ってみるのもありかもしれません。

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