夫婦関係がむしろ大きく改善する!愚痴を言い合う「夫婦会議」のすすめ(後編)

[ 素敵な旦那さんになるための秘訣 ]

ここでもレディーファーストを! 相手の発言の否定もご法度です

前回の記事「愚痴を言い合える夫婦会議のすすめ(前編)」では、愚痴も含めて色々と話し合いながら、夫婦のありたい姿を見つけていく「夫婦会議」を勧めるという内容でお届けしました。今回は、その続き。夫婦のありたい姿が見つかったら、次は何をしていくのかを解説しますね。

夫婦のありたい姿を決めたら、いよいよ、お互いに不満や愚痴を言い合うというステップに進みます。でも、待ってください! 旦那さんが先に言いたい気持ちはわかりますが、ここは素敵な旦那さんを演じるところ。いったんは男らしくグッとこらえて、奥さんから言ってもらいましょう。レディーファーストですよ(笑)。

そしてもう一つ、大事なルールがあります。「相手の発言を、絶対に否定しない」を、旦那さんも奥さんも、必ず守ってください。そうじゃないと、喧嘩になってしまいますから(汗)。

スムーズに進めるために、まずは旦那さんが奥さんに「最近、どんなことに困っているかな? 心配ごとある?」と聞いてみます。

すると例えば、というか、多くの夫婦で出そうなものとして、奥さんは「あなたは、幸せな家庭にしたいと言っておきながら、全然家事をやってくれないじゃない…」といった不満が出てきます。そこで「そんなこと、お前の仕事だろう」とか「俺だって忙しいんだ。週末には皿洗いしているじゃないか」と言ってしまうと、ゲームオーバーです…。だから、パートナーを否定する言葉は絶対に言わないくださいね!

重要なのは、不満や愚痴の原因を知ること

旦那さんのリアクションとして正解は、「そうだったんだ…。そう思っていたんだね」と、奥さんの不満を丸ごと受け止めください。

そして、これ以上不満は聞きたくないかもしれませんが…、ここはもう一息我慢して「他にもあるかな?」と、奥さんの気持ちに寄り添っていきます。すると、奥さんは安心して自分の気持ちを話すことができます。ここまで旦那さんとしてはしんどいかもしれませんが、そのあとをスムーズに進めたり、良好な落としどころにもっていくための大事な準備ですので!

重要なことは、「何が原因で、奥さんが不満を感じているのか」に気づいてあげること。家事や育児の時間が長すぎると感じているのか、分担の内容に納得できないのか、もしくは感謝の言葉が足りないと感じているのかを知っていくことです。ただの不満だと片付けることなく、不満の原因を知ることで何をすればよいのか分かるので、不満を解決する糸口になるのです。

また、不満の原因に気づいてあげると、パートナーは自分の気持ちを分かってくれてたと感じて、それだけで不満が解消されることもあります。

旦那さんの番が回ってきても、このワンフレーズから始めたい

奥さんの不満を聞いたら、次は旦那さんの番です。さあ、不満や愚痴を言ってみましょう!

奥さんは自分の不満や愚痴を話したので、旦那さんの話も穏やかにゆとりをもって聞き入れてくれる状態になっているはずです。まずは「君の気持ちはわかったよ。今度は、俺の愚痴を聞いてくれるかな?」と切り出して、始めましょう。

ただ、ここでワンクッションとして、いきなり不満という本題に入る前に、「普段、俺のやっていることで何か直した方がいいかな?」と付け加えると、あなたの不満を奥さんはいっそう聞いてくれやすくなります。

それから不満を打ち明けます。「家事や育児も手伝いたいんだけど、週末は俺も疲れてるから、ゆっくり休みたい気持ちもあるんだ」といったように。奥さんも「あなたも大変ね」という気持ちになるでしょう。

相手を気遣うあまり無理し過ぎたら、本末転倒…

不満が出尽くしたら、二人で週末の過ごし方や家事や育児の分担を考えればいいわけです。重要なのは、無理をしないこと。もし難しいのであれば、何かをやめるなり手放すなりして、少し頑張ればできる程度に量や手間を減らしていけばいいのです。「そこは大変だね…、どうしようか?」という共通認識で修正していけば、具体的な解決策が見えてきます。

家事の分担に無理があったり曖昧にしたりすると、誤解を生むので気をつけてください。私も優しい旦那さんになろうとして、あれもこれも家事を際限なくやってしまい無理がたたった時がありました。無理が生じると気持ちも重くなり、妻に「こんなのやってられないよ」と不満を言ってしまい喧嘩状態になったこともありました。

とはいえ、いったん分担を決めたらそこしかやらないという気持ちではなく、今、これやれば相手は助かるんじゃないかな?と思ったことは、率先してやってあげる優しさは忘れないでください。そのちょっとの優しさは、ほかの場面で自分の分担などを手伝ってもらえたりする優しさとして返ってくるので大切にしましょう。

以上、「愚痴を言い合える夫婦会議のすすめ」は、いかがだったでしょうか。とにかくやってみることをお勧めします。

最後に夫婦会議のポイントをおさらいしておきます。ポイントを押さえながら一歩一歩諦めずに進めば、夫婦のありたい姿になっていきます。

◆夫婦会議のポイント

・最初に楽しくなる夫婦のありたい姿を決める

・会議中は絶対に否定しない

・やる日程を決める。1時間で終わらせる。

・無理のない実現可能な役割分担にする

・パートナーの大変さに気づく

次回に続けます! お楽しみに!(~~)!

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