人間誰もが、生まれた時は自信満々であった。自信が失われる原因は割と単純だった…

[ 今度こそうまくいく! 自信を無理なくつける方法 ]

自信がなくなるメカニズム、解明されています

こんにちは! 人材育成コンサルタントの吉田裕児です。今回から「自信のつけ方」というテーマで、読者の皆さんが元気になれる情報を伝えていきます。

さて、あなたは「自分に自信がありますか?」と質問されて、「はい、自信あります」と答えられるでしょうか。
多くの方は、「え、ちょっと自信ないなー」とか「どうかな。そんなこと考えたことなかったかも…」と、自信なさげに答えてしまうのはないでしょうか。

人はいつの間にか、自信を持てなくしてしまっています。なぜ、人が自信を持てなくなってしまうのか、そのメカニズムを知れば自信のつけ方がわかってきます。まず、自信が持てなくなってしまうメカニズムを一緒に考えていきましょう。

もし、私は自信があるから大丈夫だという方でも、自信が持てなくなるメカニズムを知れば、お子さんや部下に自信をつけてもらう方法もわかってきます。

人間は赤ちゃんの時が、最もあくなき挑戦者だった

実は生まれたての赤ちゃんの頃は、人は何でもできるんだと自信満々の挑戦者でした。自信満々なんて意識もせずにです(笑)。

ときに、「オギャー」と泣いてオッパイを欲しいとお願いする。かと思ったら、「キャッキャ」と笑って笑顔になって、お母さんやお父さんを喜ばせる。まるで天使のように目を輝かせていることも。まさに、泣いても笑っても周囲を笑顔にする表現力の天才。お母さんもお父さんも、そんなありのままの赤ちゃんを愛していたでしょう。

3カ月が過ぎ首もすわり、寝返りをうち出すと、キョロキョロとお母さんを探し出します。やがてハイハイを始め、お母さんのところに行きたくて立ち上がり、ヨイショヨイショと歩き出します。
その姿は自信満々で、あくなき挑戦者にすら見えます。できないことばかりなのに、一生懸命にやっているのです。

子供が心を閉じてしまう原因の大半は、親にあった

しかし、だんだん大きくなるにつれて、「隣の子はできているのに、うちの子はできない。なんでできないの?」「あの子は100点取っているのに、なんでうちの子は取れないの?」と、いつの間にか誰かと比べたり社会の常識と比較したりと、親は我が子ができないところばかりに目がいくようになってしまう。

そして子供は次第に、赤ちゃんのころは目を輝かせあんなに挑戦してきたのに、大きくなるにつれ自信がなさそうに首をかしげます。本当は今だって、目には見えないところでも頑張っているのに、見えているところばかりを評価されてしまう…。お母さんもお父さんも、自分の子はできない子なんだとレッテルを貼ってしまうのです。

あんなに優しかったお母さんお父さんが、いつの間にか冷たい目で我が子を見ている。だから子供はとっても悲しい寂しい気持ちになり、優しくしてもらうために、お母さんお父さんの言うことを聞けば良いんだと思ってしまう。お母さんお父さんがなって欲しい大人になれば良いんだと、本当の自分を閉じ込めて心の扉を閉めてしまうのです。

お母さんお父さんに優しくしてもらいたい。だから、お母さんお父さんの言う通りにやってみる。でも、要求が高すぎて追いつかない。できない。いつの間にか自分はダメな奴だと、本人も思ってしまう。

親以外の周りも、さらにできない子だと決めつけていく。だから、とっても辛くなる。自分でも誰かと比較したり、世の中の枠にはめたりして、自分はこの世の中に存在価値がないと誤解してしまう。もともとすごい自信があったにもかかわらず、とても悲しいこと。

そんな自信を失った子供の様子に、親も気づかず誰も助けられないときは、子供は自ら命を捨てるなんてことも…。こんなことにはなってほしくないですね。誰かが手を差し伸べてあげなくてはなりません。

心の扉はこじ開けてはならない。ノックするところから始めるのがコツ

このことは、子供に限った話ではありません。大人にだって当てはまりますし、だいぶ年齢を重ねてからさらにひどくなることも多々あります。上司や家族から非難されたり、昔は仲よくしてくれた友達からもいいように相手にされなくなったりで…。人間誰もが、自分でも気づかないうちに心の扉を閉めてしまっていることは珍しくありません。

固い鎖でがんじがらめにされた心の扉、自分でも気づいていない心の扉。とはいえ、いきなり心の扉を開けようとしても、なかなか開けることはできません。

どうやって固く締まってしまった心の扉を開くのか。

まずは、固く締まった扉にノックをしてみましょう。そこで、ノックの仕方を次回からお伝えしていきます!

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