
「自信と希望に満ち溢れた1年間」にする12の質問
[ 今度こそうまくいく!自信を無理なくつける方法 ]
今年もあと10日、一年間、私の記事を読んでいただきありがとうございました。この連載でお伝えしているように、部下やお子さんに自信をつける上で最も大切なことは、上司や親であるあなたが自分に自信を持つことです。
今回は自分に自信を持つための2022年の振り返りと、2023年の目標設定を私と一緒にしてみましょう。
「えっ、どうやるの?」のと焦った方もいるかもしれませんが、天の声の質問に私が答えていきますので、読者の皆さんは私のように答えてみてください。
ここで大切なのは、偽りの自分で答えないということ。誰かに良く見せようと恰好つけたり、自分はダメな人間だと卑下したりしないことがコツです。偽りの自分にならないための準備から始めましょう。

【Q1】今まで生きてきた人生の中で楽しかったこと、嬉しかったことは何ですか?
(私の場合を答えていきますので、自分なりに考えてみてください。)
「私の場合は、高校・大学とバレーボールに取り組んできたこと。一級建築士に合格できたこと。娘と息子に恵まれたこと。大きな現場の所長として活躍できたこと。商業出版できたこと。なによりも新婚旅行で、ギリシャやイタリアなどに行って世界が広がったことです!」
【Q2】人生の中で感謝していることは何ですか?
「そうですね。父母が丈夫な身体に生んでくれたことです。この連載でお伝えした小学生の頃の恩師が、いたずら坊主だった私に「吉田のピンク、いいね!」と褒めてくれたこと。のろけになってしまいますが、妻にめぐり合えたことです(笑)」
読者の皆さんは、どんなことが思い浮かびましたか。どんな小さなことでも大丈夫です。【Q1】と【Q2】に答えて、偽りの自分でなく本当の自分になれたのではないでしょうか。
【Q3】今年、自分の中で大きく感じた出来事は何ですか?
それでは本当の自分になったところで、今年12月から1月へ遡(さかのぼ)って思い出してみましょう。
「私の場合は
12月は、私を担当してくれている『デジタルデン』の超優秀な編集者と会えたことです。実は同じ大学出身でした。
11月は、ちょっと早めのご褒美で沖縄旅行へ。やっぱり海がきれいでした。
10月は、愛媛県のある製造系の会社にて、丸1日かける研修を計5日間。よくやりました。自分を褒めてあげたいです。
9月は、無事に65回目の誕生日を迎える。ありがたいことです。
8月は、和歌山県の御坊商工会議所にてリアルセミナー開催。やっぱりリアルがいいです。
7月は、浜松の友人にリアルでやっとお会いできました。想像していた通りエネルギッシュな方。
6月は、二人目の孫、璃音(りお)ちゃん誕生。女の子は可愛いです。
5月は、洞爺湖付近の北海道旅行。サミットが行われたウインザーホテルからの夕日と朝の洞爺湖を包む雲海は一生ものでした。
4月は、観音崎感動塾に参加して、表現力と感動力を磨きました。
3月は、結婚39周年で西表島へ。はじめてのカヤック、童心に戻れました。
2月は、長い施設暮らしの母が亡くなりました。生んでくれてありがとう。育ててくれてありがとう。これからも遠くで見守ってください。
1月は、今年を考える一ヵ月でした」
さて、読者の皆さんはどんな出来事があったでしょうか。

【Q4】逆に頑張れなかったこと、逃げてしまったことは何ですか?
「私の場合は、研修やセミナーのアンケートでいただいた質問やお困りごとに応えていないことです。あと、もっと読書をすれば良かったと思っています。それと友人と食事会もしていないな。もう一つ、セミナーエージェントや雑誌社へPRもしていなかった。まだまだたくさんあります」
【Q5】本当はどうしたかったのですか?
「本当は、一つ一つ丁寧にメールやオンラインで回答したり、コーチングしたりできればよかったと思います」
【Q6】何を大切にしてるから、そう思うのですか?
「大切にしていることは、その方とのつながりと、その方への誠実さです」
【Q7】満足のいく結果ではなかったけど、挑戦できたことはなんですか?
「依頼があったセミナーや研修をやり切ったことですかね。いいアイデアが浮かばなくて落ち込んだり諦めそうになったりしましたが、やり切れました」
【Q8】何を大切にしているから、それができたのですか?
「挑戦することですかね。もう一つ、相手への誠実さだと思います」
【Q9】困難だったけど、成果を出したことは何ですか?
一つは、この『デジタルデン』の連載を一年やり続けたことです。たくさんの方から「勇気をもらった」と感想をいただきました。
【Q10】やり切れたのは、どんな考えを変えたからでしょうか?
「完璧でなくてはいけないという考えから、今ある自分のベストを出し切ることが大事だと思うようになりました。昔の私は、完璧でないとダメだと自分を否定したり、できないと他人のせいにしたりしていました。今の自分のベストを尽くせば役に立てるということがわかりました」
【Q11】ここまでを振り返ってみて、どんなことを大切にしたい人でありたいと思いましたか?
「やっぱり誠実さを大切にする人でありたいですね。困っている人を自分のできることで救う人でもありたいと思います」
【Q12】そのことを思うと、どんな感覚になりますか?
「とても良い感覚・状態になります。頭がすっきりしていて、胸は広がる感じ、みぞおちは温かいボールがある感じです。とってもいい感じです」
読者の皆さんも一緒にやってみることで、自分を理解することができ、心の底から「こういう人でありたい」という自分を発見できたのではないでしょうか。
あとは、しめたもの。その「自分の理想像」になることを目指して、2023年の一年間を通して、何をやるか決めてみましょう。
きっと自信に満ち溢れた目標が設定できたと思います。
最後に私を含め自分に贈る言葉をプレゼントします。
『この一年間、私は私なりに自分と向き合ってきました。
その中で、現実から目を背けたり投げやりになったり、人のせいにしたこともあったかもしれない。
それでも、今、こうして一年を振り返り、来年に想いを寄せる私がいる。
それは、私が私の中に“可能性”があることを知っているから。』
誰かと比べないでください。あなたはあなたのままで挑戦してください。
私は2023年、職場のギクシャクをなくし本音で語り合い、本気でがんばれる職場づくりを全力でサポートしていきます。来年もよろしくお願いします。
※参考文献:『心を鍛える技術』秋山ジョー賢司著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
質問と贈る言葉は、秋山ジョー賢司氏によるものです。

人の可能性を最大化させ、日本を再び世界のリーダーにする」という未来実現のために、全国の企業に対し「会社の未来を担う次世代リーダーを育成する」ための活動を行う。
吉田裕児さんの紹介ページは→こちら
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