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自信を失った子供を持つ家庭で…。妻に寄り添うのが解決の最短ルートである理由

[ 今度こそうまくいく!自信を無理なくつける方法 ]

師走の忙しい時期ですが、朝、子供たちが楽しそうに学校に向かう姿は微笑ましいですね。一方、一人ぽつんと寂しい顔した子供がいたりします。どうしたのだろうと心配になります。学校に行きたくないのか、不登校にならなければいいなと思います。

不登校の理由は様々ですが、皆ができることができないということが一つの理由のようです。そのできないことが原因で、いじめにあっているのかもしれません。

不登校の解決策は学校の専門家に任せるとして、今回は、不登校のお子さんを持つ、あるお母さんの実体験から、子供たちが元気になって自信をつけるために大切なこと。夫の家庭への関わり方を2回に分けてお伝えします。特に、仕事が忙しいと言って子育てに関心を持っていない男性陣は必読です。

登校拒否児を持つお母さん。誰も助けてくれないのが現実…

不登校の子供を持つお母さんの辛いことの一つは、学校に「今日も休みます」と伝えることだそうです。ただ、休みますと学校に伝えるだけなのに、その一言がどうしようもなく辛い。

はじめは分からなかったけれど、学校まで10分で行けるところを30分かけて行っていたことに気づき、ショックを受ける。やがては学校に行きたくないと言い出すようになり、無理やり連れて行っても、トイレに隠れてトイレの扉にしがみついて泣き叫ぶありさま。最後には、子供もがまんの限界を超えて吐いてしまって、どうにも手が付けられずに、お母さんも泣きたい気持ちに。

私の子が、なぜ、そうなのか。「なんで?」という言葉が頭の中をぐるぐる回っていく。それなのに、今日も「学校に行きたくない」と言ってくる。だから、「今日も休みます」と学校に言わざるを得ない。

夫や姑からも、「なんで、学校に行かせないの?」と。さらに学校から「学校に来させてください」と皆から責められるばかり。「私だって、我が子に学校に行ってもらいたいと思っているのよ!」と言いたい気持ちも言えない。さらに「この子の将来はどうなるのだろう」と不安でいっぱいになる。

最後は「私が悪いのよ…」と自分で自分を責めてしまう。

困った挙句、信頼をしていた先輩などに相談しても「がまんすることも教えてください」と言われる始末。子供はがまんはしてきたけど、これ以上はできないから学校に行けなくなったのに、世間一般な常識でしか見てくれない。「どうしよう!」と泣きたい気持ちに、でも、誰も、相談する人がいない。

子供はただ好き勝手しているわけではない。お母さんにすごく気を遣っている

子供は子供で、お母さんを困らせているのは自分のせいだと思っている。いけない子だということは分かっている。だから、なんとかお母さんに話をしたいのだけど、言葉を知らない小さい子供にとって、どんなことがあってどんな気持ちでいるのか説明するのは難しい。

お母さんを楽にしてあげたいけど自分にはできない。だから、どんどん子供も自分を責めてしまう。お母さんも子供も不安になるばかり。

そんな話を聞いていると、私のほうも悲しくなってきました。

お父さんたち! 叱咤激励こそ逆効果です

ところが、一番身近な存在である私を含め多くの夫たちは、家族で起きている悲しい現実に向き合っていないのです。学校に行かないのは子供自身の甘えで、その甘えを母親が許していると勘違いしてしまっています。だから、「学校に行かせろ!」とお母さんを責めてしまう。本当は一番分かってほしい人なのに。

この記事を書いている私自身も同じような経験があります。昔、妻に「子供たちが小さい頃、辛いことはなかったかな?」と尋たことがあります。内心そんなことはないと自信はありましたが、その自信は崩壊します。

子育てで忙しい妻に「子供なんてすぐに大きくなる。今だけだよ!」と爆弾発言をしていたらしいのです。自分は忘れていた一言でしたが、妻にとって子育て中に言われて、とても傷ついた一言だったそうです。

振り返ると、仕事が忙しいことを理由に妻の話を聞くこともせず、子育てに向き合っていなかったのだと大いに反省しています。妻に当時のことを謝り、忍耐と頑張りに感謝しています。今の時代なら、家に帰ったら誰もいないということになっていただろうと思います(汗)

私の反省はさておき、現実に起きていることは、子供が学校に行けないことです。その現実を受け止めるしかありません。どんなにお母さんを責めても現実は変えることができないのです。

不登校の子供を持つあるお母さんが、こんなことを話してくれました。「夫が、そうなんだ。学校に行けないのかと現実を受け止めてくれれば、どんなに嬉しいことか…。いろいろ大変だった話を聞いてくれたら、どんなに楽になるか」と。

何か手伝うよりも、最優先すべきは「二人の子供」だという当事者意識を持つこと

精神科医であり小説家の帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)先生は、著書の中で「人は誰も見ていないところでは苦しみに耐えられません。ちゃんと見守っている目があると耐えられるものです」と。

夫婦関係も同じではないでしょうか。「あなたの苦労はこの私がちゃんとわかっているよ」と寄り添ってあげれば、耐えられるのではないでしょうか。

生活スタイルは様々だと思いますが、子育てそのものを手伝うというより、二人の子供だという意識を持って、まず子育ての大変さを理解することが大切だと私は考えます。

どうしようもない途方にくれることでも、夫婦で一緒に耐えてくじけずにいれば必ず出口が見えてくるものです。夫は妻の苦労をまずわかってあげることからはじめれば、きっと妻も夫の苦労をわかってくれるはずです。

次回は、夫として具体的に妻を元気にする方法をお伝えします。お楽しみに!

(※参考文献:帚木蓬生著『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』朝日新聞出版)


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