顔映りのよい「白」をコーディネートに活かしてみよう!

[ ~ わたしを磨く色彩の魔法 ~ ]

12月も半ばですね♪ 街はクリスマスカラーで彩られています。モミの木やヒイラギの葉の「緑」。サンタクロースの服やポインセチア、ヒイラギの実の「赤」。冬に舞う雪の色であり、純粋さの象徴でもある「白」。そして、「金色」「銀色」。目にする景色には、クリアな色みやメリハリの効いた配色が目立ちます。装いの色にも「華やかさ」や「コントラスト」をプラスして、このパーティーシーズンを楽しんでくださいね。

今日は、特別感も演出できる「似合う白」の選び方についてお伝えします。

「白」は特別感を演出できる色

「白」は、ウェディングドレスや白無垢の色。「スタート・リセット・純粋・無垢・決意・理想・可能性・神聖」などのイメージや意味と結びつく色です。

特に「真っ白」に対して、人は「汚したくない」という感覚が無意識に生じるため、緊張感とつながる色でもありますが、同時に「特別感」を演出できる色でもあります。

暗めの色や厚手の生地の装いが増える冬の時期。その服に、いちばん明るい色「白」をプラスすることで、「軽快さ」を感じさせることもできますね。

2022年は「新たな目標に向かって一歩踏み出したい、ステップアップしたい」という思いがある方、スタートや決意のイメージとつながる「白」に背中を押してもらいませんか。洋服や小物の色に選んでみてくださいね。

では、どんな「白」を選ぶとよいかをお伝えしていきます。

「顔映りのよい白」の選び方

「白」を服や小物に選ぼうとする時、店頭では、さまざまな色みの「白」が見つかると思います。

①「ピュアホワイト(真っ白)」や「スノーホワイト」は、濁りがなく、少し「青み」を感じさせる色。
②「ミルクホワイト(乳白色)」は、かすかに色味を感じさせる色。
③「アイボリー(象牙色)」は、薄い灰黄色。
④「オイスターホワイト」は、薄い黄みと灰みを感じさせるオフホワイト色、など。

(※白系の4色の違いが分かりづらいため、実際の色みより少し違いを強調させております)

顔の近くに「白」を選ぶ場合、似合う(顔映りの良い)色みの白を選べば、「肌色」「肌の質感」や「輪郭」を好印象に見せることができます。

トップスの色を選ぶ時には、以下の「色みの違いによる顔の見え方」を参考にしてください。白以外のあらゆる色にも当てはまります。鏡の前で、顔の真下に「2色(以上)」を交互に当てて、自分の顔映りを見比べてみましょう。

◇「青み(ブルーベース)」と「黄み(イエローベース)」の違い

・「青み」を感じる色が似合う場合:肌色が白く、透明感があるように見える
・「青み」を感じる色が似合わない場合:肌色が青白く、不健康な感じに見える
・「黄み」を感じる色が似合う場合:血色が良く、健康的な感じに見える
・「黄み」を感じる色が似合わない場合:肌色がくすんでみえる

◇「清色(せいしょく・濁りの無いクリアな色)」と「濁色(だくしょく・濁りのあるマットな色)」の違い

・「清色」が似合う場合:顔の輪郭がくっきり見え、肌にハリを感じる
・「清色」が似合わない場合:肌の色ムラが目立つ
・「濁色」が似合う場合:顔の輪郭がソフトに見え、肌色が均一に見える
・「濁色」が似合わない場合:ぼんやりと地味な印象になる

自分で分かりにくい場合には、家族やパートナー、友人など近しい人に、客観的な目で見てもらってくださいね。

白を「トップス」「ボトムス」どちらに選ぶ?

次に、トップスとボトムスの配色についてです。トップスを「明るい色」、スカートやパンツなどのボトムスを「暗い色」でコーディネートすると「安定感」が出ます。反対に、トップスにボトムスよりも「暗い色」、ボトムスに「明るい色」を組み合わせると、安定感が崩れる代わりに「躍動感」を演出できます。

ボトムスにいちばん明るい色「白」を選べば、颯爽として軽やかな印象になるのです。軽快な印象をつくりたい時には、ぜひ、スカートやパンツに「白」を選んでみてください。

そして、トップスに「暗めの色」を選んだ場合には、首元に「明るい色」のストールや大きめのアクセサリーを着けてみることをオススメします。顔の近くに「似合う白」などの明るい色を足すことで、「顔色を明るく見せる」ことができるからです。

白を小物で取り入れてみましょう!

トップスもボトムスも濃い色や暗い色を選んだ場合は、バッグやシューズ、ベルト、ストール、アクセサリーなどに「白」を選んでみてください。重たくなりがちな冬の装いに、「軽さ」や「スッキリ感」がプラスされます。

また、鮮やかな色同士を組み合わせる時には、色と色との間に「白」を加えることで、色が馴染みやすくなります。

「似合う白」の効果を活かして、軽やかな気分で冬のオシャレを楽しんでくださいね。今日は「白」の取り入れ方についてお伝えしました。次回もお楽しみに!

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*色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語になっている意味」もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。

*色見本写真:パーソナルカラー研究所スタジオHOW「パーソナルカラー配色カード」より

*参考文献 :『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』佑貴つばさ著 マキノ出版、『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』佑貴つばさ著 ごきげんビジネス出版


「色とココロのコンシェルジュ」、レゼル・ド・マクルール~私色の翼~代表。色彩心理カウンセラー。
「女性を内側からも外側からも輝かせる」ためのセッションやワークショップ、セミナー、企業研修を行い、好評を得ている。佑貴つばささんの紹介ページは→こちら

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