大人の女性「きれい色コーデ」のテクニック【Vol.1】

[ ~わたしを磨く色彩の魔法~ ]

前回まで4回に渡り「黒い服」についてお話しし、特に、【Vol.3】【Vol.4】では「大人の女性が黒に頼ってはいけない理由」をお伝えしてきました。

黒い服のはなし【Vol.3】「大人の女性が黒に頼ってはいけない理由(前編)」はこちらからご覧いただけます。
https://digi-den.net/yuuki-tsubasa/category-psychology/2022/08/07/11465/

黒い服のはなし【Vol.4】「大人の女性が黒に頼ってはいけない理由(後編)」はこちらから。
https://digi-den.net/yuuki-tsubasa/category-psychology/2022/08/21/11737/

これまで、黒、グレイ(グレー)など「無彩色(むさいしょく)」や、紺色などスタンダードな色ばかり選んできた大人の女性の中には、「明るい色」「鮮やかな色」を身に着けることに、躊躇(ちゅうちょ)する方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回から、大人の女性が「きれい色」を着こなすためのテクニックについてお伝えしていきます。ぜひ、新しい色にチャレンジしてみましょう。

まず、「顔映りのいい白」を見つけよう

大人の女性がきれいな色のコーディネートを楽しむとき、最初にして欲しいこと。それは「顔映りのいい白」を見つけることです。白といっても、さまざまな色みがあります。

・濁りがなく、少し青みを感じさせる「ピュアホワイト(真っ白)」
・かすかに色みを感じさせる「ミルクホワイト(乳白色)」
・薄い灰黄色である「アイボリー(象牙色)」
・薄い黄みと灰みを感じさせる「オイスターホワイト」

それぞれの白の「色み」と「顔映りのいい白の選び方」については、こちらの記事を参考になさってください。

顔映りのよい「白」をコーディネートに活かしてみよう!
https://digi-den.net/yuuki-tsubasa/category-psychology/2021/12/12/7586/

「顔映りのいい白」が見つかったら、その色みの白で、次の3つのアイテムを徐々に揃えていきましょう。
・白いインナー
・白いスカーフ、ストール
・白の大きめのネックレス(コットンパールなど軽いものがベター)

さらに
・バッグ
・シューズ(スニーカーでもOK)
・ベルト

などあれば、とても便利です。

顔のそばに「白」を取り入れれば、肌色を明るくみせてくれます。強い色同士の組み合わせや、暗い色同士の組み合わせでコーディネートが重たくなったときにも、「白」を加えることで「スッキリした印象」「軽やかな印象」に変えることができます。「顔映りのいい白」、ぜひ活用してください。

きれい色は「同じ色を2箇所に散らす」と、まとまる

鮮やかな色、華やかな色、明るい色。これまであまりに身に着けてこなかった「きれい色」。いきなり服に選ぶのは気が引けるという方は、まず小ぶりの物、たとえばバッグ、シューズ、ベルト、スカーフ、アクセサリー、時計のベルトなどで「アクセント」として取り入れることから始めてみましょう。

1か所だけにそのきれいな色を使うと、「取ってつけた感じ」になってしまうことがあります。「少し離れた2か所」に同じ色を使ってみてください。バッグとシューズ、ベルトとシューズ、ネックレスとバッグ、ネックレスとブレスレット、という具合です。こうすることで、カラーコーディネートに「まとまり感」を演出することができるのです。

鮮やかな色、可愛らしい色を着るときは「シンプルな形」を選ぶ

大人の女性が、鮮やかな色、華やかな色、可愛らしい色を服に選ぶときのポイント。それは、「形をシンプルにする」ことです。結婚式やその他お祝いの席など盛大なパーティーは別として、ふだんの生活で「きれい色」を服に選ぶときには、「色のイメージ」と「形のイメージ」を合わせ過ぎない方が着こなしやすくなるでしょう。

色も可愛らしく、形も甘い服を選ぶと、洋服が「浮いてしまう」ことがあるかもしれません。甘いイメージの色を選んだら、形はシャープにする。鮮やかな色を選んだら、形はシンプルにする。大人のコーディネートを素敵に魅せるポイントです。

いかがでしょうか? 新しい色にチャレンジ、まずは小さな面積からでOKです。ぜひ、取り入れてみてください。きっと、気持ちも変わっていくはずです。

次回は、「配色」(色と色との組み合わせ)についてお伝えします!お楽しみに!

*色には必ず、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。また、ここで解説している色のイメージ・意味は、色の持つ一般的なイメージ・意味の一部になります。色には、「多くの人の共通語になっている意味」もあれば、「個人的な経験とつながる意味」もあります。「この色は良い色」「この色は悪い色」という区別はありません。

*参考文献 :『なぜ、あなたは「黒い服」を着るのか 人生が変わる色の魔法』佑貴つばさ著 マキノ出版、『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』佑貴つばさ著 ごきげんビジネス出版


「色とココロのコンシェルジュ」、レゼル・ド・マクルール~私色の翼~代表。色彩心理カウンセラー。
「女性を内側からも外側からも輝かせる」ためのセッションやワークショップ、セミナー、企業研修を行い、好評を得ている。佑貴つばささんの紹介ページは→こちら

【佑貴つばささんの著書、そして最近ハマっているものをご紹介します!】

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。