商業出版と自費出版の違い

「本を出したい」と考える人は多いですよね。
本を買いたい人よりも本を出したい人の方が多い、なんてことを言われるくらいです。そして同時に、本を出すのは難しいと感じている人も多いかもしれません。

なぜ、本は簡単には出せないのでしょうか。

1冊の本をつくるのに、300万円も掛かる

本が作られ、販売される過程にはいくつかのパターンがあります。ここでは、よくある一例を簡単に説明しましょう。 

まず、本を出すにはあなたの企画を推薦してくれる編集者と出会わなければなりません。すべてのサポートを委ねることになりますから、編集者との相性・信頼関係は重要なポイントのひとつでしょう。たとえば、このような流れになります。

<出版が決まるまで>
 ①あなた自身が書きたいテーマを絞り込んで、企画案と構成案を作ります。
 ②出版塾や出版プロデューサー、出版社の窓口などを介して出版社にアプローチします。
 ③編集者があなたの企画に関心を持てば、連絡が入り、打ち合わせへと進みます。
 ④その企画案・構成案をもとに編集者が社内会議(編集会議)のための企画書をまとめます。
 ⑤編集会議で企画が通り、提示される条件に合意すれば本になることが決まります。

<出版が決まったあと>
 ⑥担当編集者とさらに詳細な打ち合わせを行い、本の構成、アプローチ方法などを決めます。
 ⑦いよいよ執筆の始まりです(本になると決まる前から原稿を書く人もいます)。
  或いはライターがあなたに取材をして代筆します。
 ⑧原稿の執筆が終わると、編集者が校正を行い、あなたが確認をします。
 ⑨表装や中身のデザイン・レイアウトについても、あなたの意見も聞いてくれるかもしれません。
 ⑩印刷、製本の過程を経て、本が出来上がります。

出版社は完成した本を流通させるために、取次(出版業界における卸問屋のような存在)とのやり取りや、書店への営業活動を行います。そうすることで本は書店に並びます。さらに、より多くの人に知ってもらい、買ってもらうために、広告やイベントなどのプロモーションを実施することもあります。こうして、やっと本が売れるのです。

本を商業的に出版するためには、このように幾つもの段階を経る過程があり、実に、300万円ほどの経費が掛かります。だから、誰でもすぐに「本を出す」という訳にはいかないのですね。

商業出版と自費出版・同人誌の違い

前述した、出版にかかる全ての経費を誰が負担するのか?
それが商業出版と自費出版の違いになります。

商業出版は、制作、流通、販売に掛かる費用を出版社が負担して本をつくる出版形式のことです。
対して自費出版は、必要な経費を著者本人が負担して本をつくる出版形式のことです。
同人誌は、同じ趣味や主義、目的を持つ人が集まり、自らが資金を出し、執筆、編集、発行する雑誌のことで自費出版の一つといえます。

余談ですが、「商業出版の本と自費出版の本を、見分ける方法はありますか?」と聞かれることがあるので、少しだけ触れておきますね。

もし今、単行本など紙の書籍を手元にお持ちでしたら、裏表紙をご覧になってみてください。
ここに「 ISBN コード」が無ければ「自費出版」です。「ISBN コード」が有る場合には「商業出版」「自費出版」のどちらのケースもあり得ます。その場合は、どこの出版社から刊行されたかが、判断の目安になるでしょう。

ただ最近は、これまで商業出版を専門に行ってきた出版社の中でも、かなり多くの会社が「自費出版」に乗り出しています。そうなると、出版社名だけでは判断できない場合も多いのです。

なお、デジタルデンの出版事業は「商業出版のみ」を取り扱っています。

商業出版をする意味

あなたが、今「本を出したい」としたら・・・
商業出版と自費出版のどちらを希望していますか? 商業出版と自費出版には、次のような違いもあります。

商業出版の本は「読者が求めていて、売れるもの」であることが前提です。出版社と読者のニーズに応える必要があり、著者が書きたいものと合致するとは限りません。
しかし、商業出版には、出版社に費用を負担してもらうこと以外にも、大きなメリットがあります。
取次などを通して「全国展開」が可能になったり、プロモーションを通じて、より多くの人に「著書」と「著者」のことを知ってもらえるのです。

一方、自費出版の最大のメリットは「自分が作りたい本」が作れることでしょう。その分、費用を負担したり、自身で販促活動をする必要があります。

それぞれに、良い点があります。
それでも、多くの方が商業出版を希望しているのはなぜでしょうか。

ひとつめの理由は出版社が費用を負担してくれることです。
ふたつめの理由はより多くの読者に届けられることでしょうか。
そして、もうひとつの理由には「ブランディング」があるかもしれません。
商業出版が決まること=費用をかけて出版する価値があると出版社が認めた証しだからです。
ですから、出版をブランディングに活かしたいと考える方は「商業出版」を選ぶのが良いかもしれませんね。

さて、あなたは「商業出版」に興味がありますか?
こちらの記事 ” ビジネスに活かす出版の必然 ” では、商業出版がビジネスにもたらす大きなメリットについて、詳しくお伝えしています。ぜひ、ご覧ください。


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